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【NBA最新】ブルズがビリー・ドノバンHCと契約延長!河村勇輝の起用と再建ロードに注目集まる

再建中のブルズ、ビリー・ドノバンHCと契約延長へ


2025年7月28日(現地時間)、NBAのシカゴ・ブルズがビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)との複数年契約延長に合意したと、現地有力記者シャムズ・シャラニア氏が報道。その後、ブルズ球団も公式に契約延長を発表した。

契約期間や金額などの詳細は現時点では非公表とされているが、2020年から指揮を執ってきたドノバンにとって、ブルズでの指導は来シーズンで6年目に突入。なお、今オフにはニューヨーク・ニックスもドノバン招聘を視野に入れていたとされ、他球団からの注目も集める中での続投決定となった。

ブルズは現在、若手主体のロースターで再建期にあり、チームの方向性と指揮官のビジョンが一致したことで、今回の延長に至ったと見られている。

ビリー・ドノバンとは何者か?経歴と実績を再確認

ビリー・ドノバンは、大学指導者として一世を風靡した名将。1996年から2015年までフロリダ大学で19シーズンにわたってチームを率い、2006年と2007年には全米大学選手権を連覇する偉業を達成した。

その後、NBAに転身し、オクラホマシティ・サンダーのHCとして2015年にデビュー。ラッセル・ウェストブルックやケビン・デュラントを擁したチームで毎年プレーオフ進出を果たし、戦術家としての評価を確立した。

2020年からブルズの指揮を執っており、NBA通算成績は800試合で438勝362敗。ブルズではこれまでに195勝205敗と五分に近い戦績を記録している。

3年連続プレーイン敗退、それでも続投の理由

直近の2024–25シーズン、ブルズは39勝43敗でイースタン・カンファレンス9位。プレーイントーナメントではマイアミ・ヒートに敗れ、3年連続でプレーオフ進出を逃した。

戦績だけを見れば物足りなさが残るが、球団フロントはドノバンの「育成力」「組織改革力」「選手との信頼関係構築力」を高く評価。特に、ベテラン偏重から若手主導のチーム編成にシフトしたタイミングで、ドノバンが軸となり文化を構築してきた功績が大きい。

チームは現在、過渡期にあるものの、ドノバン体制の継続によって「再建から勝利への移行」がよりスムーズに進むと期待されている。

日本人PG・河村勇輝の起用にも注目が集まる

2025年サマーリーグで鮮烈なインパクトを残し、ブルズと2ウェイ契約を結んだ河村勇輝。Bリーグ横浜ビー・コルセアーズからのNBA挑戦は、国内外から大きな注目を集めている。

ドノバンHCは、サマーリーグでの河村の「スピード」「視野の広さ」「フィニッシュ力」を高く評価しており、プレシーズンでの出場機会も予定されているという。

これまでのブルズはコービー・ホワイト、アイオ・ドスンムなどのガード陣が台頭する一方、サイズやディフェンス面で課題を抱えており、「切り込み型」の河村のような選手の起用はチーム戦術に新たな風を吹き込む可能性がある。

ブルズの再建フェーズ:誰が軸となるのか?

ブルズのロスターは2025–26シーズンを迎えるにあたって大きく変容している。長年中心選手だったデマー・デローザンが移籍したことにより、今後は以下の選手たちが再建の軸になると見られる:

– コービー・ホワイト(PG):成長著しい司令塔
– パトリック・ウィリアムズ(SF):2WAYポテンシャルを持つウィング
– ジュリアン・フィリップス(F):守備で定評のある若手
– ダーレン・テリー(G):運動能力抜群のユーティリティプレイヤー
– 河村勇輝(PG):異色の日本人ポイントガード

このような「若手の化学反応」を引き出すには、選手の特徴を理解したマネジメントが不可欠。ドノバンの大学・NBA両面での経験が活かされる場面となるだろう。

ドノバン体制の未来:3×3視点から見る注目点

GL3x3の視点から見ても、ビリー・ドノバンが重視するプレースタイルは興味深い。

彼のチームは「ハイテンポ」「スペーシング重視」「スクリーン&ロール活用」に特徴があり、これは3×3でも重要な要素と重なる。特に、河村勇輝のような“ギャップアタッカー型”のPGにとっては、攻撃の選択肢が広がるシステムだ。

今後、河村が3×3とのクロスオーバーを見せる機会が訪れれば、日本バスケ界にとって大きな財産となる。

メディアやファンの反応:「ドノバンでいいのか?」

SNSやメディアでは、今回の契約延長に対して賛否両論が飛び交っている。

「戦績が伴っていない」「3年連続プレーオフ逃しは痛い」といった批判もあれば、「若手育成にはドノバンが最適」「今は継続こそ最善」とする肯定的な意見も多い。

また、日本国内では「河村勇輝がどう使われるか」に注目が集まっており、開幕前から彼のプレシーズン出場が待ち望まれている。

まとめ:ドノバン×河村=新時代ブルズの可能性


シカゴ・ブルズは再建期のど真ん中にありながら、チームの舵取りをビリー・ドノバンHCに託す決断を下した。その決定の裏には、単なる勝敗では測れない“組織作りの哲学”がある。

そしてそこに、新たに加わった日本人PG・河村勇輝の存在は、ブルズの攻撃スタイルに変化をもたらす可能性を秘めている。

GL3x3としても、NBAで育成型チームがどのように成果を出すか、そして日本人選手がどこまでインパクトを残せるかを追い続けたい。

【女子インターハイ2025】八雲学園の怪物アダマが“60得点25リバウンド”の衝撃!柴田学園を撃破し2回戦へ

衝撃の60得点!女子インターハイに舞い降りた“異次元スコアラー”


2025年7月27日、岡山市総合文化体育館にて開幕した「令和7年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(通称:インターハイ)」女子1回戦で、八雲学園高校(東京)が柴田学園大学附属柴田学園高校(青森)を101-81で下し、2回戦進出を決めた。

この試合で最も注目を浴びたのが、八雲学園の留学生フォワード、テウ・アダマ。フル出場で記録した“60得点・25リバウンド・6ブロック”という規格外のスタッツは、同大会の記録にも残る歴史的パフォーマンスだ。

女子高校バスケ界において“60得点”は極めて稀であり、その得点力の裏にはフィジカルの優位性とインテリジェンスを兼ね備えたプレースタイルがある。彼女の爆発により、序盤からリードを奪った八雲学園は、柴田学園の粘りを振り切り、最後は第4Qで23-13と突き放して勝利を収めた。

電光石火の先制と序盤の主導権掌握

試合は開始直後から大きく動いた。わずか4秒でアダマがゴール下を制し先制点を奪うと、続けざまに7-0のラン。会場を一気に八雲ペースへと染め上げた。

この序盤のラッシュは、アダマの1on1スキルだけでなく、ガード陣の的確なパスワークやアウトサイドとの連携があってこそ成り立つ。特に松崎菜緒や川名漣といったサイドプレイヤーが高い位置でボールを保持し、スペースを広く使った展開が功を奏した。

また、攻守の切り替えが速いのも八雲学園の特長。リバウンドを取ってからの走力と判断スピードは3×3に通ずる“即興性と切り返しの速さ”があり、3×3シーンでも注目されるプレー構造を随所に見せた。

柴田学園の粘りと“あと一歩”の差

一方、敗れた柴田学園も見せ場を多く作った。波多野陽南を中心にファストブレイクや連携プレーで応戦し、第3Qには一時1ポゼッション差にまで詰め寄る場面も。

特に後半は、カッティングやスクリーンからの合わせで流れをつかみかけたが、要所でアダマにシュートブロックやリバウンドで阻まれる展開が続いた。サイズ差だけでなく、ポジショニングの巧みさでも押された印象で、点差が開いてしまった。

“60得点25リバウンド6ブロック”の内訳とプレースタイル

アダマの60得点は、内訳としてゴール下のフィニッシュが約30点分、中距離からのジャンパーが15点分、トランジションやファウル獲得からのフリースローで15点ほど。身体能力だけではなく、ミドルシュートやピック&ロールの理解度も高い。

さらに特筆すべきは25リバウンド、うちオフェンスリバウンドが9本という数字。セカンドチャンスの創出力が、チーム全体の得点力を底上げした。

ディフェンスでも6ブロックを記録しており、1対1での守備力やヘルプディフェンスでも抜群の読みを見せていた。

八雲学園とアダマ選手のプロフィールと背景


テウ・アダマ選手は西アフリカ出身。2024年に八雲学園へ加入後、関東新人大会や関東大会でもその圧倒的存在感を発揮しており、今季は“インターハイ制覇のキープレイヤー”と目されていた。

八雲学園はこれまでに何度も全国大会に出場し、関東勢の中でも高い評価を受ける強豪校。アダマの加入によってペイントエリアの強さに加え、ガード陣のスキルが融合した“インサイドアウト型”のバスケへと進化している。

彼女自身はWリーグや大学進学後の3×3転向も視野に入れているとされ、今大会のパフォーマンスはそのプロスペクトとしての評価を大きく引き上げた。

過去のインターハイと女子高校バスケの進化

女子高校バスケにおいて“個人で60点”というのは極めて異例。近年では山田いろは(岐阜女)の50点ゲームが話題となったが、それを大きく上回る結果だ。

また、女子バスケ全体としても、フィジカルなインサイドプレーとスピード重視のトランジションが共存する傾向が強まり、アダマのような“万能型インサイド”の価値が急上昇している。

過去のインターハイに比べ、2025年大会は留学生選手の影響力が特に高く、チーム戦術と個人技の融合が勝敗を左右するトレンドとなっている。

メディアとファンの反応:「次元が違う」「将来が楽しみ」

SNS上では、アダマの活躍に驚きと称賛が渦巻いている。

「この子、もう日本の高校レベルじゃない」「プロでも即戦力」「Wリーグか3×3で見たい」といった声が相次ぎ、X(旧Twitter)やInstagramでは当該試合の動画クリップが拡散されている。

また、3×3関係者からも「フィジカルと判断力の両立は3×3向き」「1on1と即決力が武器になる」との評価が聞かれ、今後の進路に注目が集まっている。

まとめ:アダマの躍進が女子高校バスケの未来を変える

1回戦から60得点というセンセーショナルな結果を残したテウ・アダマと八雲学園。2回戦以降はさらに強豪校との戦いが待ち構えるが、彼女の存在がある限り“全勝優勝”も夢ではない。

そしてこの試合は、単なる1勝ではなく、女子高校バスケの進化と未来を象徴する一戦だったと言えるだろう。GL3x3としても、今後3×3転向が期待される“超高校級プレイヤー”たちの台頭に注目していきたい。

【女子バスケWリーグ】富士通レッドウェーブが描く進化の軌跡と未来展望|3度のリーグ優勝と地域密着の真実

富士通レッドウェーブとは|川崎を拠点とする女子バスケの名門クラブ


富士通レッドウェーブは、1985年に創部された富士通株式会社の女子バスケットボールチームであり、Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)のプレミアディビジョンに所属しています。本拠地は神奈川県川崎市で、チーム名の「レッドウェーブ」は情熱(Red)と勢い(Wave)を象徴し、地域とともに成長することを理念としています。

拠点は川崎市中原区のとどろきアリーナ。練習場は富士通川崎工場に設けられており、地元のスポーツ振興やバスケクリニック、トークショーなどの地域貢献活動にも力を入れています。

激動の昇降格を経て、Wリーグの主役へ

創部当初は関東実業団4部からのスタートでしたが、1989年に日本リーグ2部へ昇格。1995年には1部へと駆け上がるも、その後数年間は昇格と降格を繰り返す苦しい時期が続きました。

ターニングポイントは2001年。元韓国代表でシャンソン化粧品でも名を馳せた李玉慈(イ・オクチャ)をヘッドコーチに迎えると、W1リーグで優勝を果たし、2002年からWリーグに本格参戦。以降は安定した戦力と育成体制を背景に、リーグの中心的存在へと成長していきました。

黄金期の到来とタイトル獲得の歴史

レッドウェーブが本格的に日本女子バスケ界の頂点に立ったのは2006年。中川文一ヘッドコーチのもと、皇后杯(全日本総合バスケットボール選手権)で初優勝。その後2007年・2008年と3連覇を成し遂げ、「シャンソン」「JOMO」という2強時代に風穴を開けました。

さらに2008年にはWリーグでも初優勝を達成。皇后杯との二冠を達成したことは、チームの実力が真にリーグトップクラスであることを証明しました。

2023-24、2024-25シーズンには再びリーグを制覇し、Wリーグ優勝は通算3回。皇后杯も2024年の4度目の戴冠で、タイトル総数は計7冠に達しています。

指導陣と育成体制|BT・テーブス体制の安定感

現在チームを率いるのはBT・テーブス(Bryan Teves)ヘッドコーチ。2014年よりアソシエイトコーチとしてチームに参加し、その後ヘッドコーチに昇格。的確な戦術眼と、選手個々のポテンシャルを引き出すマネジメントが高く評価されています。

また、アシスタントコーチには日下光、後藤祥太が就任しており、細かな戦術対応からフィジカル指導まで、多角的な支援体制を整えています。

代表経験者も多数|町田瑠唯をはじめとしたスター選手たち

富士通レッドウェーブの強さの秘密のひとつは、日本代表レベルのタレントを複数擁している点にあります。特に注目されるのは、ポイントガードの町田瑠唯。抜群のゲームメイク力とアシスト能力で、日本代表やWNBAワシントン・ミスティックスでの活躍歴もある名プレーヤーです。

キャプテンを務める宮澤夕貴も、日本代表で長年活躍するフォワード。身長183cmのサイズを活かしたインサイドとアウトサイドの両面でのプレーに定評があります。その他、林咲希、赤木里帆、藤本愛妃らが主力としてチームを支えています。

2024-25シーズン総括|圧巻の強さで王者奪還


2024-25シーズン、富士通レッドウェーブは23勝5敗という圧倒的な成績でレギュラーシーズン1位を獲得。プレーオフでも激戦の末にファイナルで3勝2敗と勝ち切り、2年連続でWリーグ制覇。さらに皇后杯でも頂点に立ち、2007年以来の2冠達成を果たしました。

このシーズンの成功は、チーム戦術の深化とベテラン・若手の融合、そして安定した指導体制によるものと評価されています。

GL3x3視点での注目ポイント|3×3バスケとの親和性

GL3x3として注目すべき点は、富士通レッドウェーブの選手たちが3×3バスケにも適応可能なスキルセットを持っていることです。例えば町田瑠唯のピック&ロール処理、林咲希の外角シュート、宮澤夕貴のフィジカルな1on1など、すべてが3×3の戦術的トレンドにマッチしています。

今後、GL3x3とのコラボや代表候補としての選出も視野に入れられる選手層の厚さは、女子3×3バスケの未来を担う存在と言えるでしょう。

地域貢献とマスコット文化|「レッディ」とともに歩む未来


富士通レッドウェーブは、2004年より川崎市の「ホームタウンスポーツ推進パートナー」に認定され、地域密着型のクラブ活動を積極的に展開。ホームゲームへの市民招待やバスケットボールクリニックの開催など、スポーツによるまちづくりを実践しています。

また、マスコットキャラクター「レッディ」は海鷲をモチーフにしたチームの象徴で、「Red」と「Ready To Go」の2つの意味を兼ねています。地域との一体感を強調するこのスタイルは、他のクラブのロールモデルともなっています。

今後の展望|日本女子バスケの未来を担う存在へ

3×3が五輪正式種目となり、国内リーグや育成年代の動きも活発化する中、富士通レッドウェーブが果たす役割はさらに大きくなっていくと見られます。

選手層の厚さ、指導体制の安定、地域とのつながり──この3要素を軸に、Wリーグだけでなく、3×3や国際舞台でも注目される存在であり続けることは間違いありません。

今後もその動向から目が離せません。

北海道発の3×3プロクラブ「FUz HOKKAIDO.EXE」──地域密着と世界挑戦を両立するバスケ集団の現在地

北海道唯一の3×3プロクラブ「FUz HOKKAIDO.EXE」とは


北海道岩見沢市で産声を上げ、現在は札幌市・北広島市など道内各地に活動の拠点を広げる「FUz HOKKAIDO.EXE」。3人制バスケットボール専門のプロクラブとして、北海道から全国、そして世界へ挑戦を続けているチームである。

クラブのモットーは「すべては、“ワクワク”する未来のために。」。競技の普及と地域の活性化を両立するビジョンのもと、FIBA公認の3×3リーグ「3×3.EXE PREMIER」へは2022年から参戦しており、北海道を代表する3×3クラブとして着実に存在感を高めている。

運営会社と地域とのつながり

クラブの運営母体は「合同会社FU(FU LLC.)」で、2021年4月8日に設立。代表は田尻洋輔氏、副代表に松重宏和氏が名を連ねる。所在地は札幌市北区であり、チームの活動は北海道全域に広がっている。クラブとしてのミッションは単なる競技成績の向上にとどまらず、地域の青少年育成、スポーツ文化の発信、地域密着型イベントの開催など、多角的な視点で展開されている。

注目の登録選手たち


FUz HOKKAIDO.EXEの強みの一つは、幅広い年齢層とバックグラウンドを持つ選手陣の構成である。2025シーズン登録メンバーの一部を紹介しよう。

  • #0 木村 優斗:196cm・94kgの長身フォワード。東海大札幌から白鷗大学を経て、現在はブロックショットを武器に守備の要として活躍。
  • #32 田口 凛:180cm・76kgのシューター。仙台出身で室蘭とも縁が深く、新潟アルビレックスや江別ワイルドボアーズなどの経験を持つ。
  • #14 福田 真生:192.5cm・89kgのベテランシューター。青山学院大卒でプロ複数クラブを経験し、2ポイントシュートに秀でたプレーが持ち味。
  • #91 田中 翼:190cm・80kgの若手プレーヤー。帯広三条高校、小樽商科大学と地元で経験を積み、ドライブでディフェンスを切り崩す。
  • #77 堂薗 響:176cm・79kgと小柄ながらスピードとドライブで違いを作れるガード。東海大学札幌キャンパスで研鑽を積んだ。

このように、経験豊富な選手から若手までバランスの取れたロスターが魅力であり、地元出身者の活躍は地域ファンからの支持にもつながっている。

クラブの戦績と成長の軌跡

2025シーズンにおけるFUz HOKKAIDO.EXEの注目ポイントは、ラウンド4(八戸開催)での初勝利にある。Pool CではTRYHOOP OKAYAMA.EXEを18–14で下し、シーズン初白星を記録。続くSHONAN SEASIDE.EXE戦では惜しくも延長戦で敗退したものの、戦術面とチームの結束が確実に強化されたことを示す大会となった。

また、ラウンド5(札幌開催)ではホームアドバンテージの中、男子12チーム・女子3チームが参戦する大規模イベントとして地域に根差した大会運営も行った。グループステージでは惜しくも敗退となったが、平均14.7得点という攻撃力や、1P成功率50%のYosuke Tajiriの活躍は、着実な進歩を物語っている。

地域に根ざした育成と2032年構想


FUz HOKKAIDO.EXEは、競技活動のみに留まらず、育成事業にも力を注いでいる。北海道教育大学岩見沢校との連携や、子どものためのスポーツ教育メソッド「バルシューレ」の導入など、3×3を通じた未来人材の発掘・育成に注力。目標は明確に「2032年オリンピックでの金メダル獲得」を掲げており、地域発の才能が世界を舞台に活躍するシナリオを本気で描いている。

また、クリニックやスクール事業、グッズ制作、スポーツイベント運営など、多角的に地域との接点を増やしており、単なるスポーツチームではなく「北海道の象徴」となることを目指すクラブ像が垣間見える。

メディア・SNS発信とファンとの関係構築

FUz HOKKAIDO.EXEは、情報発信力の高さでも注目されている。公式サイトを中心に、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS、さらにはPR TIMESなどのプレスリリースを活用し、クラブの動向や試合結果、選手の素顔などを積極的に発信。ファンとの距離を近づける施策も重視しており、今後のスタジアム集客やクラウドファンディング展開への布石ともなっている。

今後の展望と3×3界でのポジショニング

FUz HOKKAIDO.EXEの今後の焦点は、リーグ内での競技力向上と、FIBA 3×3 World Tourへの参入である。北海道でのWorld Tour開催を視野に入れた国際戦略は、地域にとっても経済効果やスポーツ文化振興という波及的メリットが期待される。

また、チーム強化においては、若手選手の成長を促しつつ、競技者としてのスキル向上に加え、観客を魅了するプレースタイルの確立も鍵を握る。

まとめ:北海道から世界へ──FUz HOKKAIDO.EXEの挑戦

FUz HOKKAIDO.EXEは、北海道という広大な土地を背景に、3×3バスケットボールの普及・強化・地域活性化を軸に据えた戦略的なクラブ運営を実践している。地域密着型の育成、透明な情報発信、多様なバックグラウンドの選手構成など、多くの要素が絡み合いながら「世界で戦う北海道発のクラブ」への道を着実に歩んでいる。

その挑戦は、北海道の子どもたちに夢を与えるだけでなく、日本の3×3シーン全体を活性化する存在として、今後さらに注目されていくに違いない。

幻のスクリーン「ゴーストスクリーン」とは?3×3で効く最新バスケ戦術を徹底解説

ゴーストスクリーンとは?──“幻”が生み出すリアルなズレ


現代バスケットボールでは、相手の意表を突く「タイミング」と「駆け引き」が戦術の肝となっている。その中でも今、静かなブームを巻き起こしているのが「ゴーストスクリーン(Ghost Screen)」だ。

スクリーンを“かけるふり”をしてすぐスリップする、つまりスクリーンを実行せずに抜けるこの動きは、ディフェンスの認知を狂わせ、結果的にオフェンスにとって大きなアドバンテージを生む。

この戦術は特に、3×3バスケのような狭い空間でダイナミックに機能する。スクリーナーがコンタクトを避け、スリップやポップに移行する瞬間が、まさに“戦術の転換点”となるのだ。

なぜゴーストスクリーンが強いのか?──ディフェンスの「読み」を逆手に取る

通常のピック&ロールでは、スクリーナーがディフェンダーにコンタクトを取り、スペースを作ってからロールやポップに展開する。だがゴーストスクリーンでは、スクリーンに入るふりをしながら即座にスリップ。これにより、スイッチを構えたディフェンス陣に“無駄な準備”をさせ、認知と反応の間に生じる「ズレ」を突く。

このズレによって起こる現象は以下の通り:

– パスが通りやすくなる(スリップ先が空く)
– ヘッジが空振りし、ドライブが容易になる
– スイッチの判断ミスでスクランブル発生
– 結果として、オープンショットやミスマッチが生まれる

つまり、相手が“用意していた守備”を無効化する力が、この戦術にはある。

代表的な3つのパターン:ゴーストスクリーンの使い分け

以下の3つは、実戦で非常に効果的なゴーストスクリーン活用例だ。

① ゴーストフレア(Ghost Flare)
ウィングでのフレアスクリーンに見せかけてスリップ。ゾーンやヘルプDFが強めの場面では、逆サイドからのパスでオープンが生まれやすい。

② ゴーストホーンズ(Ghost Horns)
ホーンズセット(両エルボーにスクリーナー)から、一方が早期にスリップ。もう一方が残っているように見せることで、ヘルプ判断を迷わせる。

③ ゴーストズーム(Ghost Zoom Action)
ズームアクション(DHO含む)において、スクリーンの途中でスリップ。ディフェンスはDHOかと思い対応に遅れ、オフェンスの展開にズレが生まれる。

NBA・FIBAでの活用事例──トップレベルの証明


このゴーストスクリーンは、もはや“裏技”ではない。NBAではステフィン・カリーやクレイ・トンプソンによる「ゴーストピンダウン」や、ルカ・ドンチッチ、ジェームズ・ハーデンの“スリップを生かすパス”が定番化。

FIBAではセルビアやスペイン、日本代表なども採用。日本代表は2024年のパリ五輪強化段階で、オフボール・ゴーストの導入を実施している。

導入のコツと注意点──IQと連携がカギ

ゴーストスクリーンは高度な戦術だが、成功には以下の要素が欠かせない:

  • タイミング:早すぎるとスクリーンに見えず、遅いと通常のピックに。フェイク感を残すスリップがベスト。
  • 連携:ボールハンドラーとスクリーナーが事前に意図を共有しておくことが大前提。
  • 頻度:連発は逆効果。通常のピックと混ぜて“裏の選択肢”にすることが重要。
  • サインの共有:特にユースやアマチュアでは、アイコンタクトやジェスチャーの事前打ち合わせが成功率を高める。

3×3バスケにおける価値──時間とスペースを支配せよ

3×3は24秒ではなく12秒ショットクロックで進行し、さらにスペースが狭いため、1秒のズレ・1歩のミスが勝敗を左右する。

ゴーストスクリーンは、この短時間でディフェンスを“空振らせる”手段として理想的だ。スイッチ前提の守備を“空スクリーン”で揺さぶることで、トップでの1on1やハンドオフへスムーズに繋がる。

特に下記のシチュエーションで強力:

– スイッチディフェンスが多い大会
– ハンドオフからの展開を重視する戦術
– シューターにズレを与えたい場面

GL3x3でも今後、オフボール→オンボールの流れでゴーストを使うケースが増えていくだろう。

ゴーストスクリーンの発展型:進化する“幻術”

ゴーストスクリーンは、そのシンプルさゆえに多様なバリエーションに発展する可能性を秘めている。以下は、近年注目されつつある進化系アクションだ。

① リリース・ゴースト(Release Ghost)
パスを出した直後の選手がスクリーンに見せかけてスリップし、再びボールを受け取る動き。これは特に「パス&フォロー」型のオフェンスに組み込みやすく、ボールの流れを止めずにディフェンスを惑わせる。

② オフボール連携型ゴースト
ウィークサイドでのゴーストアクションを経由し、オンボール側へスペーシングとズレを提供。ゾーンディフェンスのシフトを誘発し、ミスマッチを生みやすい。

③ ゴースト→リスクリプション
ゴーストを仕掛けてから一度スペースを空け、再度逆側からスクリーンを仕掛け直す“二段構え”の動き。これはいわば「ゴーストフェイク」→「本命スクリーナー」への布石とも言える。

このような進化型を取り入れることで、チームのオフェンスは一段上の読み合いへと進化する。特に、3×3のような“予測と即応”が勝敗を分けるフォーマットでは、これらの応用力が鍵となる。

コーチング視点でのゴーストスクリーン指導法

ジュニアカテゴリやアマチュアチームでも導入できるよう、ゴーストスクリーンは段階的なトレーニングが有効である。以下に、指導現場で使えるフェーズ別ドリル例を示す。

  • フェーズ1:動きの理解。スリップと通常ピックの違いを座学+スローモーションで確認。
  • フェーズ2:2on2での実践。スリップタイミングの調整、ボールマンの視線と判断の確認。
  • フェーズ3:3on3での組み合わせ。ウィークサイドの合わせやディフェンスのヘルプ読みも併用。
  • フェーズ4:実戦形式で“ゴーストorピック”の判断を混在させる。状況判断力を養う。

こうしたドリルを通して、単なる「フェイク」ではなく、“戦術の選択肢”として選手に浸透させることが重要だ。

ゴーストスクリーンを使いこなす未来のプレイヤーへ

ゴーストスクリーンは、バスケットボールが「技術」だけでなく「知性」の競技であることを象徴する戦術である。今後、3×3だけでなく5on5でもその活用度は広がっていくと予想される。

データ分析が進む現代バスケにおいて、予測可能性を破壊する“不可視の戦術”こそ、差を生む鍵となる。ゴーストスクリーンの本質は、目に見えない“意図”を操ること。

次世代のプレイヤーたちが、ただ速く、ただ強く、だけでなく、“考えて仕掛ける”能力を磨くことで、バスケットボールはさらに多層的で知的なスポーツへと進化していくだろう。

【金沢武士団とは】B3リーグの激動を生き抜くクラブの現在地と未来像を徹底解説

金沢武士団とは──石川県に根ざす“武士道”クラブの象徴


金沢武士団(かなざわサムライズ)は、石川県金沢市をホームタウンとするB.LEAGUEのB3リーグ所属クラブです。運営は「北陸スポーツ振興協議会株式会社」。創設は2015年と比較的新しく、クラブ名は「金沢」「武士」「団」とすべて漢字で構成される珍しいネーミングが話題を呼びました。

このネーミングは、加賀藩の歴史的背景と地元文化を重視したものであり、「武士道」や「サムライ精神」をスポーツに落とし込むというメッセージが込められています。

チームカラーは「サムライズイエロー」と「サムライズブラック」。マスコットキャラクターは前田利家にちなんだ“黒い柴犬”の「ライゾウ」。金沢らしい武士文化の融合は、Bリーグの中でも特に際立った存在感を放っています。

クラブ設立の背景とB2昇格までの急成長

金沢武士団は、bjリーグ最後のエクスパンション(2015–16)で参入し、初年度から27勝を挙げてプレーオフ進出に成功。B.LEAGUE統合後はB3リーグに参加し、2016-17シーズンにはレギュラーシーズンで圧倒的な29勝3敗を記録して初代王者となります。

この活躍が評価され、2017-18シーズンからはB2リーグへの昇格が正式に決定。当初は観客動員やグッズ販売も好調で、石川県内外から多くの注目を集めました。

経営難によるB3降格──ライセンス失効の現実

順風満帆に見えた金沢武士団ですが、2018-19シーズンには経営赤字が深刻化。3期連続赤字というB.LEAGUEのライセンス基準に抵触し、成績にかかわらずB2ライセンスが不交付となりました。

この影響でクラブはB3リーグに降格。選手・スタッフの大量退団や、年俸総額を2500万円に抑えるコストカット策が実施され、苦難の再出発を余儀なくされました。B2時代の年俸は1億円規模だったため、実に4分の1以下まで縮小されたことになります。

地域密着型へと舵を切った“七尾シフト”

2022年、クラブは戦略転換を図り、本拠を金沢市から石川県七尾市へと事実上移行。七尾市との「サポートタウン協定」を結ぶとともに、練習施設や事務所も段階的に移転しました。

この背景には、金沢市内での練習拠点確保が困難になったこと、また地域密着型クラブとしての生き残りを模索する姿勢があります。七尾市は地元住民の支援も厚く、ホームゲームの盛り上がりに貢献しています。

国際支援のモデルケース──ウクライナ選手の受け入れ


2022年8月、金沢武士団はウクライナからの避難民3選手(アンティボ、ボヤルキム、ティトブ)を受け入れ、話題を呼びました。この取り組みは日本財団および七尾市の協力のもと実現。

特にPGイホール・ボヤルキムは、後にB1・アルバルク東京でも短期プレーし、B1レベルでも十分通用する実力を示しました。クラブにとっても社会貢献と戦力強化を両立する大きな成功事例となっています。

令和6年能登半島地震──クラブを襲った最大の危機

2024年1月1日、石川県を襲った能登半島地震は、金沢武士団に深刻な影響を与えました。拠点である七尾市の田鶴浜体育館は避難所となり、選手寮も被災。クラブは一時活動休止を余儀なくされ、1月に予定されていた試合はすべて中止。

しかし、クラブは地域と連携しながら再起を図り、2月にはアウェー戦から復帰。岐阜スゥープスとの一戦では「Wホームゲーム」と銘打ち、岐阜側の支援を得て金沢の応援スタイルで演出されました。

さらに、豊田合成スコーピオンズとの協力により、愛知県でチャリティマッチを開催。3月には代々木第二体育館で「金沢武士団in東京」イベントも行い、逆境を力に変えるクラブの姿勢が全国のファンに感動を与えました。

2024-25ロスターと注目選手


新たに松藤貴秋HCを迎えた2024-25シーズン。ロスターは以下のようにバランス良く構成されています:

田中翔大(SG):クラブの精神的支柱で主将。
花田唯翔(PG):若きフロアリーダー。ドライブ力が魅力。
ペトロフ(C):2m超のウクライナ出身センター。インサイドの要。
スティーブン・グリーン(SF):攻守に万能型のベテラン。
ソンスーヤオ(C):台湾出身のアジア特別枠選手。

選手構成は、若手主体ながら国際色豊かで、B3内でも際立った個性を持っています。戦術面では、スモールラインナップとスイッチディフェンスの導入が注目されます。

B3全体の動向と金沢の立ち位置

B3リーグは現在、全国から20チーム前後が参加し、地域密着型のクラブが多数を占めています。中でも金沢武士団は、支援型興行や災害復興マッチの開催など、単なる勝敗だけにとどまらない価値を提供しています。

また、観客動員やスポンサー集めにも苦戦する地方クラブが多い中で、金沢はユニフォームスポンサー13社、地元企業とのタイアップ施策など、堅実な運営姿勢も評価されています。

GL3x3や今後の展望──3人制バスケとの親和性

今後注目したいのは、3×3や「GL3x3」との連携です。金沢武士団はロスターの選手層が厚く、短期契約選手も多いため、3人制バスケとの親和性が高いクラブといえます。

– 夏季休暇を利用した3×3トライアルマッチの実施
– 七尾市内での3×3ユースイベントの共催
– 地元商店街や観光地と連携したストリートバスケイベントの展開

など、GL3x3側からのアプローチに対しても積極的な姿勢を見せれば、B3クラブの新たなビジネスモデルとなる可能性があります。

まとめ:逆境を“力”に変えるクラブの未来に期待

金沢武士団は、華々しい成績こそないものの、創設からわずか10年で「地域密着」「国際支援」「復興活動」と多くのストーリーを生み出してきました。

能登地震を乗り越えた2025年以降、クラブは真の意味で“武士道”を体現する存在へと変貌を遂げつつあります。GL3x3をはじめとした新たなリーグ・コミュニティとの連携も視野に、地域の希望となる存在として走り続ける金沢武士団に、今後も目が離せません。

Bリーグ島田チェアマンが語る「契約・移籍・審判改革」…複数年契約の在り方とBプレミアに向けた未来戦略

複数年契約に揺れるBリーグ、島田チェアマンが契約制度の在り方を語る


2025年7月24日に配信されたBリーグ島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第246回では、選手とクラブの契約制度を中心に、今後のレフェリー体制、各クラブの経営人事といった多岐にわたるテーマが語られました。今回は、バスケ界における制度改革とその背景、そしてBリーグの将来像について、GL3x3視点も交えながら深掘りしていきます。

中村拓人の移籍を契機に浮上した「複数年契約」の課題


番組の冒頭では、広島ドラゴンフライズとの複数年契約を途中で解除し、群馬クレインサンダーズに移籍した中村拓人選手の件が取り上げられました。リスナーからの質問に対し、島田チェアマンは「規約違反になるようなことはなかった」と明言。そのうえで、「複数年契約を交わした以上、基本的には遵守する姿勢が求められる」と改めて強調しました。

とはいえ、選手側にも事情はあります。プレータイムの急減や成長機会の喪失など、選手の短いキャリアを鑑みれば、柔軟性が必要な場合もあると島田氏は言及。プレイヤーズオプション(契約中断条項)を用いた契約形態が広まりつつあることにも触れ、事前の取り決めと双方の合意の重要性を指摘しました。

契約年数の透明性を求めて──選手とクラブ双方の責任

島田チェアマンは、1年契約・2年契約・4年契約それぞれの意味についても触れました。クラブ側としては長期的に選手を確保したい一方、毎年オプトアウト可能な契約では事実上1年契約と変わらず、リスクを背負うのはクラブばかりになるという課題も指摘されました。

「報酬交渉の自由度が欲しいなら1年契約を選べばいい。2年かけてフィットを図りたいなら2年契約を選べばいい。選手はその責任を負うべきだ」と語り、今後は選手の契約年数も公表していく方針を示唆しました。移籍交渉の透明性向上を図る狙いです。

このような制度設計は、Bリーグ全体の成熟度を高めると同時に、GL3x3を含む下部リーグや地域リーグにも重要な示唆を与えるものとなっています。

プロレフェリー倍増計画──「Bプレミア」に向けた新体制とは


続いて話題に挙がったのは、審判制度の強化です。2026年秋に開幕予定の「B.LEAGUE PREMIER(通称:Bプレミア)」に向け、日本バスケットボール協会は新たに4名のプロレフェリーを認定。これによりプロレフェリーは合計9名に達しました。

しかし島田チェアマンは、「当初は10名体制を目標にしていたが、参加クラブ数が想定より増加しており、プロ審判の採用枠を20名に拡大する」と発言。Bプレミアの全試合にプロレフェリーを配置できる体制を目指す方針を明らかにしました。

これにより、平日開催試合や地方開催への対応力が高まり、審判の質とバスケットボールの公正性が大幅に向上することが期待されます。GL3x3においても、ジャッジの専門性は選手のパフォーマンスと信頼性を左右する大きな要素であり、リーグ全体のレベルアップが求められています。

琉球ゴールデンキングスに新社長が誕生──沖縄から始まるクラブ経営の変革

島田氏はまた、2025年シーズンに向けたクラブ経営人事の中で注目された人事異動にも触れました。琉球ゴールデンキングスでは、新社長として33歳の仲間陸人(なかま・りくと)氏が就任。仲間氏はインターンからキャリアをスタートし、社員、取締役を経て社長へと昇進した人物です。

7月上旬に開催された沖縄バスケットボール株式会社の創立20周年記念パーティーでは、仲間社長による「今は沖縄の誇りになることを目指している。これからは沖縄の財産になる」という熱い決意が発表されました。

さらに、「私の仕事の報酬は、次の仕事です」という言葉も紹介され、成長意欲の高さが多くの関係者に強い印象を残しました。

外国籍ゼネラルマネージャー誕生へ──福岡が示す多様性の方向性

番組の終盤では、ライジングゼファー福岡にBリーグ初の外国籍ゼネラルマネージャーが就任するというニュースにも触れられました。名前は明かされていませんが、グローバルな知見と経営手腕を兼ね備えた人物とされ、リーグの多様性と国際化が一段と進む兆しを見せています。

この動きは、GL3x3をはじめとした地域・独立リーグにも影響を与える可能性があり、人材の多様化と競技運営のグローバル化は今後のバスケ界の発展に不可欠なテーマといえるでしょう。

まとめ:制度改革と人材育成がBリーグを進化させる

今回の『島田のマイク』第246回では、契約制度改革、審判制度の強化、人材登用といったBリーグの構造的進化が語られました。

選手とクラブが互いにリスクを認識した契約形態の整備、プロフェッショナルレフェリーの体制構築、地域に根差したクラブ運営とグローバル人材の登用──これらはすべて、「リーグとして成熟するための布石」ともいえるものです。

GL3x3もまた、これらのトピックから学び、自らのリーグ運営や選手契約、審判育成に生かしていくことが求められています。Bリーグとともに、日本バスケの未来を築いていきましょう。

男子バスケ日本代表がアジアカップ2025直前合宿メンバー発表!富樫・馬場・富永ら精鋭12名が集結

アジアカップ2025直前、日本代表が精鋭12名を招集


2025年7月24日、日本バスケットボール協会(JBA)は、『FIBAアジアカップ2025』に向けた男子日本代表の直前合宿メンバーを発表した。8月5日に開幕する本大会へ向け、戦いの最終段階を見据えた重要なメンバー構成が明らかとなった。

注目は、NBAサマーリーグを終えたばかりの馬場雄大と富永啓生、そして日本代表不動の司令塔・富樫勇樹の復帰だ。3人はいずれも世界での経験を武器に、チームに厚みとスピードをもたらす存在といえる。

エリート揃いの12名:若さと経験の融合

今回発表された直前合宿のメンバーは以下の通り。平均身長193.6cm、平均年齢25.7歳というフレッシュさと安定感が共存する構成になっている。

  • #2 富樫勇樹(PG/167cm/31歳) – 千葉ジェッツ。Bリーグを代表するポイントガード。
  • #4 ジェイコブス晶(SF/203cm/21歳) – フォーダム大学在籍。アメリカ育ちの次世代ウィング。
  • #7 テーブス海(PG/188cm/26歳) – アルバルク東京。視野と展開力が武器。
  • #13 金近廉(SF/196cm/22歳) – 千葉ジェッツ。大学バスケ界から急成長中のシューター。
  • #14 狩野富成(C/206cm/23歳) – サンロッカーズ渋谷。サイズと運動量で注目。
  • #18 馬場雄大(SF/196cm/29歳) – 無所属(NBAサマーリーグ出場)。爆発力あるアスリート。
  • #19 西田優大(SG/190cm/26歳) – シーホース三河。勝負どころで頼りになるクラッチシューター。
  • #23 ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(PG/181cm/22歳) – サンロッカーズ渋谷。急成長中のフロアリーダー。
  • #24 ジョシュ・ホーキンソン(C/PF/208cm/30歳) – 帰化選手としてペイントを支配。
  • #30 富永啓生(SG/188cm/24歳) – レバンガ北海道。アウトサイドシュートのスペシャリスト。
  • #91 吉井裕鷹(SF/196cm/27歳) – 三遠ネオフェニックス。泥臭くも着実なディフェンダー。
  • #99 川真田紘也(C/204cm/27歳) – 長崎ヴェルカ。リムプロテクターとして期待。

この顔ぶれを見ると、Bリーグでの実績と大学・海外経験のバランスを取りつつ、現在の戦術にフィットする選手たちが慎重に選ばれている印象だ。

選外メンバーとその理由:河村勇輝の不在


デンマーク戦に出場していた中村太地や川島悠翔、湧川颯斗らは今回は選外。また、NBAのシカゴ・ブルズと2Way契約を結んだ河村勇輝の不在も注目されている。

2Way契約選手の派遣はチーム側の判断も関わるため、本人の希望とは別にクラブ事情が影響した可能性がある。いずれにせよ、パリ五輪予選後に台頭した若手のふるい落としは、代表における「競争の常態化」を示している。

富樫・馬場・富永のインパクトと再招集の意図

富樫勇樹は、アジアカップ2017以降、日本代表の司令塔として不動の地位を築いた。世界的には小柄だが、スピードと判断力はアジア随一。馬場はパリ五輪予選での3P精度改善が話題となり、富永は“和製ステフ・カリー”の異名を持つ存在だ。

この3人の復帰は、日本代表が再び“実績”と“経験”に軸足を置いた証でもあり、初戦から確実に勝ちを狙う構えといえる。

ホーバスジャパンの“第2章”へ


トム・ホーバスHCはこれまで“勝てる文化”の定着を掲げてきた。パリ五輪予選での課題――リバウンド、得点効率、インサイドの厚み――を踏まえた今回の選考は、「理想」と「現実」のバランスを模索した結果だろう。

また、アシスタントコーチには川崎の勝久ジェフリー、琉球の佐々宜央らが並び、BリーグトップHCのノウハウを結集している点にも注目だ。

GL3x3との接点:3×3化する日本代表バスケ

近年の日本代表は5on5に加え、3×3への選手転用が現実味を帯びてきている。特に富永のような高精度シューターや、西田のようなフィジカルとクイックネスを兼ね備えた選手は、3×3においても“主役”を張れる。

GL3x3が掲げる“スピード・スキル・エンタメ”の価値観と、日本代表の近代化は極めて親和性が高い。代表選手の一部がGL3x3イベントに登場する未来も、現実味を帯びてきた。

ファンの反応と報道の評価

X(旧Twitter)では「富永は絶対に必要な存在」「馬場が戻ってくるのは心強い」「河村いないのは残念」など、賛否が交錯している。

一部メディアでは「現時点で最強の布陣」「富樫とテーブスのW司令塔体制が鍵」など、戦術的展望にも言及が始まっている。

まとめ:勝利のための12人、そして未来へ

『FIBAアジアカップ2025』は、日本にとって「再構築」から「定着」へと移行するフェーズを象徴する大会となる。過去の栄光やスタッツに依存せず、今を見据えた選考がされた今回のメンバーは、まさに“勝ちに行く”ための構成だ。

GL3x3や3×3国際大会との橋渡し役としても、今回の代表は新時代の日本バスケを象徴する存在となるだろう。次なる飛躍への一歩が、ここから始まる。

新潟アルビレックスBBとは?Bリーグ唯一の地方密着型クラブの歴史と現在地を徹底解説

新潟アルビレックスBBとは?|地方発プロクラブの先駆者


新潟アルビレックスBBは、2000年に誕生した新潟県を本拠とするプロバスケットボールクラブであり、Bリーグに所属するチームの中でも、地域密着を強く掲げてきた先駆的存在だ。通称「アルビBB」。2025年現在はB3リーグに籍を置くが、かつてはbjリーグの強豪として名を馳せた歴史を持つ。

長岡市の「アオーレ長岡」を本拠地とする点も象徴的で、行政施設とスポーツアリーナが一体となった施設は全国的にも珍しく、地域連携の成功例とされている。クラブカラーはオレンジ。地域に根差した活動と、「地域共生型クラブモデル」の確立を志向してきた。

創設からの歩み|JBLからbjリーグへ転換

クラブは当初「新潟アルビレオBB」の名称で活動を開始し、ジャパン・バスケットボールリーグ(JBL)に参戦。2000年代初頭の日本バスケットボール界において、プロ化の波に先んじて動いたクラブの一つである。

2005年、bjリーグ創設に伴って新リーグへと転籍。このとき、「新潟アルビレックスBB」として再スタートを切った。bjリーグ開幕戦では、まさに新潟がその第一試合の舞台を務め、日本のプロバスケの夜明けを飾った。

なお、初年度である2005-06シーズンにはプレーオフに進出。決勝まで勝ち進んだが、大阪エヴェッサに敗れ**準優勝**に終わった。それでも、地方都市のチームが全国を相手にファイナルへ駒を進めた意義は大きく、「地方でも戦える」という前例を作る存在となった。

bjリーグ時代の黄金期|勝利と動員を両立

bjリーグ初期の新潟アルビレックスBBは、勝率の高いシーズンを重ねるとともに、平均観客動員数でも常に上位に位置していた。特にホームのアオーレ長岡では、熱狂的なブースターの声援がチームの推進力となり、地方都市でありながら首都圏クラブに引けを取らない人気を維持した。

柏木真介(のちにシーホース三河などで活躍)、池田雄一(チーム最長在籍記録保持者)、外国籍選手ジェフ・ニュートンやマット・ギャリソンなど、多彩なタレントが名を連ねていた時代であり、戦力とスタイルのバランスも整っていた。

さらに、韓国や中国のチームとの国際親善試合も積極的に実施し、海外との接点を持つことで地域のバスケットボール熱を広げていた点も高く評価された。

Bリーグ移行と苦難の時代|B3への降格

2016年にbjリーグとNBLが統合されて誕生した「Bリーグ」では、新潟はB1クラブとして参加。初年度から中位の成績を残し、プレーオフ出場も果たしたが、2020年代に入ると急激なチーム力の低下と経営面の不安が表面化する。

2022-23シーズンには成績が伸び悩み、B2へと降格。さらに2023-24シーズンではB3リーグへと転落し、かつての強豪チームは再建のフェーズへと突入した。B1・B2での戦いから一転、B3の舞台では「勝利以上に地元と共に成長する姿勢」が求められる。

アオーレ長岡の存在|クラブと地域の象徴


長岡市の中心部に位置するアオーレ長岡は、市役所と一体型の複合施設であり、新潟アルビレックスBBのホームコートとしても知られる。観客席が選手との距離感を近く保つ設計になっており、臨場感の高い試合空間を演出。

B3所属となった今でも、アオーレ長岡での試合には多くのブースターが駆けつける。Bリーグ随一の「市民とともにあるホームアリーナ」として、アリーナモデルのロールモデル的存在とされる。

下部組織と女子チーム新潟アルビレックスBBラビッツ|育成と多様性の両立


新潟アルビレックスBBは、アンダーカテゴリーの育成にも力を入れている。U12、U15、U18の各ユースチームに加え、スクール事業も展開。県内各地でバスケットボールクリニックや学校訪問を実施しており、地元の子どもたちに夢を与える存在でもある。

また、女子チーム「新潟アルビレックスBBラビッツ」も存在。Wリーグに所属し、トップリーグで奮闘中。男子チームとは異なるスタイルで、県内の女子バスケットボールの発展を牽引している。

3×3展開とGL3x3との接点|エンタメ型の可能性

5人制だけでなく、近年注目を集める3×3バスケットボールにおいても、アルビレックスBBは着実な動きを見せている。地方クラブならではのフットワークの軽さを活かし、3×3大会への参加や地域イベントでのデモンストレーションも積極的に行っている。

GL3x3のようなエンターテインメント要素の強いリーグと組むことで、ブランド価値の再構築や若年層との接点拡大が可能になる。プロクラブとして、時代に合わせた新たな挑戦が期待される領域だ。

現在の注目選手とスタイル変革

2025年シーズンにおいては、若手選手の抜擢と新たな戦術トレンドが注目されている。育成型契約選手を中心としたロースター構成は、クラブにとってのリスクと可能性の両面を持つ。

特に近年は、ボールシェアリングとトランジションを重視するスタイルに舵を切っており、古き良き「オーソドックスなハーフコート中心の攻撃」からの脱却が見える。アンダーサイズながら俊敏なガード陣や、ユーティリティ型のフォワード選手が台頭中だ。

ファン・メディア・地域との関係性

SNSの活用も進化しており、X(旧Twitter)、Instagram、YouTubeなどを通じてチームの裏側や選手の素顔を伝えるコンテンツが増えている。B1在籍時代に比べて露出が減った現在でも、ファンとのつながりを維持・強化する姿勢が評価されている。

また、地域メディアや学校との連携、長岡市との共同プロジェクトも定期的に実施されており、単なるプロスポーツクラブにとどまらない「地域社会の担い手」としての役割を果たしている。

将来展望と再興への道筋

B1返り咲きのためには、まずB2昇格が当面の目標となる。競技成績の向上はもちろんだが、それ以上に、運営基盤の強化、観客動員の回復、スポンサーシップの再構築といった「持続可能な運営モデルの確立」が求められている。

また、3×3部門の事業化、アカデミー強化、SNSマーケティングの深化といった多面的な戦略も重要となる。地方都市であっても、戦略と発信力次第で全国区のクラブへ再浮上することは可能だ。

まとめ|再びオレンジ旋風を巻き起こすために

かつてbjリーグの象徴的クラブだった新潟アルビレックスBB。現在は苦境に立たされているが、その歴史と経験は再建の強力な土台でもある。地方発クラブとして、どれだけ地域と共鳴し、バスケ文化を育んでいけるかが鍵を握る。

ブースターの声援、地域の支援、そしてチームの覚悟。それらが一体となったとき、再び「オレンジ旋風」が日本のバスケットボール界に吹き荒れる日がやってくるだろう。

ホーンズ・オフェンス完全解説:基本構造から応用プレー、練習ドリルまで網羅

ホーンズ・オフェンスとは?基本の配置と考え方


ホーンズ・オフェンス(Horns Offense)は、NBAから大学、高校、そして育成年代まで幅広く活用されている戦術のひとつ。ポイントガード(1番)がトップに立ち、両エルボー(フリースローライン延長線上)にビッグマン(4番・5番)を配置、両コーナーにウィング(2番・3番)を置く「1-2-2」の形から始まるセットだ。この並びが牛の角のように見えることから「Horns(角)」と名付けられた。

この配置は、スペーシングの確保と多様なアクションの導入を可能にし、現代バスケのスピードと判断力を要求する流れにマッチしている。

ダブルボールスクリーンからの展開

ホーンズで最も基本的かつ効果的なアクションは、ダブルボールスクリーン。両エルボーにいるビッグマンが同時にスクリーンをセットし、ガードに2つの選択肢を与える。どちらのスクリーンを使うかはディフェンスのリアクション次第。

ピック&ロール:スクリーンを使ったビッグがロールし、反対側のビッグがポップすることで、3人の連携で得点機会を創出。
ピック&ポップ:スクリーナーが外に開き、もう一方のビッグが中へダイブ。
ツイスト(Twist):連続で2枚のスクリーンを使用。1枚目を使って攻めるフェイント後に逆方向の2枚目を使う、ディフェンスを混乱させるアクション。
フレア(Flare):最初のスクリーナーが反対側のビッグからフレアスクリーンを受けてアウトサイドへ。もう一方のビッグはロール。

これらすべてに共通するのは「一人がロールし、一人がポップする」原則だ。同時にロールするとペイントが詰まり、同時にポップすると得点圏が消えてしまうため、必ずコントラストをつけるのが鉄則。

エルボーからのパスで始まるアクション

もうひとつのスタート方法が、エルボー(ハイポスト)へのパスから始める「エルボーエントリー」。ここから以下のようなバリエーションに展開する:

チェイス・アクション:パス後にすぐハンドオフを受けに行く。逆サイドのビッグはダイブしてヘルプを誘発。
ズーム・アクション(Zoom Action):ボールを渡した選手がオフボールスクリーンをセットし、コーナーの選手がカールしてハンドオフを受ける。
スプリット・アクション:エルボーにパスした後、パサーが別の選手にスクリーンをかけてオフボールムーブ。シンプルながら高効率。
ハイ・ロー:エルボーのビッグがハイポストに構え、逆側のビッグがローポストにポジションを取る。タイミング良くインサイドへロブパスを供給。
フレックス・カット:コーナーの選手がフレックススクリーンを使ってベースラインを横切る。往年の定番アクション。

細かなバリエーションが勝負を分ける

一見単純に見えるホーンズだが、その奥深さは「タイミング」「スクリーナーの入れ替え」「ゴーストスクリーン」など微細な工夫にある。

たとえば、スクリーナーにウィングやガードを用いることで、ディフェンスの不慣れを突いたり、ミスマッチを誘発したりすることもできる。スクリーンに入らず一瞬のスリップで抜ける「ゴーストスクリーン」も、スカウティングが進んだ現代には不可欠な武器だ。

選手に“考えさせる”ための指導法

ホーンズ・オフェンスは、単なるセットプレーではない。選手がその意図と理由を理解することで、リアルタイムで判断を下す「システム」へと進化する。

– なぜこのタイミングでスクリーンを拒否するのか?
– なぜこの状況でスリップを選択するのか?
– なぜ片方がロールし、もう片方がポップするのか?

この「なぜ」を理解させることが、選手を“考えるバスケプレーヤー”に育て、緊迫した場面での一瞬の判断に差を生む。

ホーンズ・オフェンスに特化した練習ドリル

ここでは、実践的かつ競技レベルを問わず応用できる2つのドリルを紹介する:

① ホーンズ2対2リード&カウンター
エルボーエントリー→ハンドオフ→ディフェンスの反応を見て判断。選手は以下の判断を行う:

– ハンドオフを受けてそのままドライブ
– ゴーストスクリーンを利用して3P
– ディフェンスがトレイルしてきたらカールしてレイアップ

② ホーンズ3対3マッチアップ
オフェンスは自由にホーンズのバリエーションを選択可能(P&R/Twist/Flex/Zoom等)。ディフェンスはスイッチ・ヘッジ・タグなど実戦対応を求められる。

– 得点したらオフェンス継続
– ストップしたらディフェンスがオフェンスに
– 惜しいミス(良いプレー)なら両チーム交代

このように「考えながらプレーする」環境を整えることで、試合での判断力と連携力が大きく向上する。

まとめ:ホーンズは“型”から“読み合い”へ


ホーンズ・オフェンスは、NBAのようなトップレベルはもちろん、高校・大学・クラブチームでも通用する万能システムである。大切なのは、その基本形をベースに「読み合い」へ昇華させること。

コーチとしては、単に動きを教えるのではなく、「なぜその動きが効果的なのか」を共有し、選手の判断を引き出すことが求められる。

ホーンズをただのプレーで終わらせるか、リアルタイムで進化する“システム”として使いこなすか。それは、あなたの指導次第だ。