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【U18日本代表】本田蕗以やトンプソンヨセフハサンら17名が日韓中ジュニア大会に向けて始動!エントリーキャンプ招集メンバーを発表

U18男子日本代表、2025年「日・韓・中ジュニア交流競技会」に向けて本格始動


日本バスケットボール協会(JBA)は2025年7月2日、U18男子日本代表が8月に開催予定の「第33回日・韓・中ジュニア交流競技会」に向けたエントリーキャンプの実施を発表し、あわせて参加メンバー17名のリストを公開しました。

今回の代表チームを率いるのは、名門・福岡大学附属大濠高校の片峯聡太コーチ。将来の日本代表を担うであろう逸材たちが一堂に会するこのキャンプでは、国内外の注目を集める選手たちが名を連ねています。

平均身長187.1cm、平均年齢16.5歳の次世代戦士たち

エントリーキャンプに招集された17名は、平均身長187.1cm、平均年齢16.5歳と、既にフィジカル面でも高いポテンシャルを有しています。

注目選手の一人が、「Basketball Without Borders Asia 2025(BWB Asia 2025)」に選出された本田蕗以(福大大濠)。国際舞台での経験を持ち、多彩なスキルと柔軟な対応力が持ち味のスモールフォワードです。

また、福岡第一高校のトンプソンヨセフハサンは攻守に優れた万能型SGとして評価が高く、東山高校の中村颯斗もJr.NBAショーケース出場経験を持つ実力派ポイントガードです。

強豪校からの選出とユースクラブからの注目選手


新潟の名門・開志国際高校からは今回最多となる3名が選出されました。ジョーンズ堅太(PG)髙橋歩路(SG/SF)池田楓真(PG)はいずれも攻守のバランスに優れた選手で、チーム全体の戦術理解にも長けた人材です。

また、今回唯一のBリーグユース所属選手として、横浜ビー・コルセアーズU18の江原行佐(SF/PF)が参加。プロ直下の育成システムで鍛えられた彼のプレーには特に注目が集まります。

未来のスター候補が集う!キャンプ参加メンバー一覧


以下は、JBAが発表したU18男子代表候補の全17名のリストです。

  • 鈴木辰季(C/195cm/17歳/桐光学園高校)
  • 畠山颯大(PG/174cm/17歳/八王子学園八王子高校)
  • トンプソンヨセフハサン(SG/184cm/17歳/福岡第一高校)
  • 馬越光希(SG/189cm/17歳/中部大学第一高校)
  • ジョーンズ堅太(PG/183cm/17歳/開志国際高校)
  • 中村颯斗(PG/178cm/17歳/東山高校)
  • 音山繋太(SF/195cm/17歳/中部大学第一高校)
  • マクミランアレックス(PF/195cm/17歳/沖縄水産高校)
  • 髙橋歩路(SG/SF/187cm/16歳/開志国際高校)
  • 藤原弘大(SG/182cm/16歳/北陸学院高校)
  • 本田蕗以(SF/190cm/16歳/福岡大学附属大濠高校)
  • 新井伸之助(SG/188cm/16歳/東山高校)
  • 澤近一颯(SG/188cm/16歳/高知学芸高校)
  • 飯田渚颯(C/193cm/16歳/土浦日本大学高校)
  • 江原行佐(SF/PF/193cm/16歳/横浜ビー・コルセアーズU18)
  • 池田楓真(PG/172cm/16歳/開志国際高校)
  • 後藤大駕(C/195cm/16歳/浜松開誠館高校)

スタッフ体制も充実、経験豊富な指導陣がサポート

選手たちをサポートするコーチ陣・スタッフも、全国レベルでの指導経験を持つ精鋭がそろっています。チーム作りの鍵を握る指導体制は以下の通りです。

  • ヘッドコーチ:片峯聡太(福岡大学附属大濠高校)
  • アシスタントコーチ:泉直哉(徳島県立鳴門渦潮高校)
  • アシスタントコーチ:濱屋史篤(北陸学院高校)
  • チームリーダー:常田健(中部大学第一高校)
  • アスレチックトレーナー:山本愛乃(JBA)
  • チームマネージャー:髙木歩幸(JBA)

キャンプは7月3日スタート、味の素ナショナルトレーニングセンターで実施

エントリーキャンプは2025年7月3日から東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでスタート。ここでの成果が、8月の「第33回日・韓・中ジュニア交流競技会」本番でのパフォーマンスに直結します。

この交流競技会は、日中韓3か国のU18代表が集結する国際舞台であり、若手選手にとっては海外の強豪と対戦できる貴重な機会です。

次世代の日本代表候補たちの成長に期待

U18カテゴリーは、将来的にA代表を担う選手を輩出する“登竜門”です。近年では河村勇輝や富永啓生など、U世代代表を経て世界に羽ばたいた選手も多く、今回のメンバーにもその可能性を秘めた選手が揃っています。

今後の彼らの動向は、日本バスケットボール界全体にとって重要な意味を持ちます。キャンプの成果、代表本番でのプレー内容にも引き続き注目していきましょう。

まとめ:若き才能たちが切り拓く日本バスケの未来

U18男子日本代表のエントリーキャンプには、全国の有望選手が集結しました。彼らの成長と挑戦は、日本バスケの未来を照らす希望そのものです。

「第33回日・韓・中ジュニア交流競技会」での活躍に期待が高まる中、国内外からの注目も集まることでしょう。今後もU18代表の動向を追い続け、日本の若きスターたちの軌跡を見届けましょう。

【移籍情報】ティム・ソアレスがNBLシドニー・キングスと再契約!越谷アルファーズ退団後の新たな挑戦とは?

ティム・ソアレスがオーストラリアNBLの強豪・シドニー・キングスと契約

2025年7月2日、B1リーグ・越谷アルファーズを退団したティム・ソアレス選手が、オーストラリアのナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)に所属する名門「シドニー・キングス」との1年契約を締結したことが正式に発表されました。28歳のソアレスは、これにより自身のキャリアにおいて再びオーストラリアでの挑戦を迎えることになります。

ソアレスのプロフィールとキャリアハイライト

ティム・ソアレスは、ブラジル出身のセンターで、身長211cm、体重107kgという恵まれた体格を持つインサイドプレーヤーです。ヨーロッパでプロキャリアをスタートさせ、その後アジアやオーストラリアのクラブでも経験を積んできました。

日本のBリーグには2023-24シーズンから参戦し、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを経て越谷アルファーズに加入。昨シーズンはB1リーグの58試合に出場し、平均13.9得点、6.2リバウンド、2.5アシスト、さらに3ポイント成功率38.5%という優れたスタッツを記録しました。特にセンターながら高精度の3ポイントシュートを武器とし、モダンなストレッチ5として注目されてきました。

かつての古巣、シドニー・キングスへの復帰

今回契約を交わしたシドニー・キングスは、ティム・ソアレスにとっては初めてのチームではありません。彼は2022-23シーズンにも同チームでプレーし、その年に優勝を果たしています。再びシドニーのユニフォームを着ることが決まったソアレスは、クラブを通じて以下のようにコメントを発表しています。

「シドニーに戻ってプレーする機会をずっと願っていました。このチャンスを再び手にすることができて、本当に興奮しています。」

再びコンビを組むゼイビア・クックスとの相性

今回の移籍で再注目されているのが、元千葉ジェッツ所属で現在シドニーに在籍するゼイビア・クックスとの連係プレーです。ソアレスは次のように述べています。

「2022-23シーズンにはクックスと素晴らしいケミストリーがありました。私が外に開くことで、彼がリングへアタックするスペースができる。あの連係はチームにとって大きな武器でした。」

この発言からも、かつての黄金コンビ復活に対する期待が高まっていることがうかがえます。

ヘッドコーチ・ゴージャンの評価と期待

シドニー・キングスを率いる名将ブライアン・ゴージャンヘッドコーチも、ソアレスの獲得に対して高い評価を示しました。

「我々にはインサイドで身体を張れる存在が必要でした。ソアレスはそのニーズにぴったり合致する選手です。さらに、彼を知る全ての人が“素晴らしい人物だ”と口を揃えて語っています。ロッカールームでもコート上でも、彼は重要な存在となるでしょう。」

このコメントからも、単なるプレーヤーとしての能力だけでなく、チーム内での人間性やリーダーシップにも大きな信頼が寄せられていることが分かります。

シドニー・キングスとは?NBLを代表する強豪クラブ

シドニー・キングスはオーストラリア・NBLを代表する伝統的な強豪クラブで、近年は数度のリーグ制覇を果たしている常勝軍団です。2022-23シーズンには、ソアレスとクックスのコンビを擁してリーグ優勝を達成しました。オーストラリア出身のNBAプレーヤー、マシュー・デラベトバなども在籍し、国際色豊かなチームとしても知られています。

BリーグとNBL、2つのプロバスケリーグをまたぐグローバルなキャリア

ティム・ソアレスのように、BリーグとNBLの両方で活躍する選手は、バスケットボール界でも注目の的です。近年、日本のBリーグはその競技レベルと環境整備により世界から高い評価を受けており、多くの外国籍選手が日本に魅力を感じてプレーしています。

一方、NBLはNBAとの距離も近く、NBAへの登竜門的存在として若手選手や再起を目指すプレーヤーにとって重要な舞台です。ソアレスのようなプレースタイルを持つ選手は、どちらのリーグでも非常に重宝される傾向にあります。

越谷アルファーズでの貢献とファンへの感謝

越谷アルファーズにとっても、ティム・ソアレスの存在は大きなものでした。彼の高さとシュート力はチームにとって大きな武器となり、多くの試合で勝利に貢献しました。ファンからの支持も厚く、SNSでは別れを惜しむ声も数多く寄せられています。

彼が自由交渉選手リストに登録されたのは2024年5月14日で、その時点で多くのクラブから注目を集めていたことも事実です。その後の交渉を経て、今回のNBL復帰となった形です。

今後の展望と注目ポイント

ティム・ソアレスが再びシドニー・キングスでプレーすることで、どのような化学反応が生まれるのかに注目が集まります。クックスとの再連係、NBLの高い競技レベルへの適応、そしてNBAや他国リーグへのステップアップも視野に入れたプレーなど、期待されるポイントは多岐に渡ります。

また、Bリーグファンにとっても、元越谷アルファーズのエースが世界の舞台でどのように活躍するかは見逃せない要素です。NBLは日本からも視聴が可能なため、ソアレスのプレーを引き続き応援することができます。

まとめ:ティム・ソアレスのグローバルな挑戦に注目

今回のシドニー・キングスとの契約は、ティム・ソアレスにとって“帰還”とも言える再スタートです。かつて優勝を果たしたクラブに戻り、再び仲間と共に頂点を目指すその姿勢は、スポーツマンとしても非常に魅力的です。

今後の活躍が大いに期待されるソアレス。彼の挑戦を通じて、BリーグとNBLの関係性や、グローバルなバスケットボールの潮流を感じ取ることができるでしょう。

ピストンズがロビンソン&ルバートを補強!射程と突破力で攻撃力を強化

ピストンズが2人の実力派を獲得、攻撃力アップへ本格始動

2025年7月1日(現地時間6月30日)、デトロイト・ピストンズはフリーエージェント(FA)となっていたシューターのダンカン・ロビンソンと3年契約を締結。また、キャリス・ルバートとも2年契約を交わしたことが報じられた。昨季イースタン・カンファレンス6位でプレーオフ出場を果たしたチームは、さらなる飛躍に向けて着々と戦力の補強を進めている。

ダンカン・ロビンソン、屈指のシューターがピストンズに加わる

ピストンズは、マイアミ・ヒートからFAとなっていたダンカン・ロビンソンと3年総額4800万ドル(約68億円)で契約。契約はサイン&トレード形式で成立し、見返りとしてフォワードのシモーネ・フォンテッキオをヒートに送る形となった。

ロビンソンは身長201cm・体重97kgのウイングプレーヤーで、ドラフト外からヒートに加入し頭角を現した苦労人。昨シーズンは74試合に出場し、平均24.1分間のプレーで11.0得点、2.3リバウンド、2.4アシストを記録。3ポイント成功率は39.3%と高水準を維持し、1試合平均2.6本を成功させた。

特筆すべきは、ロビンソンのシューターとしての安定性と経験値。かつてNBAファイナルの舞台も踏んでおり、ピストンズにとってはオフ・ボールでも脅威となる貴重な戦力だ。

マリーク・ビーズリー問題とロビンソン獲得の背景

実はピストンズは、当初マリーク・ビーズリーと同額(3年4800万ドル)での再契約を予定していた。ビーズリーは昨季、平均16.3得点、3P成功率41.6%とロビンソン以上の数字を記録していたが、スポーツ賭博への関与が疑われ連邦捜査の対象となったことで契約交渉が頓挫。この状況を受け、代替案として浮上したのがロビンソンだった。

その結果、シュート力という点ではビーズリーに匹敵し、チームのスタイルにフィットしやすいロビンソンの獲得に踏み切った形となる。

キャリス・ルバートも獲得、攻撃の多様性を確保

同日に報じられたもう1つの補強がキャリス・ルバートとの契約だ。ピストンズはルバートと2年2900万ドル(約41億円)で契約に合意。昨シーズン、ルバートはクリーブランド・キャバリアーズとアトランタ・ホークスで計64試合に出場し、平均24.9分で12.1得点、3.2リバウンド、3.4アシストを記録した。

198cm・92kgの体格を活かし、スラッシャーとしての突破力と得点力を兼ね備えるルバートは、ピストンズのセカンドユニットや終盤の勝負所で大きな役割を担うことが期待されている。特にケイド・カニングハムとのガードコンビは、多彩なオフェンス展開を可能にするだろう。

若手主力とベテラン新戦力の融合が鍵

今回の補強により、ピストンズのロスターはさらに厚みを増した。すでに契約下にあるのは、エースのカニングハムに加え、センターのジェイレン・デューレン、ベテランのトバイアス・ハリス、爆発力を秘めたジェイデン・アイビー、守備の要アサー・トンプソン、そしてアイザイア・スチュワートといったタレントたちだ。

そこにロビンソンとルバートという即戦力が加わることで、外角とペネトレイト両面においてバランスの取れたオフェンスが組めるようになる。特にロビンソンはディフェンスを外に引き付ける役割、ルバートはドライブからの得点とディッシュが持ち味であり、ピストンズの攻撃に新たな選択肢をもたらす。

2025年シーズンの展望と注目ポイント

プレーオフ復帰を果たした2024-25シーズンを経て、さらなる上位進出を目指すピストンズにとって、今回の補強は単なる戦力追加にとどまらず、チームの方向性を象徴するものとなるだろう。若手の成長とベテランの安定感の融合、そして明確なシュート戦略の構築がシーズンの鍵を握る。

これまで下位に甘んじてきた時期を経て、再建から本格的な競争へと舵を切るピストンズ。新たなシーズンは、チームにとって重要な転換点となるに違いない。

田中こころ、FIBA女子アジアカップへ決意表明「アウェーがお葬式みたいになるのが好き」

中国との強化試合での敗戦から得た手応え


2025年6月28日、「FIBA女子アジアカップ2025」に向けた第4次強化合宿中の女子日本代表(FIBAランキング9位)のメディア対応が行われ、注目の若手・田中こころ(ENEOSサンフラワーズ)が登壇。6月上旬に開催された強化試合での手応えや今後の意気込みを語った。

田中は「三井不動産カップ2025(愛知大会)」でA代表初招集ながらスタメンポイントガードとしてチームをけん引し、大会MVPを獲得。続く中国遠征では2連敗を喫したが、「課題は多かったけど、スピードやシュート力は出せた」と成長への自信を見せた。

“高さ”だけではない現在の中国代表に驚き

田中はU18日本代表時代にも中国と対戦経験があり、「当時は長身選手にボールを入れて得点するだけだった」と語る。しかし今回の中国代表は「ガードも技術が高く、個々のスキルもまったく違う」と印象を新たにした。

それでも、日本代表らしく「速いバスケット」を展開すべく、ポイントガードとしての自覚を強調。「ボールプッシュを意識して、攻撃の起点として責任を持ちたい」と意気込んだ。

「アジアNo.1ガード」への期待と進化する意識

高校時代はシューティングガードとして活躍した田中。しかし、現ヘッドコーチのコーリー・ゲインズ氏からは「アジアで一番のガードになれる」と高く評価されており、田中自身も「その期待に応えたい」と強い決意を表明。

当初は新ポジションへの不安もあったが、「何でもしていいポジションだとコーリーに教わってからは、考え方が変わった」と語り、今では攻守に渡る司令塔としての自覚が芽生えている。

完全アウェーも歓迎「シーンとなるのが好き」

田中は観衆1万人超の有明アリーナでも「緊張は少しあるけど、思いきってやるだけ」と語る。中国遠征では観客全員が相手チームを応援する完全アウェーの雰囲気だったが、「逆に好き」とメンタルの強さを見せた。

「誰も私を見ていない感じがする中で、活躍するとベンチ側が黙って、シーンとなるのがすごい好き。アウェーが急にお葬式みたいになるのがいい」と独特の表現で強心臓ぶりをのぞかせた。

アジアカップは通過点、さらなる進化へ

田中は「アジアカップは通過点」と語りつつ、今大会でも全力でアピールする意向を示した。「シュート力はもちろん、パスやアグレッシブなディフェンスなど、新しい一面も見せたい」と語り、ポイントガードとしての新たな引き出しを増やしつつある。

まとめ|“新時代の司令塔”として世界へ

中国戦での敗戦にも前向きに向き合い、自らの成長と責任を実感している田中こころ。速い展開と強気な姿勢を武器に、アジアの頂点を目指すチームをけん引していく姿に、今後ますます注目が集まるだろう。

大胆かつ繊細なプレースタイルに加え、観客を黙らせるほどのメンタル。田中こころは、“次世代の司令塔”として、FIBA女子アジアカップの舞台で一躍ヒロインとなる可能性を秘めている。

【NBA挑戦】ケヴェ・アルマがシクサーズで3度目のサマーリーグ出場へ!Bリーグから再びアメリカの舞台に挑戦

ケヴェ・アルマ、NBAサマーリーグでシクサーズと再び挑戦


2025年7月2日、Bリーグの琉球ゴールデンキングスは、所属するケヴェ・アルマがフィラデルフィア・セブンティシクサーズの一員としてNBAサマーリーグに出場することを公式発表しました。アルマにとって今回が3度目のサマーリーグ挑戦となり、アメリカの舞台での再起に期待が集まります。

アルマのプロフィールとこれまでのキャリア

現在26歳のケヴェ・アルマは、身長206cm、体重107kgのパワーフォワード兼センター。バージニア工科大学を卒業後、2022−23シーズンに新潟アルビレックスBBでプロキャリアをスタートしました。その後、韓国KBLの蔚山モービスフィバスで1シーズンを過ごし、2024−25シーズンから琉球ゴールデンキングスに加入しています。

琉球での最新シーズンでは、レギュラーシーズン55試合に出場し、1試合平均13.3得点、5.6リバウンド、2.0アシストという安定したパフォーマンスを披露。インサイドの柱としてチームを支えました。

サマーリーグでの過去の実績と今回の日程


アルマが初めてNBAサマーリーグに出場したのは2022年、メンフィス・グリズリーズの一員として参加。その後2024年にはシクサーズのサマーリーグメンバーに選ばれ、8試合で平均9.8得点、5.4リバウンドといった成績を残しました。

今回の2025年のサマーリーグでは、シクサーズは現地時間7月5日に開幕。ソルトレイクシティでの3試合、続いてラスベガスで4試合を予定しています。アルマにとっては自らの実力をアピールする貴重な機会となります。

NBAを目指すBリーグ選手の中でも貴重な存在

Bリーグ所属選手でNBAサマーリーグに参加するのは、アルマで今季3人目。これに先立ち、富永啓生(レバンガ北海道)はインディアナ・ペイサーズと、馬場雄大(長崎ヴェルカ)はニューヨーク・ニックスとそれぞれサマーリーグ契約を結び、アメリカの舞台に挑戦しています。

アルマは外国籍選手ながらもBリーグ経由で再びNBAへの扉を叩こうとしており、Bリーグの存在感を国際的に高める存在としても注目されています。

アルマが目指すNBA契約への道


NBAサマーリーグは、若手やフリーエージェントが本契約を勝ち取るための登竜門です。アルマが所属するシクサーズは近年、選手育成に定評のある球団としても知られ、多くのGリーグ出身者やサマーリーグ組がロスター入りしています。

アルマが今回のシリーズでインパクトを残すことができれば、NBAやGリーグ、あるいはヨーロッパリーグからのオファーが舞い込む可能性も。彼にとって重要なキャリアの転換点となるのは間違いありません。

BリーグとNBAの橋渡し役としての価値

ケヴェ・アルマのように、日本のプロリーグで活躍しながら海外へ挑戦する選手が増えることで、Bリーグの国際的評価も着実に上昇しています。今後もBリーグを経由したNBA挑戦ルートが一般化していけば、リーグ全体の魅力と競争力向上にもつながるでしょう。

また、Bリーグファンにとっても、所属クラブの選手が世界の舞台で戦う姿を見ることは大きな誇りであり、バスケットボール人気のさらなる拡大にも寄与すると期待されます。

まとめ|3度目の挑戦、ケヴェ・アルマが掴むかNBAの夢

NBAサマーリーグ2025にて、ケヴェ・アルマがフィラデルフィア・セブンティシクサーズの一員として3度目の挑戦に挑みます。過去の経験とBリーグでの実績を武器に、今夏こそ本契約を掴み取れるのか。注目の戦いが、ソルトレイクシティとラスベガスで間もなく幕を開けます。

マイルズ・ターナーがバックス移籍!リラード解雇の背景に2つのアキレス腱断裂の悲劇

マイルズ・ターナーがミルウォーキー・バックスと大型契約を締結

2025年7月2日、ミルウォーキー・バックスがフリーエージェント(FA)となっていたビッグマン、マイルズ・ターナーと契約を締結したことが明らかになりました。現地メディア『ESPN』の記者シャムズ・シャラニアによれば、契約内容は4年総額1億700万ドル(約153億円)で、最終年となる2028-29シーズンはプレイヤーオプションが付帯しています。

ターナーはこれまでインディアナ・ペイサーズ一筋でプレーしてきた中心選手であり、今回の移籍はリーグ全体に衝撃を与えるニュースとなりました。

ペイサーズ残留を望んだターナー、チームの方針転換で決断


ターナーは2015年NBAドラフトで全体11位指名を受け、ペイサーズに入団。以降10シーズンにわたり同チームで活躍し、2019年・2021年にはリーグのブロック王に輝いた実績を持ちます。守備においては屈指の存在感を放ち、「ペイント内の番人」として高く評価されてきました。

そんなターナー自身は、ペイサーズ残留を強く希望していたとされますが、主力ガードであるタイリース・ハリバートンがアキレス腱断裂という重傷を負い、長期離脱が確定。これを受けて球団は再編とラグジュアリータックスの回避を優先し、方針を転換。ターナーとの再契約交渉は打ち切られる形となり、FA市場での移籍が現実となりました。

ターナーの加入でフロントライン強化を図るバックス

ターナーが加わることで、バックスのフロントコートはさらに強固なものとなります。彼のリムプロテクト能力やピック&ロールへの対応力、さらには3ポイントシュートも放てる現代型センターとしての万能性は、ヤニス・アデトクンボとの共存にも適しており、大きな武器となるでしょう。

バックスは2024-25シーズンに『NBAカップ』を制覇するなど高い競争力を誇りましたが、さらなるタイトル獲得を目指してロスターの再構築を急いでいます。その中心に据えられるのが、ターナーの存在というわけです。

リラード解雇の衝撃:アキレス腱断裂が引き金に


今回のターナー獲得にあたり、バックスはキャップスペース確保のため、デイミアン・リラードを解雇するという衝撃的な決断を下しました。2023年にポートランド・トレイルブレイザーズからバックスに移籍したリラードは、加入直後からアデトクンボとともにチームの中核を担い、『NBAカップ』制覇にも貢献しました。

しかし、2025年3月に深部静脈血栓症と診断され離脱。その後プレーオフ第1ラウンドで復帰するも、第4戦でアキレス腱を断裂するという不運に見舞われました。これにより長期離脱が決定的となり、バックスは将来を見据えた戦略として彼を放出する判断を下したとされています。

リラードとの契約残額は5年分割で支払いへ

リラードとの契約はまだ2年1億1300万ドル(約162億円)分が残っており、バックスはこの金額を今後5年間にわたって分割して支払うことになりました。サラリーキャップに対する影響を抑えつつ、戦力の若返りと再構築を進める方針が浮き彫りとなった形です。

一方で、リラード自身が完全復活した際には再びリーグのトップレベルで活躍する可能性も高く、今後の去就にも大きな注目が集まっています。

2人のビッグネームに共通するアキレス腱断裂という不運

今回の動きで特筆すべきは、マイルズ・ターナーとデイミアン・リラード、そしてタイリース・ハリバートンといった主力選手たちが相次いでアキレス腱断裂という重傷に見舞われたことです。この“負傷ドミノ”が、チーム編成に大きな影響を与え、連鎖的にFA市場やキャップ運用にまで影響を及ぼしました。

いずれの選手もチームの中心であり、かつてのNBAを牽引してきたスターであるだけに、その離脱と移籍劇はファンにとっても衝撃的な出来事でした。

バックスの今後は?アデトクンボ&ターナー新体制に注目

リラードを放出し、マイルズ・ターナーという新たなピースを得たバックスは、ヤニス・アデトクンボを中心に新たな体制を構築しようとしています。サイズと機動力を兼ね備えたターナーは、ディフェンスの要として機能することが期待されており、攻守両面での相乗効果が注目されます。

また、若手選手の成長も重要な要素となりそうです。ターナーの加入によって、内外でのバランスが整い、より多様な戦術が可能になると見られています。

スター選手の去就がチームの命運を左右する時代へ


今回の一連の動きは、現代NBAにおいてスター選手の去就がいかにチームの将来を左右するかを如実に示した例となりました。1つの負傷が複数の移籍・解雇・契約構造にまで波及するという現象は、今後も続く可能性があります。

ミルウォーキー・バックスとマイルズ・ターナーの新たな挑戦、そしてリラードの再起に、多くのバスケットファンが注目する2025−26シーズンとなりそうです。

【NBA移籍】ジョーダン・クラークソンがジャズ退団へ|ニックスと契約合意間近

ジョーダン・クラークソンがユタ・ジャズを退団|FAで新天地へ

2025年7月1日(現地時間6月30日)、NBA屈指のスコアラーであるジョーダン・クラークソンが、ユタ・ジャズとの契約をバイアウト(買い取り)により終了し、完全フリーエージェント(FA)となることが報じられた。新天地としては、ニューヨーク・ニックスとの契約が最有力と見られている。

クラークソンは長年にわたりジャズの得点源として活躍し、特にベンチからの出場で存在感を放ってきた。今回のFA化は、ニックスのセカンドユニット強化の鍵を握る大きな動きとして注目されている。

ジョーダン・クラークソンとは?プレースタイルと実績

現在33歳のジョーダン・クラークソンは、身長190cm・体重87kgのコンボガード。ガードとしてはサイズに恵まれ、爆発的な得点力と瞬発力を武器とするスコアラー型プレイヤーだ。

2020–21シーズンにはNBA最優秀シックスマン賞を受賞。その実績は伊達ではなく、ベンチスタートながら試合の流れを変えるインスタントオフェンスとしてリーグ屈指の評価を得ている。

2024–25シーズンの主なスタッツ(ジャズ)

  • 出場試合数:37試合
  • 平均得点:16.2点
  • 平均リバウンド:3.2本
  • 平均アシスト:3.7本
  • 3ポイント成功率:36.2%(平均2.3本成功)

試合数こそ限られていたものの、シュート効率とプレーメイクの両面で安定感のある成績を残している。

ベンチからの得点力はリーグ随一

NBAのスタッツメディア『StatMuse』によると、クラークソンは2020年以降、ベンチ出場で通算4,589得点を記録。これは同期間のベンチスコアランキングでリーグ1位に相当する数字であり、2位のマリーク・モンク(3,882点)を大きく上回る。

この記録が示す通り、ベンチにいるだけでチームの攻撃力が飛躍的に向上するのがクラークソンの強みだ。

新天地はニックスへ|ブランソン&ブリッジズとの共演に期待

ESPNの報道によれば、クラークソンはニューヨーク・ニックスとの契約が間近に迫っており、すでに交渉は最終段階に入っている模様。

今季のニックスは、ジェイレン・ブランソンや新加入のミケル・ブリッジズなどを中心にプレーオフ進出を狙うチーム編成を進行中。クラークソンの加入により、ベンチユニットの得点力と経験値が大幅にアップする見込みだ。

特にブランソンが先発として大量の得点を担う中、クラークソンが交代で試合のテンポを変える“第2の火力”として機能すれば、ニックスはより柔軟で厚みのある攻撃オプションを手にすることになる。

キャリアの再構築か?クラークソンが狙うもう一花

クラークソンはロサンゼルス・レイカーズでキャリアをスタートさせ、その後キャブス、ジャズと移籍を重ねてきた。ジャズ在籍中は約6年間にわたり中心選手として信頼を集め、2020–21のシックスマン賞受賞もその集大成だった。

しかし、ジャズは現在再建モードに入りつつあり、クラークソンのような即戦力型スコアラーよりも若手中心の育成へと舵を切っている。そうしたチーム方針の変化を受け、今回のバイアウトに至ったと見られる。

新たに加入が見込まれるニックスでは、プレーオフ進出はもちろん、チャンピオンシップを狙う上で重要な「勝てるベテラン」としての役割が期待されている。

まとめ|ジョーダン・クラークソン、勝負の1年へ

ベンチから試合を決められる数少ないスコアラー、ジョーダン・クラークソン。彼の退団はジャズにとって一つの時代の終わりを意味し、ニックスにとっては再びプレーオフ上位進出を狙う大きな材料となる。

「シックスマンの代名詞」とも言えるクラークソンの新たな挑戦が、どのような結果を生むのか。今後の動向から目が離せない。

【スリーポイント完全ガイド】歴史・ルール・距離の違いからNBA記録まで徹底解説

スリーポイントフィールドゴールとは?

スリーポイントフィールドゴール(3PFG)とは、バスケットボールのスリーポイントラインの外側から放たれたシュートがゴールに入ることで、3点が加算される得点方法です。2点の通常のフィールドゴールに比べ、より高い価値を持ち、現代バスケットボールでは欠かせない要素となっています。

このシュートは「スリーポイントショット」「スリー」「3ポイント」などとも呼ばれ、NBAの実況中継では「フロム・ダウンタウン(遠くから)」と表現されることもあります。

スリーポイントのルールと成立条件

スリーポイントが認められるためには、以下の条件を満たす必要があります:

  • シュート時に両足がスリーポイントラインの外側に完全に位置していること
  • ジャンプシュートの場合は、ボールリリース時にラインを踏んでいなければOK。着地時に踏んでいても得点は3点として認められる

また、スリーポイントシュート中にファウルを受けた場合:

  • ショット成功時:3点+フリースロー1本 → フォーポイントプレー
  • ショット失敗時:フリースロー3本

通常の「アンドワン(2点+フリースロー1本)」とは明確に区別されます。

スリーポイントの距離と国際ルールの違い

 

スリーポイントラインの距離は、リーグやレベルによって異なります。主なルール体系の距離は以下の通りです:

  • NBA: アーチ半径7.24m(23フィート9インチ)、サイドラインから0.91m離れた直線
  • FIBA: アーチ半径6.75m(22.1フィート)、サイドラインから0.9m
  • WNBA: アーチ半径6.25m、サイドラインから1.37m
  • NCAA男子: アーチ半径6.32m(20フィート9インチ)

このように、NBAのスリーポイントラインが最も遠く、より高難度のショットが要求されます。

スリーポイントの歴史と導入

スリーポイントの概念は1930年代のアメリカ・オハイオ州で検討されていましたが、本格的に採用されたのは1967-68シーズンのABA(NBAの競合リーグ)です。これが後にNBAに受け継がれ、1979-80シーズンから正式導入されました。

FIBAではその後に導入され、今では世界中のバスケットボールにおいて標準ルールとなっています。NBAでは1994~97年の3シーズンのみ、距離を一時的に短縮(6.70m)したものの、1997年から現在の7.24mに戻しています。

NBAの3ポイントシュートデータの進化

以下の表は、NBAで1試合平均の3ポイント試投数(3PA)と成功数(3PM)、成功率(3P%)の推移を示したものです。

シーズン 3PM 3PA 成功率(3P%)
2020-21 12.7 34.6 36.7%
2015-16 8.5 24.1 35.4%
1994-95 5.5 15.3 35.9%
1979-80 0.8 2.8 28.0%

このように、近年は1試合で30本以上のスリーポイントを試投することが当たり前になり、バスケットボールの戦術構造にも大きな影響を与えています。

3ポイントを成功させるための技術

3ポイントシュートは距離が長く、ディフェンスも厳しいため、正確なテクニックが求められます。主なスキルには以下があります:

  • クイックリリース: パスを受けてから素早くシュート動作に入る技術
  • ステップバック: ドリブルでディフェンダーを引き離して距離を作る技術
  • クロスオーバー: フェイクでディフェンスを揺さぶり、スペースを作る技術

また、チーム戦術としては「キックアウトパス」「コーナーでのワイドオープン」など、3Pを高確率で打つためのフォーメーションも鍵を握ります。

スリーポイントの記録と名選手

NBAでは数多くの3ポイント記録が生まれています。主な記録を紹介します:

  • 1試合最多成功数(個人): クレイ・トンプソン – 14本(2018年)
  • プレーオフ最多成功数(個人): デイミアン・リラード – 12本(2021年)
  • 通算最多成功数(シーズン): ステフィン・カリー – 402本(2015-16年)
  • 通算最多成功率(シーズン): カイル・コーバー – 53.6%(2009-10年)

まとめ:3ポイントがゲームを変える

 

スリーポイントフィールドゴールは、バスケットボールの戦略やゲーム展開を一変させる武器です。距離、ルール、技術、戦術が複雑に絡み合うこのショットを極めることは、現代バスケにおいて勝利を手繰り寄せる鍵となります。

今後も3ポイントの進化は続き、よりスピーディでダイナミックなゲーム展開が求められる中、プレイヤーにも観客にも目が離せない要素であり続けるでしょう。

【バスケ用語解説】フィールドゴールとは?2点・3点の違いや成功率、ルールを徹底解説

フィールドゴールとは?バスケットボールの基本得点手段

バスケットボールにおけるフィールドゴール(Field Goal)とは、試合時間中にライブボールから放たれるショット全般を指します。フリースローと対比されるこのプレーは、「野投」とも呼ばれ、得点の大半を占める重要なスキルです。

ショットの位置により得点が異なり、2点または3点が加算されます。本記事では、フィールドゴールの分類、関係ルール、成功率、リスタート方法などを詳しく解説します。

フィールドゴールの得点分け:2点と3点の違い

  • 2ポイント・フィールドゴール
    スリーポイントライン内側からのショット。通常のジャンプシュート、レイアップ、ダンクなどがこれに含まれます。
  • 3ポイント・フィールドゴール
    スリーポイントラインより外側から放たれ、成功すると3点が加算されます。通称「スリーポインター」。

特殊なケース:オウンゴールと記録の扱い

ディフェンス選手が誤って自チームのゴールにボールを入れてしまった場合でも、オフェンス側の得点として処理されます。FIBAではゲームキャプテンの得点とされ、NBAでは最も近くにいたオフェンス選手の得点として記録されます。

フィールドゴールに関連する主な反則とルール

ディフェンス側のファウル・違反

  • ゴールテンディング:落下中またはリング上のボールをブロックすると違反。
  • シューティングファウル:ショット中に接触を受けた場合、以下のような処置がとられます。
    • ショットが成功:バスケットカウント+フリースロー1本
    • ショットが失敗:2Pならフリースロー2本、3Pならフリースロー3本

オフェンス側の違反・ファウル

  • チャージング:ドリブル中またはシュート時に守備側へ体当たりする行為。
  • ラインクロス:ジャンプ時に踏み切った足がアウトオブバウンズの際、無効。
  • ショットクロックバイオレーション:24秒以内にショットを放てず、バスケットに当たらなかった場合。

ゲームクロックとショットクロックとの関係

フィールドゴールにおける時間管理は、2つのクロックによって制御されます。

ゲームクロック

  • ショット成功でも継続して動き続ける(特殊な例を除く)
  • ボールがデッド(アウト・オブ・バウンズやファウル等)で停止

ショットクロック

  • シュートがリングに当たるとリセット(攻撃権が続く場合)
  • ボールがリングに当たる前に“0”になるとショットクロック違反で攻撃権が相手に移動

フィールドゴール後のゲーム再開方法

  • ショット成功時
    攻撃権が相手に移り、エンドライン外からスローインで再開。
  • ショット失敗時
    リングに当たった後は、ルーズボールとして両チームでリバウンド争い。

ポジション別の成功率と傾向

フィールドゴールの成功率は、選手のポジションやショットの距離、プレースタイルによって大きく異なります。

  • センター/パワーフォワード
    ゴール付近でのシュートが多く、成功率が高くなる傾向。
  • ガード/スモールフォワード
    外角からのシュートが多く、成功率はやや下がる。

成功率は単なる「精度」ではなく、ショット選択や距離にも大きく影響を受けます。

近年のトレンド:3ポイント重視の時代へ

2010年代以降、NBAではステフィン・カリーの登場により、3ポイントショットの重要性が飛躍的に高まりました。現代のバスケットボールでは、どのポジションの選手も外角からの得点が求められる時代となっています。

まとめ:フィールドゴールは試合の勝敗を左右する

バスケットボールのフィールドゴールは、得点だけでなくチーム戦術や試合展開にも大きな影響を与えます。種類、ルール、成功率の理解を深めることで、観戦やプレーにおける洞察がより深まるでしょう。

【バスケのショット完全ガイド】ジャンプショット・ダンク・レイアップからルールまで徹底解説

ショットとは?バスケットボールにおける「得点」の基本動作

バスケットボールにおけるショットとは、自チームの得点を狙ってボールをバスケット(リング)に向かって投じる一連の動作を指す。通称「シュート」とも呼ばれるが、正式には「ショット」とされ、プレーヤーは「シューター」、その動作は「シューティングモーション」などと表現される。

ショットの原理と構造|リングとボールの関係性

バスケットのリングは地面から305cmの高さに設置されており、直径は45cm。対する公式7号球の直径は約24cmであるため、理論上21cmのクリアランスが存在する。しかし実際には、ボールをリングの上から通過させるには角度・速度・回転などが複雑に関与する。

放物線を描く軌道、バックボードやリングの跳ね返り、スナップやフォロースルーの精度によってショットの成否が大きく左右される。理想的な入射角は30度以上とされ、これ以下ではリングを通過しにくくなる。

ショットに関わるルール|時間・位置・バイオレーション

  • ショットクロック:24秒以内(NBA・FIBA)/ミニバスは30秒
  • ショットの成立条件:ボールがバスケットを上から通過し、リングに触れる or ゴールイン
  • ゴールテンディング:下降中のショットに対して守備側が触れると違反となり得点が認められる

ショットの種類(ルール上)

  • フィールドゴール:試合中に放たれるショット(2点または3点)
  • ツーポイントショット:スリーポイントライン内から放たれるショット
  • スリーポイントショット:スリーポイントライン外から放たれるショット
  • フリースロー:ファウルやバイオレーションに対して与えられる1点ショット

ショットの技術的分類|レイアップからジャンパーまで

■ レイアップショット

リングの近くで片手もしくは両手で放つショット。ステップからジャンプして直接リングに入れる形式で、高確率かつ素早い得点手段。

  • オーバーハンドレイアップ
  • アンダーハンドレイアップ
  • リバースレイアップ
  • スクープショット(ハイループ)
  • フィンガーロール
  • アップ・アンド・アンダー

■ ジャンプショット

ジャンプして高い位置から放つスタンダードなショット。ジャンパーとも呼ばれ、ドリブルやピボット後に使用される。

  • バンクショット(バックボード利用)
  • フローター(ティアドロップ)
  • フェイドアウェイジャンパー
  • プルアップジャンパー
  • ステップバックジャンパー

■ フックショット

片手で振り回すように高打点から放つショット。高さと角度でブロックを回避する。

  • ジャンプフック
  • ランニングフック
  • スカイフック(by カリーム・アブドゥル=ジャバー)
  • ベビーフック

■ ダンクショット

リングに直接叩き込む派手なショット。観客を魅了するパワープレーで、運動能力を示す象徴的な技。

  • ワンハンド/ダブルハンド
  • リバースダンク/360°ダンク/トマホーク
  • ウィンドミル/アリウープ
  • エルボーダンク/レッグスルー/スカイウォーク

■ ティップショット

跳ね返ったボールをダイレクトに叩いてリングに入れるショット。ティップインやティップスラムと呼ばれる。

ショットに関連する用語

  • ブザービーター:試合終了直前に決まるショット
  • クラッチシューター:重要場面で決め切る能力を持つ選手
  • ダブルクラッチ:空中で一度ショットフェイクを入れて再び打つ高等テクニック
  • エアボール:リングやボードに当たらずに外すショット

ショット成功率の考察

センターやフォワードなどインサイドでプレーする選手は、リングに近いため比較的ショット成功率が高い。一方、アウトサイドからのシューターは距離が長く難易度も高くなるため成功率は自然と下がる。

つまり、ショット成功率の数字そのものは「精度」ではなく、「難易度」の反映でもある。現代ではアナリティクスにより「どのショットが効率的か」まで可視化されるようになってきた。

まとめ|ショット技術の奥深さと進化

バスケットボールのショットは、単なる得点手段にとどまらず、その選手の技術・判断・創造性の集大成といえる。レイアップからジャンパー、フックやダンクまで多彩なショットが存在し、それぞれに求められるスキルも異なる。

現代バスケでは、どのポジションの選手もアウトサイドショットを武器とする傾向が強まり、よりオールラウンドなスキルが求められている。日々進化するショット技術を学び、練習し続けることが、シューターとしての成長につながる。