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女子日本代表がフィリピン撃破でアジア杯2連勝!髙田真希&薮未奈海の3Pショーで豪州戦へ前進

FIBA女子アジアカップ2025|日本代表がフィリピンを下しグループ2連勝

2025年7月14日、中国・深圳で開催されている「FIBA女子アジアカップ2025」予選ラウンド第2戦にて、女子日本代表(FIBAランキング9位)が女子フィリピン代表(同44位)を85−82で下し、開幕から2連勝を飾った。

この試合で躍動したのは、キャプテン・髙田真希とデンソーアイリス所属の薮未奈海。ともに5本の3ポイントシュートを沈め、攻守においてチームを牽引。髙田が20得点、薮が15得点を記録するなど、“外角からの爆発力”で勝利を手繰り寄せた。

スタートから得点ラッシュ|主導権を握った日本代表の爆発力

試合は序盤から一進一退の点の取り合いに。先発は田中こころ(ENEOS)、今野紀花(デンソー)、馬瓜ステファニー(スペイン・サラゴサ)、髙田真希(デンソー)、渡嘉敷来夢(アイシン)という経験豊富な布陣。

第1クォーターから全員が得点に絡むバランスの良さを見せ、終盤には13−0のランで一気に突き放す。10分終了時点で31−20と11点のリードを奪い、流れを完全に掌握した。

ベンチから出場した宮澤夕貴(富士通)、薮未奈海(デンソー)、星杏璃(ENEOS)、東藤なな子(トヨタ紡織)らも躍動し、層の厚さを証明した。

髙田真希のベテランらしい安定感と薮未奈海の連続3P

第2クォーターはリードを保ちながら髙田の“4本目”となる3ポイントで一気に19点差に。ターンオーバーからの連続失点でリズムが崩れかけたが、ここで薮未奈海が2本連続の3ポイントを沈めて再び主導権を取り戻す。

前半終了間際にはオコエ桃仁花(ENEOS)が得点を決め、57−41と16点リードでハーフタイムに突入。主力と若手が融合した理想的な展開となった。

渡嘉敷や栗林も加点|全選手得点の理想的ローテーション

後半に入ると渡嘉敷の3Pや川井麻衣(デンソー)、宮澤のジャンパーなど得点の幅がさらに拡大。残り1分7秒からは薮が再び2本連続でロングレンジを決め、リードを20点差に広げる場面も。

第4クォーター開始2分41秒には栗林未和(東京羽田)がジャンプシュートを沈め、ベンチメンバー含めた全選手がスコアに貢献。ローテーションの完成度も光った。

最終盤はフィリピンの猛反撃を受け、点差は詰められたものの85−82でリードを守りきり、貴重なグループ2連勝を飾った。

3Pシュートで流れを変えた髙田と薮|勝負を決めた“外の力”

この試合のMVP級の活躍を見せたのが、髙田真希と薮未奈海。ともに3P5本成功というスタッツは、近年の女子日本代表が志向する「ペース&スペース」バスケの象徴とも言える。

髙田は内外両方で得点が取れる万能型であり、3ポイントを確実に沈めることで相手ビッグマンを外に引き出し、インサイドのスペースを作る役割も果たした。

一方の薮は“第2の火力”として終盤の流れを完全に日本へ引き寄せる役割を果たした。得点以外にもディフェンスやボールムーブへの意識も高く、ホーバスHCからの信頼も厚い。

若手とベテランの融合が進む日本|戦術理解度の高さも鍵

日本代表はここまでの2試合でレバノン、フィリピンを下し2勝0敗。いずれもスタートダッシュでリズムを作り、終盤の粘りで逃げ切る展開となっている。

特徴は「1人に依存せず、複数選手が得点できるバランスの良さ」にある。髙田や渡嘉敷、宮澤らベテランが要所で安定感を見せつつ、田中こころや東藤なな子といった若手が要所で起点となる場面も増加。試合ごとに成長の兆しが見える。

また、全体の戦術理解度が高く、トランジション、スペーシング、ヘルプディフェンスにおいて連動が取れている点も、世界と戦う上での大きな強みだ。

次戦は最大の山場、オーストラリアとの直接対決へ

日本代表の次なる対戦相手は、FIBAランキング3位の強豪・オーストラリア。7月15日に行われるこのグループ最終戦は、準決勝進出を左右する重要な一戦となる。

勝利すればストレートでの準決勝進出。敗れた場合は他グループ2位とのプレーイン(決定戦)に回るため、できる限りストレート進出を狙いたいところだ。

鍵となるのは、「サイズで勝る相手にどれだけ外角で崩せるか」。髙田・薮の3P、田中・今野のウィング展開、渡嘉敷のミドルなど、あらゆるパターンでのスコアリングが求められる。

まとめ|着実に進化を遂げる“ホーバスジャパン”、真価は次戦にあり

FIBA女子アジアカップ2025、ここまで2戦2勝。日本代表はベテランと若手の融合、そしてトム・ホーバスHCの戦術の浸透により、明らかに完成度を高めてきている。

3Pシュート成功数、全選手得点、ローテーションの多彩さ──どれをとっても「世界に通用するチーム」への進化が見て取れる。

次戦オーストラリアとの一戦は、その真価が問われる試金石だ。アジアカップ制覇、そしてパリ五輪、さらにはその先のW杯に向けて──
今大会は“現在地”と“未来”を測る最高の舞台となる。

篠山竜青×辻直人が語る日本代表の推し選手と課題|アジアカップ直前インタビューで見えた未来の鍵

ABEMA解説者・篠山竜青×辻直人が語る「代表の現在地と未来」

2025年8月に開幕を控える「FIBAアジアカップ2025」。日本代表の選考と強化が着実に進む中、新しい視点から注目を集めているのが「元日本代表コンビ」によるABEMA解説だ。

篠山竜青と辻直人。かつての日本代表の司令塔とシューターコンビが、解説席でも抜群のケミストリーを披露しながら、新生日本代表を鋭く、時にユーモラスに語る。このコンビが日本生命カップ2025・日本代表vsオランダ代表の直前に行ったインタビューでは、解説者としての視点から「日本代表の推し選手」「呼んでほしい未招集選手」「今必要な人材」まで、濃密な見解が飛び出した。

不安と期待が交差した初コンビ解説

篠山と辻が揃って解説に挑んだのは今回が初めて。オファー当初の心境について、辻は「大丈夫かな…と不安の方が大きかった」と振り返り、篠山も「自分たちへのハードルが勝手に上がっていた」と苦笑いしたという。

だが、互いの解説スタイルについてはお互いに称賛。辻は篠山について「聞いていて“そうそう”と納得できる分かりやすさ」、篠山は辻について「IQが高く、ふざけてるように見えて的確」と語り、信頼感がにじみ出る。

両者ともに「選手目線で寄り添う」「現役感覚を伝える」ことを意識しており、彼らならではの立場が、新しい解説スタイルを築いている。

アジアカップ日本代表への期待|“勢い”と“サイズ”が鍵

新生日本代表の選考について、両者は「若返り」「海外組の増加」「勢いのあるBリーガーの抜擢」といったキーワードを挙げる。特に注目されたのは、テーブス海の弟であるテーブス流河や、かつて明成高校で話題を集めた山﨑一渉などの新顔だ。

辻は「“こんな選手いたのか”と驚くほどバリエーション豊か」と称賛。篠山も「B2の中村太地選手のように、カテゴリー関係なく“勢い”で選ばれているのが面白い」と語った。

また、近年は日本代表の課題とされてきた「サイズ不足」についても改善が見られ、トム・ホーバスHCのバスケットを遂行できるメンバーが揃ってきていると評価する。

“未招集の逸材”たち|2人の解説者が本気で推す候補選手とは

──もし、今の代表に“呼んでほしい”と思う未招集選手は?
この質問に対し、両者からは以下の名前が挙がった。

  • 米須玲音(川崎)…「パスセンスは抜群。司令塔としての成長が楽しみ」(篠山)
  • 山内ジャヘル琉人(川崎)…「身体能力と1on1のディフェンス力が高く、外国籍選手にも対応できる」(篠山)
  • 脇真大(琉球)…「Bリーグファイナルでの爆発力。外角精度が高まれば代表向き」(辻)
  • 小川敦也(宇都宮)…「ドライブでペイントタッチを作れるクリエイター。国際舞台で見たい逸材」(辻)

なかでも小川は、篠山・辻の両者が「絶対に代表で試してほしい」と意見が一致。高さ、ドライブ力、プレーメイク能力のバランスにおいて、「日本代表に新しい風を吹かせる存在」として高評価を得ている。

今の代表に“必要な人材”とは?ハンドラー&ビッグマンが急務

ポジション的な課題について問われた際、両者の見解は一致した。「必要なのはハンドラーとビッグマン」ときっぱり。

篠山は「河村勇輝がメインハンドラーとして定着しつつあるが、逆サイドにももう1人起点を作れる選手が必要」と説明。また、ジョシュ・ホーキンソンが38分以上出場している現状を危惧し、「日本人ビッグマンの台頭が急務」と語る。

辻も同意しつつ、新たに代表に加わった狩野富成(長崎)のフィジカルに驚きを示す。「金髪にしたら川真田選手と間違えるくらい体格が似てる(笑)。そんな選手がいたことにもびっくり」と語り、今後の台頭に期待を寄せた。

アジアカップを“強化の場”と捉える2人のリアルな視点

アジアカップは、日本代表にとって「結果を求められる大会」であると同時に、「新戦力発掘の場」でもある。この点について、2人はともに「今後に向けた“トライアウト”的意味合いが強い」と分析する。

篠山は「代表入りを目指す若手たちが公式戦で経験を積む機会は大きい」とし、結果よりも成長と経験値を重視するスタンスを示した。辻も「新戦力の“試験的起用”の場として非常に貴重」とコメントし、結果と育成のバランスを重要視している。

まとめ|元代表だからこそ語れる、現代表へのリアルな“愛”と“希望”

今回のインタビューは、元代表選手という立場から、現日本代表の未来を真剣に見つめる“バスケ愛”にあふれた内容となった。篠山竜青と辻直人がABEMA解説者として担う役割は、単なるマイク越しの仕事ではなく、次世代への「継承」とも言えるだろう。

推し選手の紹介だけでなく、「なぜ今このタイプが必要なのか?」「この選手はどこでフィットするのか?」といった視点は、現役プレイヤー/OBだからこそ語れる貴重な知見だ。

アジアカップ2025、そしてその先のFIBAワールドカップやオリンピックに向けて──
「バスケ解説」が“バスケ文化”を育てる時代が、いま始まっている。

ポール・ジョージが左膝を手術…再評価はトレーニングキャンプ前、シクサーズ復活への鍵を握るか

ポール・ジョージが左膝の手術を報告──復活への一手か

2025年7月15日(現地14日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはベテランフォワード、ポール・ジョージが左膝の関節鏡視下手術を受けたことを公式発表した。手術はすでに無事終了しており、トレーニングキャンプ開始前に再評価を行う方針であるという。

今回の手術は、ジョージが最近行っていたワークアウト中に負傷した左膝への処置として実施された。キャリア16年目を迎える今、再びコンディションを整え直すこの手術は、彼にとってキャリア後半戦を戦い抜くための“決断”ともいえる。

名門クラブに加わったベテランの苦闘と挑戦

ポール・ジョージは2010年にインディアナ・ペイサーズから全体10位で指名されNBA入り。その後、オールスター9回、オールNBAチーム選出、スティール王など、リーグ屈指のスウィングマンとして輝かしいキャリアを歩んできた。

2024年オフにロサンゼルス・クリッパーズを離れ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズと4年総額2億1200万ドル(約313億円)の大型契約を結び、新たな挑戦をスタート。しかし、移籍初年度となった2024–25シーズンは左膝と内転筋の故障に悩まされ、わずか41試合の出場にとどまった。

平均得点は16.2点と、キャリア2年目の2011–12シーズン(12.1得点)以来の低水準。コンディション不良が響き、本来のオールスター級の存在感を示すことはできなかった。

ファンの期待と“皮肉”が交錯する厳しい現実

ポッドキャスト番組を持つポール・ジョージだが、皮肉にも「今季はポッドキャストの配信回数のほうが試合出場数より多い」とSNSで揶揄される場面もあった。高額契約で加入したスター選手の不在に対して、シクサーズファンの不満は少なくなかった。

それでも、ジョージは巻き返しを誓っている。35歳となった今も「自分がチームを導く」という自覚を失っていない。この手術も単なる“処置”ではなく、「再スタート」の象徴であり、勝負のシーズンへ向けた布石だ。

シクサーズに立ちはだかる“負傷”という連鎖

フィラデルフィアは、ポール・ジョージだけでなくチーム全体がケガに苦しんだシーズンだった。チームの中心ジョエル・エンビードは左膝の負傷で19試合の出場にとどまり、ルーキーのジャレッド・マケイン、主力のタイリース・マクシーも相次いで離脱。

2024–25シーズンの最終成績は24勝58敗(勝率29.3%)という惨憺たるものに終わり、プレーオフ進出は叶わなかった。かつては“優勝候補”とまで言われたシクサーズだが、現状はその面影すら薄れている。

エンビードも4月に左膝の関節鏡視下手術を受けており、2人のエースが“同じ部位”を手術するという異例の展開に。トレーニングキャンプまでの回復状況が、そのままチームの今季の命運を握るといっても過言ではない。

ポール・ジョージの未来とベテランとしての価値

ジョージは攻守に優れた万能型スウィングマンとして、ペイサーズ、サンダー、クリッパーズでキャリアを築いてきた。2019年にはスティール王にも輝き、オールNBAファーストチームにも名を連ねた実力者だ。

その高いディフェンスIQとクラッチタイムの勝負強さは、健康な状態であれば今なおリーグ屈指。だからこそ、35歳を迎えた今でも高額契約が提示されたのだ。

復調すれば、マクシーやエンビードといった若手や中堅との相乗効果で、チーム全体のバランスも劇的に改善される可能性がある。

GL3x3が注目すべき“キャリア再構築”のモデル

GL3x3における選手キャリアもまた、“ケガとの戦い”がついて回る。ポール・ジョージのように、負傷を乗り越えてパフォーマンスを再構築する姿勢は、すべての競技者にとって学ぶべきモデルだ。

とくに30代半ばを迎えてからの“自己再構築”には、高い戦略性と自己管理が求められる。GL3x3でも、選手の年齢や負荷に応じた運用、リハビリ制度、パフォーマンス分析などの観点を強化する必要性が高まっている。

また、試合だけでなくSNSやメディア出演といった“プレー以外の価値”にも目を向けるべき時代だ。ジョージのように、自らを多角的に発信し続けるスタイルも、3×3プレーヤーの生存戦略の一部となるだろう。

今後の再評価と復帰スケジュール

現時点では、トレーニングキャンプ前にメディカルチェックと再評価を受ける予定。順調にいけば、2025年10月に開幕するNBAレギュラーシーズンには万全な状態で復帰する見通しだ。

シクサーズとしては、エンビードとジョージの2人が万全の状態で戻ってこなければ、プレーオフ進出は遠い。逆に、2人の健康が保証されれば、再びイースト上位に食い込む可能性もある。

まとめ:ベテランの“逆襲”は成るか──NBAとGL3x3の交差点に立つ挑戦

キャリア晩年に差し掛かるなか、再び脚光を浴びるためにポール・ジョージが選んだ“膝の手術”という選択。それは彼のプロ意識と、もう一度頂点を目指す情熱の現れでもある。

彼の復活劇は、GL3x3においても重要な示唆をもたらす。ケガと向き合いながらも、新たな価値を創出するスポーツキャリアとは何か──それを問う2025–26シーズンのスタートが、いままさに近づいている。

ウェンバンヤマが血栓から完全復活へ|少林寺修行と日本滞在で掴んだ“異次元の再始動”

“宇宙人”ビクター・ウェンバンヤマが完全復活|血栓からの復帰を明言

NBAサンアントニオ・スパーズに所属するスーパールーキー、ビクター・ウェンバンヤマが、右肩に生じていた深部静脈血栓症からの完全回復を自身の言葉で明かした。7月14日(米国時間)のフランス紙『L’EQUIPE』のインタビューで語られた内容によると、チームのメディカルスタッフから正式に復帰の許可が出たのはほんの数時間前だったという。

>「正式に復帰の許可をもらったんだ。ついさっき、スパーズのメディカルチームからゴーサインをもらったばかりなんだ。やっとまた少しバスケができるよ」

離脱当初はトレーニングキャンプ開始時(9月)までの復帰が見込まれていたが、予想よりも早くコンディションを整えることに成功。22歳の若きフランス人ビッグマンが、静かに、しかし確実に次なる飛躍へと準備を整えている。

史上6人目の“満場一致新人王”|NBA1年目の衝撃と称賛

ウェンバンヤマは2023年のNBAドラフトで全体1位指名を受け、スパーズに加入。デビュー当初から“宇宙人”と称される規格外のスキルセットで話題をさらった。208cmの身長にガードのような敏捷性、卓越した視野とシュート力を備え、NBA1年目で平均21.4得点10.6リバウンド3.9アシスト3.0ブロックを記録。ブロック王に輝いただけでなく、NBAオールディフェンシブファーストチームにも選出された。

さらに、記者投票によって決定される新人王には“満場一致”で選出。これはNBA史上6人目という快挙であり、ウェンバンヤマがどれだけ高く評価されたかを物語っている。

2年目シーズンも堂々の成績|血栓による離脱の影響とは

2024-25シーズン序盤、ウェンバンヤマは1年目を上回る成長を見せ、平均24.3得点・11.0リバウンド・3.7アシスト・3.8ブロックというモンスタースタッツを叩き出していた。初のNBAオールスター出場も果たし、将来のMVP候補としての期待が高まっていたが、オールスター明けに血栓症が判明し、無念の離脱となった。

それでも、出場試合数46試合という限られた中で176ブロックを記録し、2年連続のブロック王に輝く異次元のインパクトを残している。

オフの異色トレーニング|中国・少林寺で“心身の再構築”

驚くべきは、彼がオフシーズンに選んだ“修行の場”である。ウェンバンヤマは中国河南省にある少林寺で10日間の修行を行い、武術や瞑想、座禅を中心としたトレーニングに打ち込んだ。

この意外な選択について、本人はこう語っている。

>「自分自身をより深く理解するために、異なるトレーニング手法を試したかった」

この修行は単なる話題作りではなく、バスケットボールの外にある“自己理解”と“身体コントロール”を深める重要な時間だった。スピリチュアルな要素と肉体トレーニングを融合させる姿勢は、彼がすでにアスリートの枠を超えた存在であることを証明している。

日本にも滞在|ゲームセンターやサッカーを楽しむ姿が話題に

少林寺滞在後、ウェンバンヤマは日本を訪問。SNSには東京のゲームセンターで遊ぶ様子や、日本の街並みを散策する姿が多数投稿され、ファンの間でも話題となった。

また、フットサルをプレーする姿やラーメンを食べる様子なども投稿されており、その“親しみやすい素顔”が垣間見える形となった。SNSフォロワー数は急増し、日本国内でも彼への注目度が高まっている。

NBAスター選手がプライベートで日本を訪れる事例はこれまでもあったが、ウェンバンヤマのように“素の姿”を積極的に見せた選手は稀であり、日常の一コマすら話題を集める存在感は別格である。

NBA復帰戦はいつ?|3年目のブレイクに向けて

ウェンバンヤマの正式な復帰戦は現時点では未定だが、9月のトレーニングキャンプから全メニューに参加可能とされている。スパーズのフロント陣は無理をさせない方針を維持しつつも、今季こそプレーオフ進出の可能性を現実のものとしたい構えだ。

ルーキーイヤーから続くウェンバンヤマ中心のチーム作りは着実に進んでおり、3年目にはさらなるロールアップが求められる。スパーズは彼にボールを預け、フロア全体を支配する“次世代のヨキッチ”的な役割を期待していると見られている。

バスケ界における“異端のヒーロー”として

ビクター・ウェンバンヤマは、単なるスーパースターではない。彼は規格外のスキルを持ちながらも、それを“異端”の方法で磨く存在だ。少林寺での修行、日本でのリラックス、SNSでの発信……そのすべてがNBAの従来像とは異なる。

しかし、それが逆にファンの心を掴み、グローバルなスターへと押し上げている。実際、米『ESPN』の最近の特集では「NBA史上もっとも予測不能なスーパースター」としてウェンバンヤマを特集。数字だけでは語れない魅力が、そこにはある。

まとめ|“宇宙人”の逆襲はここから始まる

NBAの歴史は数多くのスターを生んできたが、ビクター・ウェンバンヤマほど“規格外”な存在は稀である。血栓という予期せぬ試練を乗り越え、中国や日本で心身を鍛え直し、再びコートへと帰ってくるその姿は、多くのファンにとって希望そのものだ。

2025-26シーズン、ウェンバンヤマがどのような進化を遂げるのか──
その一挙手一投足から、目が離せない。

河村勇輝がサマーリーグで圧巻のダブルダブル!15得点10アシストで存在感を証明

河村勇輝、NBAサマーリーグで躍動!攻守にわたる存在感で全米にインパクト

2025年7月14日(米国時間)、ラスベガスで開催中の「NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025」において、日本バスケ界の新星・河村勇輝が、またしても圧巻のパフォーマンスを披露した。シカゴ・ブルズの一員として出場した対インディアナ・ペイサーズ戦で、15得点・10アシスト・3スティールの“ダブルダブル”を記録し、チームの勝利に大きく貢献した。

第1戦から着実に出場時間と信頼を積み重ねてきた河村は、この試合で自身のNBAアピールを最大限に成功させた形となった。日本人選手がサマーリーグでこれほどの成績を残すのは極めて珍しく、アメリカメディアやスカウトの注目度も急上昇している。

前半からゲームメイクで魅せる|7アシストの立ち上がり

試合は第1クォーター残り4分34秒に河村がコートインすると、すぐさまアグレッシブなプレーでチームに勢いをもたらす。ノア・エセングの得点を巧みにアシストし、自身もジャンパーとバスケット・カウント付きのプレーで加点。特にドライブの緩急と視野の広さが光り、ペースの遅い序盤に流れを引き寄せる役割を果たした。

第2クォーターではディフェンスでも存在感を発揮。パスカットからのファストブレイクや、スティールからの速攻など、テンポを上げるプレーでチームを牽引。前半だけで9得点7アシストというハイペースな数字を記録し、ハーフタイム時点でブルズが57-53とリードを奪った。

後半も要所で輝く|ファウルトラブルを乗り越えた集中力

後半に入っても河村の勢いは衰えなかった。第3クォーター開始直後に2本のフリースローを確実に沈め、二桁得点へ突入。さらに第4クォーター序盤には5つ目のファウルで退場危機に見舞われたものの、直後のオフェンスで冷静に3ポイントを沈めて観客を驚かせた。

ジャボン・フリーマン・リバティへのアシストを含め、試合を通じて計10アシストをマーク。プレータイムは27分46秒と決して長くないながらも、ゲームの主導権を握る司令塔としての働きは群を抜いていた。

最終スタッツは、15得点・1リバウンド・10アシスト・3スティール。PGとして求められる要素をすべて兼ね備えた“フルセットの活躍”だった。

日本人ガードとしての快挙|過去の挑戦者との比較

これまでNBAサマーリーグに挑戦した日本人ガードは数えるほどしかおらず、2019年の渡邊雄太、2021年のテーブス海などが記憶に新しい。しかし、得点とアシストで“ダブルダブル”を記録した選手は河村が初とみられており、そのインパクトは特筆に値する。

・渡邊雄太(2019)…主にディフェンスで評価
・テーブス海(2021)…出場機会限られる
・河村勇輝(2025)…攻守でフル稼働+チーム勝利に直結

ガードとしてのサイズやフィジカル面で不利な要素を抱える中、判断力とゲームマネジメント力で打ち破る姿勢は、NBAでも高評価につながりやすい要素だ。

プロフィール:河村勇輝とは何者か?

・名前:河村勇輝(かわむら ゆうき)
・生年月日:2001年5月2日
・出身地:山口県
・身長/体重:172cm/72kg
・ポジション:ポイントガード(PG)
・所属:横浜ビー・コルセアーズ → シカゴ・ブルズ(サマーリーグ)

高校時代から全国屈指の司令塔として名を馳せ、東海大学時代にはインカレ優勝、アジア大会でも日本代表の主力として活躍。Bリーグでは2022–23シーズンに最優秀新人賞を獲得するなど、国内での実績は十分。

今回のサマーリーグ参戦は、日本人PGがNBAで通用する可能性を世界に示す重要なステップとなっている。

ペイサーズの富永啓生は出場機会なし|日米バスケの課題も浮き彫りに

この試合では、同じく日本代表の富永啓生(ペイサーズ所属)は出場機会がなかった。河村との“日本人対決”は実現しなかったものの、異なるタイプの選手がサマーリーグに挑戦している構図は、今後の日本バスケ界にとっても大きな財産だ。

富永はシューターとして評価されているが、ガードポジションは競争が激しく、アメリカ育ちの選手とも競い合うことになる。サイズ・守備・チーム戦術理解など多面的な対応力が求められる中、今後の出場に注目が集まる。

チーム成績と今後の日程

試合結果は以下のとおり:

■シカゴ・ブルズ 114-105 インディアナ・ペイサーズ
CHI|32|25|28|29|=114
IND|18|35|28|24|=105

ブルズは7月17日(米国時間)にミルウォーキー・バックスと対戦予定。一方のペイサーズは翌18日にニューヨーク・ニックスと対戦する。河村の次戦出場と富永の復帰が期待される。

まとめ|“数字以上”の輝きを放つ河村勇輝の挑戦

河村勇輝はこの試合で、数字以上の存在感を見せた。オフェンスの起点、リーダーシップ、守備での読み、そして試合をコントロールする落ち着き──これらすべてを兼ね備えたPGとして、NBAでも戦えることを証明しつつある。

今後、サマーリーグでの継続的な活躍が続けば、トレーニングキャンプへの招待、あるいは2WAY契約の可能性も十分に視野に入る。

“172cmの逆襲”が、世界最高峰の舞台でどこまで羽ばたくのか。河村の挑戦は、まだ始まったばかりだ。

Bリーグが描く“地域共創”の未来──『バスケACTION』が示した社会貢献の新フェーズとは

バスケで地域を動かす──Bリーグの新たな挑戦『バスケACTION』とは

2024年7月14日、Bリーグが主催するナレッジ共有会が都内で開催された。テーマは『B.LEAGUE Hope × 日本生命 地域を元気に!バスケACTION』。この社会的責任活動は2021年よりスタートし、2024-25シーズンからは“サステナビリティパートナー”として日本生命が全面協力する形で再始動した。

単なるCSRの枠を超え、36クラブが主体となって地域と向き合うこの取り組みは、“コートの外”でバスケットボールが果たすべき役割を再定義するものだ。

地域課題をスポーツで解決する──各クラブの実践事例

共有会では、各クラブが自らの地域で取り組んできた事例を発表。それぞれが地元特有の課題に対し、バスケットボールという共通言語を活かした斬新なアプローチを披露した。

■ベルテックス静岡:人口減少に“絆”で対抗

静岡市は、人口減少率が全国ワースト2位という重大な局面を迎えている。ベルテックス静岡はこの課題に正面から取り組んだ。観戦招待を通じ、転入者など市外出身者との接点を創出。

単なる“チケット配布”にとどまらず、「50点目を決める選手を当てるクイズ」やスマホを使ったフリースローチャレンジなど、家族連れやライトファンにも楽しめる工夫を施した。さらに、日本生命の営業職員との連携により、招待客へのフォローアップを実施。

この丁寧なアプローチにより、単発の招待から継続的な来場者を生み出す“地域好循環”を形成した。

■茨城ロボッツ:心のバリアフリーを広げる“ハブ”に

茨城ロボッツは、特別支援学校の校長からの要望を起点に、「子どもたちが活躍できる場」を提供するプロジェクトを始動。従来の「訪問型の支援」から、「共創型の社会貢献」へと舵を切った。

彼らの取り組みは、水戸市内での『まちなかバリアフリーマップの作成』と『車いすバスケ体験会』。医療法人や大学、NPOなど10以上の団体を巻き込んだイベントは、まさに“誰もが主役”の場となった。

当日は車いすユーザーと健常者が自然に交わる姿が見られ、「大変さを伝えるのではなく、楽しさを共に体験する場だった」という専門家の評価も得た。

DE&I(多様性・公平性・包摂性)の理念を現場で体現したこの試みは、今後の社会貢献モデルとして他クラブにも波及が期待される。

■宇都宮ブレックス:清掃活動をエンタメに変える発想

「バスケ以外の分野でも地域貢献をしたい」──その想いから始まった宇都宮ブレックスの清掃活動は、単なるゴミ拾いではなかった。

実施地は宇都宮駅周辺。定員を大幅に上回る200名超の応募があり、マスコットやチアリーダーも参加することで“お祭り感”を演出。さらに、環境配慮素材で作られたボールペンやタンブラーを参加賞にすることで、“ブレックスらしい”価値提供を実現した。

この活動は宇都宮市との官民連携によって運営がスムーズに行われ、「自分の街がきれいになるのがうれしい」という声が多数寄せられた。

支援される立場から、共に創る仲間へ──Bリーグの哲学

ナレッジ共有会でBリーグの島田慎二チェアマンは、「バスケACTIONはリーグ理念実現の“核”である」と語った。

「この取り組みはすぐに成果が見えるものではありません。けれど、動かなければ何も始まらない。クラブが主体となり、地域と共に歩むことこそがスポーツの力なのです」

その言葉どおり、今回発表された事例の多くが、“クラブが与える”のではなく、“地域と一緒に生み出す”スタイルに進化していた。

社会と交わるバスケットボール──3×3にも通じるビジョン

今回の『バスケACTION』の各事例は、3×3バスケットボールが掲げる「誰もがプレーできる場」「街と一体になるスポーツ」のビジョンとも強く共鳴している。

特に茨城ロボッツの“共創型”イベントは、3×3大会が開催される公共空間やストリート文化との親和性が高く、今後はBリーグクラブと3×3リーグとの連携も期待される。

また、宇都宮ブレックスのように「イベント化」された清掃活動は、3×3の大会運営でも活かせる知見であり、ボランティアを巻き込んだサステナブルな運営モデルの参考になる。

まとめ:バスケットボールの価値は、コートの外に広がっている

2024-25シーズン、Bリーグが進めた『バスケACTION』は、バスケットボールが単なるスポーツを超え、地域社会にポジティブな波紋を広げる“社会装置”として機能し得ることを証明した。

人口減少、共生社会、環境保全──そのどれもが、バスケットボールと組み合わさることで、行動を喚起する現実的なムーブメントとなりうる。

コートの内外で価値を発揮し、スポーツの本質を問い直すこの活動は、今後のスポーツ界全体にとっても大きな指針となるだろう。

今、問われているのは「何を勝ち取るか」だけでなく、「誰と共に歩むか」だ。

バスケットボールの未来は、ゴールの向こう側にある地域との絆の中にこそある。

ドラフト1位クーパー・フラッグがサマーリーグ残り試合を全休へ|マブス期待の19歳が見せた“別格の才能”

サマーリーグ序盤で衝撃を与えたクーパー・フラッグが早くも全休へ

2025年7月13日(現地時間)、NBAサマーリーグで最も注目を集めていた若手選手の一人、クーパー・フラッグが、ダラス・マーベリックスの判断によりサマーリーグ残り試合を全休することが決まった。これはNBAインサイダーのマーク・スタイン氏が報じたもので、チーム側が彼のコンディションを守る意図で、早期に起用を打ち切る方針を固めたと見られている。

“ドラフト全体1位”という期待に応えた2試合の圧倒的パフォーマンス

クーパー・フラッグは2025年NBAドラフトにおいて、全体1位でダラス・マーベリックスに指名された逸材。203cm・93kgというサイズながら、スキル・運動能力・バスケットIQのすべてがトップレベルで、すでに“NBA向きの身体”を備えていると言われている。

そんな彼が出場したのは、サマーリーグ初戦となった7月11日のロサンゼルス・レイカーズ戦、続く13日のサンアントニオ・スパーズ戦の2試合だ。

初戦のレイカーズ戦ではFG成功率23.8%(5/21)とシュート精度に苦しみながらも、10得点・6リバウンド・4アシスト・3スティール・1ブロックという多彩なスタッツを記録。特に終盤にはクラッチタイムでブロック→速攻の起点→アシストという流れを生み出し、チームを牽引するプレーを見せた。

そして2戦目のスパーズ戦では、わずか2日後とは思えないほどの修正力を発揮。31得点・4リバウンド・1アシストをマークし、FG47.6%(10/21)、FT8/13と数字の面でも支配的な活躍を見せた。

マブスが下した判断とその背景にある戦略的意図

この2試合を終えた段階で、マブスはフラッグのサマーリーグ出場を終了とする決定を下した。この背景にはいくつかの要因があるとされている。

1つ目は、十分な実力証明ができたこと。2試合で合計41得点を挙げ、守備でも万能性を示したフラッグは、ルーキーとして異例の完成度を持っていると評価されている。

2つ目は、リスク管理。サマーリーグはあくまでプレシーズンの一環であり、ここで怪我をするリスクを避けるために、チームはフラッグの健康を最優先に考えたのだ。

3つ目は、開幕ローテーション入りを見据えた準備。フラッグはすでにマブスの来季主力として計算されており、キャンプ期間をフル活用するためにも、この時点で一度負荷を落とす意図があったと考えられる。

フラッグのキャリア背景:高校から注目された超エリート

クーパー・フラッグはメイン州出身のフォワードで、高校時代から「ジェネレーショナル・タレント」と呼ばれてきた選手だ。高校2年時にはFIBA U17ワールドカップでアメリカ代表として出場し、全試合二桁得点・平均3.0ブロックを記録し、大会MVP級のインパクトを残した。

また、フラッグは大学進学を回避し、Gリーグ・イグナイトやオーストラリアNBL経由ではなく、直接NBAドラフトへエントリーした最初の“特例ルート選手”としても注目されている。アマチュア時代からプロのフレームで戦い、2025年ドラフトではその実力通り全体1位指名を受けた。

マブスにおける今後の役割と展望

ダラス・マーベリックスは現在、ルカ・ドンチッチとカイリー・アービングという2枚看板を擁する強豪チーム。しかし彼らの脇を固める若手が手薄な状況にあり、フラッグには即戦力としての役割が期待されている。

具体的には、3番〜4番ポジションでのユーティリティ起用が想定されており、スモールラインナップ時にはセンターの役割を担う可能性もある。マブスのフロント陣は、ディフェンスの強化とセカンドユニットの安定を課題と捉えており、フラッグの守備力と機動力は大きな武器になるだろう。

ファンやメディアからの評価と反応

SNSやバスケットボールメディアでは、フラッグの早期離脱に驚きの声が上がった一方で、「すでにやることはやった」「これは正しい判断」という擁護論も多数見られた。米メディア『The Athletic』は「彼はすでにベン・シモンズのルーキーイヤーよりも完成度が高い」と評価し、早くも新人王争いの本命候補に名前を挙げている。

一方、日本のファン層からは、「日本代表といつか国際舞台で戦ってほしい」「Bリーグで見てみたかった」という声もあり、国際的な注目度も高まっている。

3×3バスケへの波及と可能性

フラッグのように万能なスキルセットを持つ選手は、3×3バスケットボールの世界でも注目の存在だ。身体能力とシュート力、スイッチ可能な守備力を兼ね備える彼は、3人制のフォーマットにおいてもゲームチェンジャーになり得るポテンシャルを持つ。

将来的には、オリンピックや世界大会で3×3に挑戦する“NBA選手の流入”が現実味を帯びる中、フラッグのような選手がその代表格となる可能性も否定できない。

まとめ:次世代スターとしての第一歩は鮮烈だった

たった2試合の出場でその名をサマーリーグに刻み、早くも“お役御免”となったクーパー・フラッグ。これは、彼が単なるルーキーではなく、すでにマブスの未来を担う存在として認識されている証だ。

今後のNBAレギュラーシーズンで彼がどれだけインパクトを残すのか。さらには3×3バスケ界にどんな影響を与えていくのか。世界中のバスケットボールファンが注目する若きスターの進化から、目が離せない。

馬場雄大がNBAサマーリーグで5得点の鮮烈アピール|ニックスで限られた出場時間でも存在感

限られたプレータイムで印象的な活躍を見せた馬場雄大


2025年7月14日(現地時間13日)、アメリカ・ラスベガスで行われた「NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025」の試合において、ニューヨーク・ニックス所属の馬場雄大が出場し、限られた2分50秒の出場時間で5得点というインパクトあるプレーを披露した。対戦相手はボストン・セルティックス。20点差を追う最終クォーターでの出場ながら、馬場は登場直後に相手のターンオーバーから速攻を決め、続いてドライブからファウルを誘発してフリースローで加点。さらにトランジションから再度のレイアップを沈め、攻守で密度の高いパフォーマンスを見せた。

馬場のこの活躍は、試合展開や点差に左右されない彼の集中力とメンタルの強さを証明するものであり、サマーリーグという“アピールの場”において高く評価されるポイントとなる。

サマーリーグとは何か?馬場が目指す「次のステージ」

NBAサマーリーグは、新人選手や若手プレイヤー、Gリーグ所属選手、フリーエージェントたちがNBA契約を勝ち取るための大事な試合の場である。ここで結果を出せば、開幕ロスター入りの可能性はもちろん、2ウェイ契約やGリーグ再契約といったさまざまなチャンスが広がる。

馬場は、2024年シーズンにGリーグではなく実際にNBAのロスターに登録され、メンフィス・グリズリーズで22試合に出場した経験を持つ。その実績に加え、3×3バスケや日本代表としての国際経験も豊富。サマーリーグでの好パフォーマンスは、彼の次なる契約獲得への布石となるだろう。

馬場雄大のこれまでのキャリアと挑戦


馬場は富山県出身の28歳。筑波大学卒業後、アルバルク東京でプロキャリアをスタートし、Bリーグでの躍進を経て、アメリカへ挑戦の舞台を移した。2019年にはGリーグのテキサス・レジェンズに加入し、ディフェンスやトランジションのスピードを武器に、コーチ陣からも一定の評価を受けた。

その後、オーストラリアNBLのメルボルン・ユナイテッドにも所属し、チャンピオンチームの一員としてプレー。日本代表としてもオリンピック出場を果たしており、3×3日本代表でも活躍した経歴がある。日本バスケットボール界の“二刀流”とも呼ばれ、その守備範囲の広さと経験は貴重だ。

NBA入りへの挑戦、過去の苦闘と現在の地盤

馬場は過去数年、何度もNBAの門を叩いてきたが、そのたびにキャンプでのカットやロスター漏れといった厳しい現実を突きつけられてきた。それでも挑戦を諦めなかったのは、彼の中に「世界最高峰で自分を試したい」という明確なビジョンがあったからだ。

今回のニックスでのサマーリーグ参戦は、2024–25シーズンのNBA出場を経て、再びNBAへの“本契約”を狙う大きなチャンスとなっている。実績を積んだ今だからこそ、評価される準備が整っている。

ニックス内の評価と今後の展望

今回のボストン戦ではケビン・マッカラーJr.が30得点と大活躍。ビッグマンのアリエル・フクポルティも9得点13リバウンドとアピールを果たしたが、馬場のように“限られた時間で結果を出す”というタイプの選手は、ベンチ深くまで競争が激しいNBAにおいて貴重な存在となりうる。

さらに、3×3でも有用なスペース把握能力や機動力、そして「勝利のために体を張れる」姿勢が評価されれば、今後NBAロスター入りだけでなく、他チームからのオファーや海外トップリーグへの移籍の道も現実味を帯びてくる。

日本代表としての存在感と3×3界への影響

馬場は、5人制だけでなく3×3バスケでも代表経験があり、国際大会での実績を持つ数少ない日本人選手だ。2024年のオリンピックでは、平均得点20.3点・7.7アシストという驚異的な数字を残しており、得点力とプレーメイキングを兼ね備えた貴重な存在となっている。

3×3バスケにおいても、彼のスピードとディフェンス力は即戦力レベル。今後GL3x3や他の3×3リーグからもアプローチがある可能性は十分にある。

まとめ|「結果を出す」男・馬場雄大の挑戦は続く


今回のサマーリーグ第2戦での馬場雄大の5得点は、単なる数字以上の意味を持つ。2分50秒という限られた時間で、自分の持ち味を最大限に発揮し、チームに流れを呼び込もうとする姿勢は、まさにプロフェッショナルそのものだ。

サマーリーグでの次戦は7月16日(現地15日)に行われるブルックリン・ネッツ戦。この試合で再び出場機会を得られれば、さらに自分の価値を示す場となるだろう。

彼の挑戦は、まだ終わらない。そしてそれは、世界を目指すすべての日本人バスケットボール選手たちにとっても、大きな希望の象徴となっている。

■試合結果
ニューヨーク・ニックス 81-94 ボストン・セルティックス
NYK|18|12|23|28|=81
BOS|27|15|29|23|=94

【2025–26最新版】B1リーグ全ロスター解剖|3×3で飛躍が期待される注目選手5選

2025–26シーズン開幕直前!B1全26クラブのロスターが出揃う


B.LEAGUE(B1)の2025–26シーズンに向け、各クラブが続々と新戦力を加えた最新ロスターが発表された。今シーズンは、移籍市場も例年以上に活発で、3×3バスケットボールに通じるスキルを持つ選手たちの台頭も目立つ。
本記事では、B1の全ロスターの概観に加え、3×3とのシナジーが期待される注目選手を5人ピックアップ。3×3ファン・プレイヤーの視点で、今後の動向を読み解いていく。

B1リーグ×3×3の可能性とは?

3×3は、FIBAが正式競技として推進する急成長ジャンルであり、Bリーグや日本代表選手の中にも3×3出場経験者が増えている。少人数制・スピーディーな展開・1on1の技術が求められる3×3において、B1選手の身体能力やシュート力が新たな武器として注目されるようになってきた。
特に近年は、「B1から3×3へ」「3×3で実績を積んでBリーグへ」といった選手キャリアのクロスオーバーも現実のものとなっている。

注目選手① 富永啓生(北海道/SG)

2025年夏にGリーグから北海道へ移籍した富永啓生は、3×3向きのプレーヤープロファイルを持つ最右翼だ。188センチのサイズと驚異的なアウトサイドシュート精度は、1ポゼッションの重みが大きい3×3でこそ真価を発揮する可能性がある。
大学時代にNCAAで見せた「catch & shoot」スキルはFIBAルールとの相性も良く、今後の国際3×3大会での活躍も期待される存在だ。

注目選手② キーファー・ラベナ(横浜BC/PG)

フィリピン代表として3×3経験も豊富なキーファー・ラベナは、今季も横浜BCの主軸として君臨。183センチながら抜群のボールハンドリングとゲームコントロールで、クイックトランジションが鍵を握る3×3においても存在感は大きい。
特に2024年に行われたフィリピン国内3×3リーグでの実績は、今後の起用の幅を広げる要素となるだろう。

注目選手③ 脇真大(琉球/SG)

2025年ジョーンズカップでの日本代表デビューを果たした脇真大は、3×3日本代表候補としても今後名前が挙がる逸材。193センチと3×3で理想的なサイズを持ちつつ、アウトサイドシュートやリバウンドにも長ける万能型。
3×3での「ディフェンスからの速攻」にも適応できるバランス型ガードとして注目だ。

注目選手④ 安藤誓哉(横浜BC/PG)

東京オリンピック代表経験を持つ安藤誓哉は、3×3への適応力も高く、ピック&ロールやアイソレーション能力に長ける。181センチながら高い得点力と判断力を備えており、試合の終盤に1点を取りに行くシーンで重宝されるプレースタイルだ。
横浜BCでのプレーに加え、国際大会でのキャリアも長く、3×3日本代表候補としても常にその名が挙がっている。

注目選手⑤ 吉井裕鷹(三遠/SF)

B1優勝チーム・三遠ネオフェニックスの主力である吉井裕鷹は、196センチのサイズとフィジカルを活かした3×3向きプレーヤー。ディフェンスから流れを変える能力に加え、1on1のフィニッシュ精度が向上しており、2025年のFIBA 3×3ワールドツアーでも台頭が期待される。
三遠としても、今季から河田チリジを加えたことでインサイドの強度が増し、吉井のアウトサイドやミスマッチ活用に一層注目が集まるだろう。

注目選手⑥ ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(SR渋谷/PG)


今季から本格的にB1ローテーション入りが期待されるハーパーJrは、3×3で求められる瞬発力と決断力を兼ね備えたコンボガード。181センチというサイズは3×3においても機動性を高め、相手の守備を切り裂くドライブ力は特筆に値する。高校・大学時代からボールに対する嗅覚とディフェンスへの意識が高く、2ウェイプレイヤーとしてのポテンシャルも評価されている。特に渋谷のアップテンポなスタイルは、3×3でも十分活かせる要素となっており、今後の代表候補選出にも期待がかかる。

3×3と5人制、それぞれのスキルの違いと融合

3×3と5on5は一見すると別競技のように感じられるが、両者に共通するコアスキルが存在する。1on1の打開力、スペーシングの理解、ディフェンスの個人能力、そして短時間での判断力などは、どちらのフォーマットでも不可欠だ。B1の舞台でこれらのスキルを磨いた選手が、3×3というスピード感と強度の高いステージでどう適応するかは、今後の代表選考や国際大会の成績にも直結する。

育成・スカウティングにも広がる視点

近年ではユースや大学世代でも、3×3での実績が評価されてBリーグ入りを果たすケースも増加。逆に、Bリーガーがシーズンオフに3×3に挑戦することで、自らのプレーの幅を広げるといった“越境型キャリア”も定着しつつある。B1の26クラブでも、練習環境やサマーキャンプで3×3要素を導入するチームが増えており、将来的には「二刀流」を前提とした選手育成の流れが加速することも予想される。

まとめ:B1から3×3へ、日本バスケの未来図を読む

B1リーグの2025–26シーズンは、単なる移籍の応酬にとどまらず、日本バスケ全体の潮流を映す鏡でもある。特に3×3との人材シェアやシステム的融合は、今後さらに加速する可能性が高い。
GL3x3としても、こうした選手の動向を追うことで、日本バスケの未来を先読みする記事を今後も提供していく。あなたの推し選手が次に向かうフィールドは「3×3」かもしれない――そう思わせてくれるシーズンが、いよいよ幕を開ける。