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NBA2K26のカバーを飾るのはSGA!王者サンダーのエースがゲーム界でも頂点に

NBA2Kシリーズ最新作「NBA 2K26」のカバーアスリートにSGAが選出!

2025年7月9日(現地時間8日)、世界中のバスケットボールファンを熱狂させるNBAゲームの金字塔『NBA 2K』シリーズの最新作『NBA 2K26』に関する注目の発表が行われた。今作の通常版カバーアスリートには、2024-25シーズンのNBAチャンピオンであるオクラホマシティ・サンダーのエース、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)が起用されることが明らかとなった。

近年のNBAを象徴する若手スターであり、急成長中のスーパースターでもあるSGAが、バスケットボールゲーム界でも名実ともに頂点に立った瞬間だ。

キャリアベストのシーズンを過ごしたSGA

SGAは2024-25シーズンにおいて、まさにキャリアの絶頂を迎えた。サンダーはレギュラーシーズンをリーグトップの68勝14敗という驚異的な成績で駆け抜け、プレーオフでは16勝7敗で優勝。2008年以来となるフランチャイズ2度目のNBA制覇を達成した。

この偉業を支えたのが、主軸であるSGAの圧巻のパフォーマンスだ。彼はレギュラーシーズンで平均32.7得点を記録し、自身初となるスコアリングリーダー(得点王)の座を獲得。さらに5.0リバウンド、6.4アシスト、1.7スティール、1.0ブロックとオールラウンドなスタッツを残し、文句なしのレギュラーシーズンMVPに輝いた。

加えて、プレーオフでもその輝きは衰えず、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVP、NBAファイナルMVPをダブル受賞。SGAはチームと個人の両面でNBAの頂点に立ち、名実ともに“NBAの顔”となった。

SGAとは何者か?──スター街道を歩んだ7年間

シェイ・ギルジャス・アレクサンダーは1998年7月12日、カナダ・トロント近郊のハミルトンに生まれた。身長198cm・体重90kgのシューティングガード/ポイントガードであり、長いウイングスパンと冷静沈着なゲームメイク、そして鋭いドライブとミドルレンジショットが武器だ。

ケンタッキー大学から2018年のNBAドラフト1巡目11位でシャーロット・ホーネッツに指名されるも、すぐにロサンゼルス・クリッパーズへトレード。その後、2019年に大型トレードの一環としてサンダーへ移籍し、現在のキャリアが本格化する。

移籍初年度から平均得点は大幅に向上し、2022-23シーズンには初のオールスター選出、さらにオールNBAファーストチームに選ばれるなど、リーグの中でも特に将来を嘱望されるガードとして頭角を現した。そして2024-25シーズン、すべてが結実し、完全無欠の王者となった。

超巨額契約と「NBA 2K26」起用──SGAが象徴する新時代

そんなSGAは、今回のNBA制覇と同時に超巨額契約も報じられている。サンダーと結んだ延長契約は4年総額2億8500万ドル(約416億1000万円)とされ、年平均7100万ドル超という破格の金額だ。これはスーパーマックス契約とされ、NBAでもトップクラスの待遇を意味する。

そして、今回の『NBA 2K26』カバーアスリート就任は、そのブランド力と人気、影響力がリーグ内外でも最大級となったことを証明する象徴的な出来事である。

「NBA 2K」カバーアスリートの系譜とSGAの位置づけ

「NBA 2K」シリーズのカバーアスリートは、その年を代表する選手が選ばれることが多い。近年ではヤニス・アデトクンボ、ルカ・ドンチッチ、ステフィン・カリー、ジェイソン・テイタムなどが務めてきた。彼らはいずれもスーパースターであり、リーグの顔とも言える存在だ。

その流れの中でSGAが選出されたということは、単なる“スコアリングリーダー”にとどまらず、「次世代を象徴するグローバルスター」として認知され始めていることを意味する。特にカナダ出身選手がこのような形で世界的なゲームタイトルの顔になるのは稀であり、歴史的な意味合いも含まれる。

SGA×NBA2Kがもたらすバスケットボール文化の進化

SGAの「NBA 2K26」通常版カバー登場によって、彼のプレースタイルやキャラクターがより広く一般層に浸透することが予想される。バスケットボールはリアルの試合だけでなく、eスポーツやゲームを通じてファンベースを広げており、NBA2Kシリーズはその中核にある存在だ。

SGAのように個性豊かで実力派の選手がゲームの顔になることで、プレーの魅力や戦術理解、ファン同士の交流がより深化していくことは間違いない。

今後の展望とSGAのさらなる飛躍

NBAの2025-26シーズンでは、王者サンダーとそのエースSGAにより大きな注目が集まることになる。連覇、得点王連続受賞、MVP防衛、そして五輪代表としての活躍など、SGAにはさらなる成長の可能性が秘められている。

ゲーム界でも現実のコートでも、SGAのプレーは世界中のファンを魅了し続けることだろう。今後もその動向から目が離せない。

Bリーグが日本財団と連携強化へ!全国10クラブで「まちづくり」事業始動、地域課題にスポーツで挑む

Bリーグ×日本財団が推進する「まちづくり」事業が本格始動

2025年7月8日、Bリーグは日本財団と連携し、「スポーツを通じた地域課題の解決」を目的とした新たな社会貢献プロジェクトを発表した。これまで震災復興やスポーツ振興といった分野で共に取り組んできた両者だが、今回はより地域密着型の「まちづくり」を軸に、全国10クラブによるモデル事業が展開される。

この取り組みは、Bリーグ全体で推進するSDGsやESG(環境・社会・ガバナンス)戦略の一環であり、単なるCSRではなく、スポーツが地域社会の持続可能性に寄与する実践的モデルの構築を目指す。総事業費はおよそ2.8億円で、そのうち約1.1億円が今回採択された10クラブに分配され、各地域の課題に対処するプロジェクトが始動する。

日本財団との協業強化、なぜ「今」なのか

2017年に連携協定を締結して以来、Bリーグと日本財団は震災被災地への支援、コロナ禍での募金活動、スポーツ体験支援などの共同活動を重ねてきた。今回の連携強化は、その延長線上にあるものの、より深い「共創」のフェーズに突入したと言える。

島田慎二チェアマンは記者会見で「今、Bリーグが地域と共に歩む時代に来ている。スポーツの価値は“試合”だけでなく、地域の未来を変える力にある」と語り、クラブの存在意義が「勝敗を超える価値創出」に広がりつつある現状を強調した。

採択された全国10クラブとその取り組み内容

今回のプロジェクトには、全国のB1・B2全クラブから提案があり、厳正な審査を経て10クラブが採択された。それぞれの地域に根差したユニークな施策が展開される:

  • レバンガ北海道:「レバンガこども BASE」
    廃校を改修した練習場内に「子ども食堂」を開設。プロチームの拠点を教育的空間として再活用。
  • 秋田ノーザンハピネッツ:「こども居場所モデルの構築」
    既存の「みんなのテーブル」事業を進化。食と遊びを掛け合わせた常設型の居場所を創出。
  • 茨城ロボッツ:「みんなで育てるまちプロジェクト」
    商店街と連携し、スポーツ観戦・イベントを通じてウォーカブルな都市空間と交流の場を設計。
  • 川崎ブレイブサンダース:「Global Connect構想」
    外国人スタッフを配置し、英語・多文化共生の機会を提供。外国人児童のサポートも視野に。
  • 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ:「共生型まちづくりプラットフォーム」
    部活動支援を起点に、財源・人材の自走サイクルを生み出し、持続可能な地域コミュニティを形成。
  • 大阪エヴェッサ:「リアルお仕事体験 in 商店街」
    小中高生向けに商店街と連携した職業体験を実施。バスケを通じて“働く意義”を伝える教育的試み。
  • 福島ファイヤーボンズ:「郡山まちづくりビジョン型スポーツコミュニティ」
    地域の体育施設を拠点に、誰でも参加できる運動プログラムを常設。まちづくりビジョン策定も視野に。
  • 信州ブレイブウォリアーズ:「ホワイトリング地域交流拠点事業」
    長野五輪レガシーを活用し、アリーナをアートや教育イベントの拠点へと再定義。
  • ベルテックス静岡:「共生社会をアートで推進」
    知的障がい者との共同アート制作を通じて、地域に“共に生きる”というメッセージを届ける。
  • 熊本ヴォルターズ:「熊本ヴォルフェスタ」
    バスケ・音楽・食を融合した観光イベントで、地域経済と文化の活性化を図る。

プロジェクトがもたらす“スポーツの新しい役割”

これらの事業に共通しているのは、「スポーツをきっかけにした社会参画と地域共創」だ。クラブが主役ではあるが、運営には自治体や商店街、地域住民、NPOなども巻き込み、多様な主体の共働によって構築される。

中には、廃校や体育館を活用した事例、外国人支援、子ども食堂、アートとの融合といった異分野との連携も多く、従来の“クラブ活動”の枠を大きく超えるスケール感と柔軟性が特徴だ。Bリーグは「競技団体」から「社会課題解決型プラットフォーム」へと変貌しつつある。

防災や次世代プロジェクトにも波及へ

なお、今回の「まちづくり」事業に続いて、2025年度中には「防災意識向上プロジェクト」も始動する。全国約30クラブが自治体や学校と連携し、災害教育・避難訓練・防災グッズの配布など、さまざまな啓発活動を展開予定だ。

こうした社会還元活動の積み重ねは、将来的にクラブの“地域公共財”としての価値を一層高め、バスケットボールの認知拡大・観客動員とも相乗効果を生み出すと見られている。

まとめ:Bリーグ発の“まちづくり”モデルが切り開く未来

Bリーグと日本財団が手を組み、各地域の社会課題に真正面から向き合う「まちづくりプロジェクト」は、スポーツ界における新たな潮流として注目を集めている。勝敗やスタッツを超えて、クラブが“地域の未来をつくる存在”へと進化していく姿は、今後のプロスポーツの在り方に一石を投じることになるだろう。

スポーツが持つ力──それは人と人をつなぎ、地域を動かし、社会を変えていく。その実例が、Bリーグの取り組みを通じて今、確かに形になり始めている。

6年ぶりの日本代表復帰で輝いた中村太地、シューターとしての進化と覚悟「10回中9回はシュートに」

中村太地、6年ぶりの代表復帰で輝き放つ

2025年7月6日、有明アリーナで行われた「日本生命カップ2025(東京大会)」第2戦。男子日本代表はオランダ代表を相手に74-53で勝利し、代表活動の前哨戦となる一戦を白星で締めくくった。その中で強烈なインパクトを残したのが、6年ぶりに代表ユニフォームに袖を通した中村太地(島根スサノオマジック)だ。

28歳となった中村は、2019年のウィリアム・ジョーンズカップ以来となる日本代表復帰。年齢的にも中堅どころとなった今、改めて“日の丸”を背負う喜びと責任を背負ってコートに立った。

代表復帰にかけた覚悟と意義

「代表に戻ることは夢の一つだった」と語る中村。その言葉の裏には、何度も選考から漏れ、トライアウトで悔しさを味わってきた過去がある。今回の代表復帰に際しても、「デベロップメントキャンプから積み上げてきた思い、そして落選したメンバーの分まで背負って戦いたい」と語り、並々ならぬ覚悟で代表戦に臨んだ。

特に2018年のアジアカップでは、主力不在の中でわずか8名のメンバーで大会に挑む苦しい経験もしてきた。「今の代表環境は当たり前じゃない」と、当時を知る世代として、若いチームメイトに対してメディア環境や支援の充実を伝えたいと話す姿には、キャリアを重ねた選手ならではの深みがあった。

ホーバス戦術にフィット──求められたのは“シューター”

Bリーグでは主にポイントガードとしてプレーする中村だが、代表では全く異なる役割を求められている。それは「シューター」としてのタスクだ。ホーバスHCからは「あなたは須田侑太郎の役割だ」と明言され、ボールを持った際の判断も“打つこと”に集中するよう求められた。

中村自身も「トムさんのバスケットはホットなシューターが必要。10回中9回は打つつもりでボールを受けています」と話し、役割の明確さと責任感をにじませた。実際、GAME2では3ポイントシュートを8本放ち、そのうち4本を沈める高確率でゲームハイタイの16得点を記録。シューターとしてのインパクトを十二分に発揮した。

“打たなければ怒られる”──システムへの適応と成長

中村は「練習でシュートを打たないとトムさんにめちゃくちゃ怒られた」と明かす。Bリーグではパスやゲームメイクを重視するプレーが評価される場面も多いが、代表では明確に「シュートで得点を取ること」が期待される。ホーバスHCのシステムは選手に役割を絞り、迷いを排除することで戦術の徹底を図る。

「キャッチアンドリリースは僕の持ち味。シュートは入る日もあれば入らない日もあるけど、打ち続けることが大事」と中村。シュートに対するメンタル、打ち切る勇気、そして失敗を恐れない姿勢こそが、ホーバスジャパンで生き残る鍵だ。

中村の“プレー哲学”──継続が一流の証

「1試合で活躍することは誰にでもできる。でも、それを続けられるのが一流」。この言葉に、中村の代表での今後への強い意志が込められている。少ないチャンスを確実にモノにしたこの試合を、単なる“復帰戦”で終わらせるつもりはない。

今後の韓国遠征(7月11日・13日開催)では、自身がかつてKBLでプレーした土地での試合となる。2020年から2シーズン、KBLで過ごした経験は少なくない影響を与えており、「その経験を活かして再び代表に食い込みたい」と意気込む。

守備面での課題も自覚──「エネルギーを出し切りたい」

攻撃面での成果が光った一方、中村は「ディフェンスではまだまだ課題が多い」と振り返る。1on1で打開される場面もあり、ホーバスHCからも守備面での改善を求められている。

それでも、「エネルギーを出すことは代表で必要とされる要素。ディフェンスでもアグレッシブに動けるよう、韓国遠征までに細かい修正をしていきたい」と、自らの課題と向き合っていた。

ホーバス体制下での“シューター”の意義とは

ホーバスバスケの真髄は、シンプルに「打てる時に打つ」「迷わない」「止まらない」にある。日本代表のオフェンスは、流動性と3ポイント重視がベースとなっており、スペーシングの確保と素早い判断が不可欠だ。

中村はその条件を満たす数少ない選手の一人であり、年齢的にも若手主体のチームを支える中核的存在として期待が高まる。キャリアを積んだ今だからこそ見える景色、そして掴める勝機がある。

まとめ:中村太地の“再挑戦”が代表に与える希望

6年ぶりの代表復帰、明確な役割に適応し、限られた時間で結果を出す──中村太地の存在は、今後の代表構成における“スパイス”となる可能性が高い。シューターとしての価値はもちろん、経験値、発信力、そして役割遂行力という意味でも、重要なピースだ。

韓国遠征でのパフォーマンス次第では、アジアカップの本大会ロスター入りも現実味を帯びてくる。勝負の7月、シュート1本1本に思いを乗せる中村の姿から目が離せない。

【日本代表躍進のキーマン】中村太地・川島悠翔・ジェイコブス晶が示した実力と可能性|アジアカップ2025へ向けた現在地

日本生命カップで光った新たなキーマンたち

2025年7月5日と6日に東京で開催された「日本生命カップ2025」において、日本代表(FIBAランキング26位)はオランダ代表(同52位)と対戦し、1勝1敗で終えた。2試合を通じて、複数の若手選手が代表定着に向けて強烈なアピールを見せたが、特に注目を集めたのが中村太地(島根スサノオマジック)、川島悠翔(シアトル大学)、ジェイコブス晶(フォーダム大学)の3人だ。彼らのパフォーマンスは、来るFIBAアジアカップ2025(8月5日開幕・サウジアラビア)に向けて、代表チームの可能性を大きく広げるものだった。

本記事では、それぞれの選手が果たした役割と今後の展望を紐解く。

シューターとして覚醒した中村太地の“現在地”

28歳の中村太地にとって、今回の日本代表入りは2019年以来の代表戦出場だった。島根スサノオマジックで主力として活躍する彼は、今回の日本生命カップで新たな武器を提示した。第2戦では第1Q中盤から出場し、開始早々に沈めた3ポイントを皮切りにリズムに乗った。結果的にフィールドゴール成功率は50%(8本中4本)、2ポイントもパーフェクト(2/2)、合計16得点とチームトップの得点を叩き出した。

Bリーグでは主にゲームメイクを担っている中村だが、今回代表では“シューター”としての役割に徹した。この役割転換に対し、中村自身も「練習中からたくさん打てと言われ、自分のスポットを見つけて打つことが求められていた」と語る。トム・ホーバスHCは「今日の太地はすごくよかった」と評価を与え、Bリーグと代表での役割の違いに適応した彼の柔軟性を称えた。

中村はかつて韓国KBLで2シーズンプレーした経験を持ち、7月中旬の韓国遠征にも選出されている。今後の試合でも、自身の立ち位置を確立し続けられるかが代表定着の鍵となる。

リバウンドで支えた川島悠翔、代表の主軸へ

シアトル大学に在籍する20歳の川島悠翔は、2023年2月のアジアカップ予選でホーバスジャパンデビューを果たして以来、確実に進化を遂げている。今大会でもインサイドでの働きが光り、初戦では13リバウンド(うちOR4本)を記録。第2戦でも安定したリバウンド力とディフェンスで、監督の信頼を勝ち取った。

「彼がいると安心。まだミスはあるが、体も強くディフェンスもいい」とホーバスHCも明言するように、川島はリバウンドという見えづらい貢献で存在感を放った。

現在はPF登録だが、本人は「世界で戦うには身長が足りない」と危機感を口にし、スキルアップを目指している。外角シュートやプレーメイク能力を磨くことで、“ユーロ型”のモダンフォワードとしての進化を見据えている。将来的にはNBAを目標に掲げており、今大会はその“通過点”でしかない。

攻守両面で躍動するリーダー、ジェイコブス晶

ジェイコブス晶(フォーダム大学)は、203cmのスモールフォワードでありながら、攻守両面で代表を引っ張る存在感を見せつけた。パリ五輪では最年少の20歳で代表入りし、今大会では2試合連続で先発出場。GAME1では15得点、GAME2では14得点とコンスタントに結果を出した。

注目すべきは、得点以上にディフェンスでの貢献だ。第2戦では相手のオフェンスファウルを2度誘発。フィジカルの強化に加えて、ディフェンスIQの高さが光る場面だった。

ジェイコブスは「自分が点を取る意識は強くない。ガード陣が作ってくれたプレーから得点できている」とチームファーストの姿勢を強調。一方、同年代の山﨑一渉は「精神的に大人になった」と語り、湧川颯斗は「外のシュートの確率が上がった」と成長に舌を巻く。

オフボールでの動き、キャッチ&シュート、トランジションのスピード——全てにおいて成熟が進んでおり、アジアカップでは“主力の1人”としての役割が期待されている。

若手の台頭が象徴する代表の“世代交代”


今回の日本生命カップは、単なる強化試合以上の意味を持っていた。ベテランと若手が混在する中、実力で評価を勝ち取ったのが今回紹介した3名だ。特に中村、川島、ジェイコブスはいずれも20代前半〜中盤であり、今後5〜10年の代表チームを担う可能性を秘めている。

トム・ホーバスHCは「代表の役割とクラブの役割は違う」と何度も強調しており、それに順応できる選手こそが国際舞台で生き残る条件となる。中村が“シューター”、川島が“インサイドの支柱”、ジェイコブスが“攻守のバランサー”という明確な役割を果たしたことは、代表にとっても大きな収穫だった。

まとめ:アジアカップへ向けて──3人のキーマンが握るカギ

8月5日からサウジアラビアで開幕するFIBAアジアカップ2025に向け、日本代表の選考は佳境を迎えている。今回の日本生命カップでアピールに成功した3名は、その“本戦メンバー”入りを現実のものとしつつある。

中村太地はシュート力、川島悠翔はリバウンドと身体能力、ジェイコブス晶はオールラウンド性と精神的支柱としての資質——それぞれが異なる武器を持ち、代表を支える可能性を秘めている。

今後の韓国遠征やアジアカップ直前の最終ロスター発表に向け、彼らがどれだけ存在感を保ち続けられるかに注目だ。GL3x3では今後も彼らの動向を追い続けていく。

【7月8日Bリーグ契約情報まとめ】元NBA選手ブロドリック・トーマスがFE名古屋に加入!レバンガ北海道はハーラー獲得でインサイドを強化

FE名古屋がNBA出身スウィングマン、ブロドリック・トーマスと契約を締結

2025年7月8日、B1所属のファイティングイーグルス名古屋(FE名古屋)は、新戦力としてブロドリック・トーマスとの契約合意を発表した。196cm・95kgのスモールフォワードで、NBA通算44試合の出場経験を持つ29歳のアメリカ人選手だ。

トーマスはヒューストン・ロケッツやクリーブランド・キャバリアーズ、ボストン・セルティックスといったNBAチームで活躍した後、近年はトルコなどヨーロッパリーグでプレーしていた。NBAではシーズン平均3.3得点1.6リバウンドを記録しており、身体能力とスピード、スイッチディフェンスでの適応力が特徴のオールラウンダーだ。

今回のFE名古屋加入は、攻守両面での即戦力補強を目的としたもの。近年、Bリーグの中でも安定した成績を残しつつある同チームにとって、彼の加入はウイングの層を一段と厚くする補強となるだろう。

北海道がB2静岡からジョン・ハーラーを獲得し、インサイドの強化を推進

同日、B1レバンガ北海道も重要な補強を発表。B2のベルテックス静岡からジョン・ハーラーを迎え入れることを正式に発表した。205cm・109kgのパワーフォワード兼センターで、昨シーズンはB2全60試合に出場。1試合平均14.1得点、11.2リバウンド、2.1アシストと堂々たるスタッツを記録しており、B1昇格を狙う静岡の主力として活躍した。

2023-24シーズンに来日したハーラーは、ペンシルベニア州立大学出身。大学卒業後はスペインリーグで経験を積んだ後、Bリーグへと活躍の場を移した。B1ではインサイドの層の厚さが勝敗に直結する中、レバンガ北海道はすでに前日にジャリル・オカフォーの加入を発表しており、ハーラーとの2枚看板でペイントエリアを支配できる陣容となった。

本人はクラブを通じて、「素晴らしい街である札幌でプレーできることに感謝しています。チームの目標を達成するためにハードワークを続けたい」とコメント。昨季B1で苦戦を強いられた北海道が、強固なインサイドの再構築で巻き返しを図る構えだ。

その他の注目契約:東京Z、名古屋D、アースフレンズ東京の動き

この日、その他にも複数のクラブから契約情報が発表された。

  • アディリ・クエルバン:B3徳島からB3品川(しながわシティ)へ移籍。
  • 向後アディソンジェスモンド:アースフレンズ東京Zと再契約。5月26日に一度契約満了となったが、再びチームの一員として来季を戦う。
  • 名古屋D(ダイヤモンドドルフィンズ):コーチ陣の継続契約を発表。浜中謙(TAC)、川原侑大(AC)、山下恵次(AC兼PDC)の3名が来季もベンチに残留する。
  • 東京Z:廣瀬慶介アシスタントコーチの契約継続が発表された。

オカフォーに続く補強に見るBリーグの多様化と国際化

前日にレバンガ北海道が発表した「元NBAドラフト3位指名」ジャリル・オカフォーの加入も記憶に新しい。2015年にフィラデルフィア・セブンティシクサーズから指名され、オールルーキーファーストチームに選出されたビッグマンが日本で新たなキャリアを築くこととなり、国内外で注目を集めている。

その直後にジョン・ハーラーの獲得が続いたことで、レバンガ北海道はペイントエリアを大幅に強化。高さとフィジカルに加え、実績ある外国籍選手の加入で来季の上位進出を目指す姿勢が鮮明になった。

また、今回のブロドリック・トーマスのようなNBA経験者の加入は、Bリーグ全体のグローバル化を象徴するトピックでもある。かつては「キャリアの終盤でのプレー地」としての側面が強かった日本リーグだが、現在では「キャリアの継続・再起・飛躍の場」として機能し始めている。

Bリーグの契約制度とサラリーキャップの導入による選手獲得の戦略化

2026-27シーズンから導入が予定されている「B.PREMIER(Bプレミア)」におけるサラリーキャップ制度も、各クラブの補強戦略に大きな影響を与え始めている。島田慎二チェアマンが「ルールに違反した場合には厳正な対応を取る」と明言しているように、今後はより制度的な制約の中での補強合戦が加速するだろう。

また、外国籍選手の報酬に影響する為替基準も「1ドル=149.65円」と定められており、クラブの経営手腕がますます問われる局面に入ってきている。

今後の注目点:プレシーズンから見える戦力の化学反応

今回の契約発表により、複数クラブのチーム構成が明確化し始めた。特にFE名古屋のトーマス、北海道のオカフォー&ハーラーといった大型補強は、開幕前から注目の的となるだろう。

今後はプレシーズンマッチやトレーニングキャンプを通じて、新戦力がどのようにフィットし、既存戦力と化学反応を起こすかが問われる。補強の「量」だけでなく、「質」や「役割分担の最適化」も重要な鍵を握る。

来季2025−26シーズンのBリーグは、国内選手の成長に加え、国際色豊かな補強の成果にも注目が集まりそうだ。

スパーズがケリー・オリニクをトレードで獲得!ウェンバンヤマの“最適な相棒”となるか?

スパーズが大型補強に動く、ターゲットは熟練の“万能ビッグマン”ケリー・オリニク


サンアントニオ・スパーズが、ワシントン・ウィザーズとのトレードでカナダ出身のベテランビッグマン、ケリー・オリニクを獲得することで合意した。2025-26シーズンに向けてチームのコアを再構築する中、ビクター・ウェンバンヤマの成長を支える“相棒”としてオリニクの加入は極めて重要な意味を持つ。

このトレードでは、スパーズが若手のマラカイ・ブランナムとブレイク・ウェスリー、2026年のドラフト2巡目指名権を手放す見返りに、オリニクを獲得。ESPNが現地時間7月8日に第一報を伝えた。

スパーズの補強意図:ウェンバンヤマを中心とした“勝てるチーム”づくり

スパーズは2023年のNBAドラフト全体1位指名でウェンバンヤマを獲得したことで再建フェーズを本格的に進行中。リーグ屈指のサイズとユニークなスキルセットを備えるウェンバンヤマは、フランチャイズの未来そのものだが、昨季は疲労とフィジカルの負担から一部欠場も経験。そんな中、インサイドでの安定したセカンドユニットの存在が求められていた。

オリニクはその“ギャップ”を埋める理想的な存在である。経験豊富で、ストレッチ能力に長けたビッグマンは、ウェンバンヤマのプレータイムを戦術的に管理しつつ、同時起用によってスペーシングと戦術の幅を大きく広げる存在となる。

ケリー・オリニクとは何者か?キャリアと実績を振り返る


ケリー・オリニク(211cm・108kg)は、2013年NBAドラフトでダラス・マーベリックスに1巡目13位で指名され、その後ボストン・セルティックスに交渉権が移り、NBAキャリアをスタート。以降、マイアミ・ヒート、ヒューストン・ロケッツ、デトロイト・ピストンズ、ユタ・ジャズ、トロント・ラプターズ、ニューオーリンズ・ペリカンズといった複数のチームでプレーした。

12シーズンのキャリアを通じ、オリニクは1試合平均9.4得点4.9リバウンド2.0アシストを記録。昨季(2024-25)はラプターズとペリカンズで計44試合に出場し、20.3分間のプレータイムで平均8.7得点4.7リバウンド2.9アシスト、フィールドゴール成功率50.0%、3ポイント成功率41.8%という安定したスタッツを残している。

これらの数字が示す通り、オリニクは“必要なときに仕事ができる”プロフェッショナルなロールプレイヤーとして高く評価されており、勝負どころでのスペーシングやパッシング能力は特に高い。

スパーズとの相性と今後の起用法は?

今回のトレード成立により、オリニクはスパーズで新加入のルーク・コーネットとともに、インサイドのローテーションを担うことになる見通し。ウェンバンヤマと同時起用される場面では、オリニクのアウトサイドシュート能力が極めて重要なファクターとなる。

ウェンバンヤマがペイントでのブロックやリムプロテクトを担い、オリニクがハイポストやウィングから展開する形は、現代NBAの「ツインタワー戦術」の進化系とも言える。ディフェンス面での課題は残るが、攻撃時のフロアバランス改善と戦術的多様性という意味では極めて効果的なコンビになりうる。

放出された若手選手たちの行方と評価

一方、スパーズからウィザーズへ移籍するブランナムとウェスリーの2名は、ともにキャリア3年目を迎えた若手ガード。昨季の出場時間は限定的だったが、ポテンシャルは評価されており、再建中のウィザーズにとっては“伸びしろ”のある戦力補強と位置付けられる。

特にブランナムはスコアリング能力、ウェスリーはディフェンスとアグレッシブなドライブが武器であり、若手中心の育成路線を取るウィザーズにフィットしやすいと見られている。

ベテランビッグマンとしてのリーダーシップにも期待

オリニクの加入は単なるプレーヤーとしての戦力補強にとどまらない。スパーズは若手中心の構成であるため、ロッカールームでのリーダーシップやメンタル面でのサポートも必要不可欠。12年のキャリアを持ち、プレーオフでの経験も豊富なオリニクは、ウェンバンヤマを筆頭とする若手たちにとって“生きた教材”となる存在だ。

特にスパーズのヘッドコーチであるグレッグ・ポポビッチが求めるのは、「戦術理解と自己犠牲」を実行できる選手。オリニクはまさにその条件に適う人物であり、今後のチームケミストリーの鍵を握る存在になっていくだろう。

まとめ:オリニク加入でスパーズの未来はより現実的な“勝利”へ

今回のトレードは、スパーズが目指す中長期的ビジョンと即戦力強化のバランスを見事に体現したものである。ウェンバンヤマという未曾有の才能を最大限に引き出すためには、プレータイム管理と戦術の柔軟性が必要不可欠。その意味で、オリニクは理想的な“支え役”となり得る。

また、スパーズにとって来季は単なる成長フェーズではなく、勝利も求められるフェーズ。オリニクのような“勝ち方”を知る選手の存在が、ウェンバンヤマにとっても、チーム全体にとっても大きな推進力となるはずだ。

トレードをきっかけに、再びプレーオフの舞台に戻るスパーズの姿を期待したい。

Bリーグがサラリーキャップ制度を2026年導入へ、違反時は厳罰処分も示唆「温情は一切なし」

2026−27シーズンに始動予定のサラリーキャップ制度、Bリーグが運用方針を明示

Bリーグは2026−27シーズンからスタートするトップカテゴリー「B.PREMIER」の設立にあわせ、新たな制度改革の柱としてサラリーキャップ制度を導入する。この動きに関して、7月8日に実施された理事会後の記者会見にて、島田慎二チェアマンが制度の詳細と運用指針を明らかにした。

サラリーキャップ制度は、クラブにおける選手報酬に対し上限と下限を設定するもの。これは、戦力の均衡化を促進するとともに、クラブ経営の健全性を高め、持続可能なリーグ運営を実現するための重要な施策だ。島田チェアマンは「制度を導入するだけでなく、確実に守らせることが重要。温情や曖昧な対応は一切なし」と強調。リーグとして厳格な姿勢で臨む方針を示した。

「ルールを守らないクラブにはペナルティ」…厳罰方針の背景

今回の発表で最も注目を集めたのは、違反時の処分についての明言である。島田チェアマンは「制度を形骸化させてはならない。ルールに違反したクラブには降格などのペナルティを科す」と断言した。

この発言の背景には、これまで日本のプロスポーツ界において制度が“建前”になってしまい、実効性に乏しかったケースが少なくないという課題認識がある。Bリーグとしては、制度の信頼性と公平性を確保するためにも、あえて厳しい処分方針を示すことで、クラブに対して強い順守意識を促す狙いがある。

導入準備は万全に…クラブとの連携と事前のガイドライン整備

一方で、厳罰だけが制度運用の柱ではない。島田チェアマンは「各クラブが混乱なく制度に適応できるよう、具体的な運用ルールと想定事例を事前に共有する」と説明。リーグとクラブが一体となって準備を進めていく姿勢も打ち出した。

具体的には、報酬額の定義やインセンティブの扱い、選手の登録形態に応じた計上方法など、詳細な制度設計が進められており、今後は説明会やQ&Aセッションなども予定されているという。島田チェアマンは「制度を定着させるには、現場での理解と納得が不可欠」と語り、丁寧な運用支援を約束した。

外国籍選手の報酬も対象に…基準となる為替レートを初公表

制度のもうひとつの大きな柱が、外国籍選手に対する対応だ。サラリーキャップ制度では日本人選手だけでなく、外国籍選手の報酬も制度対象に含まれる。そのため、為替レートの基準設定が重要課題とされていた。

今回、リーグは2024年7月1日から2025年6月30日までの1年間の為替終値の平均値をもとに、2026−27シーズンの基準為替レートを「1ドル=149.65円」と設定。このレートは日本銀行の統計を基準にし、小数点第3位を四捨五入する形式で決定された。これにより、外国籍選手との契約時の換算基準が明確となり、クラブ側も計画的な年俸管理が可能となる。

世界基準に近づくBリーグの制度設計…NBAとの比較と注目点

NBAなどの主要バスケットボールリーグでは、サラリーキャップ制度はすでに中核的な制度として機能している。例えばNBAでは「ソフトキャップ」「ラグジュアリータックス」「ミッドレベル例外条項」など、多様な契約形態が存在する中で、全クラブに戦力のバランスと財務責任を求めている。

Bリーグもこれに近づくため、まずは「ハードキャップ(絶対的上限)」方式からスタートすると見られ、制度の成熟度に応じて柔軟な制度設計へ進化する可能性も示唆されている。

実際のチェック体制と違反事例への対応は?

実効性を確保するためには、制度違反を発見・是正する仕組みが不可欠である。Bリーグでは、第三者機関を通じた報酬査定や監査、リーグ独自の報告義務制度の導入などが検討されており、透明性と公平性を高める方向で制度設計が進行している。

違反事例が発覚した場合、降格・勝点剥奪・罰金など複数のペナルティが科される可能性があり、島田チェアマンも「実際に罰則を適用することが最大の抑止力になる」との認識を示している。

ファン・メディアからの反応と今後の注目点

今回の発表を受け、SNSやメディアでは「ついにBリーグが本格的なガバナンスに踏み込んだ」「曖昧な年俸問題にメスを入れる好機」といった好意的な評価が多く見られた。一方で、「罰則が形だけにならないか」「クラブ間で情報の非対称性が出ないか」といった慎重な声も上がっている。

制度の信頼性は、一部のクラブだけでなく、リーグ全体が公平なルールに基づいて運営されているという“共通認識”によって初めて成り立つ。島田チェアマンが主導する制度改革は、その土台づくりの第一歩だ。

まとめ:Bリーグが挑む次のステージ「競技力×経営力の両立」

サラリーキャップ制度の導入は、単なる財務管理の強化ではなく、「競技力と経営力の両立」というBリーグの本質的な進化を象徴する取り組みである。

制度開始まで約1年半。今後は各クラブの準備状況やリーグとの連携、現場の理解度が制度の成否を分けるカギとなるだろう。2026−27シーズン、Bリーグが新時代に向けてどのようなスタートを切るのか――その動向に注目が集まっている。

滋賀レイクスの長谷川比源、Gリーグインターナショナルドラフトで10位指名!新たな挑戦へ

滋賀レイクスの長谷川比源、Gリーグインターナショナルドラフトで10位指名!新たな挑戦へ

2025年7月9日、アメリカの「2025 NBA Gリーグ インターナショナルドラフト」で、滋賀レイクスの長谷川比源が10位で指名され、注目を集めました。このドラフトは、アメリカ国外の若手選手が対象となるもので、長谷川はウェストチェスター・ニックスに10位で指名された後、トレードでデトロイト・ピストンズ傘下のモーターシティ・クルーズに交渉権が移されました。

長谷川比源のこれまでのキャリア

長谷川比源は、202センチ、85キロのスモールフォワード兼パワーフォワードとして、力強いプレーを見せる若手選手です。彼は神奈川大学を中退し、2024-25シーズン途中に滋賀レイクスに加入しました。その後の活躍が認められ、チームにとって重要なプレーヤーとして成長を遂げました。

滋賀レイクスでの初シーズン、長谷川は34試合に出場し、そのうち18試合を先発としてプレーしました。彼の1試合平均5.7得点、3.7リバウンドは、チームの支えとなり、成長を実感できる数字です。シーズン終了後には、契約継続が発表され、2シーズン目を迎えることが決定しました。

Gリーグインターナショナルドラフトでの指名とその後

2025 NBA Gリーグ インターナショナルドラフトでは、長谷川比源が10位でウェストチェスター・ニックスに指名されました。ウェストチェスター・ニックスは、ニューヨーク・ニックス傘下のGリーグチームで、長谷川にとっては新たな挑戦となります。しかし、その後のトレードで交渉権がデトロイト・ピストンズ傘下のモーターシティ・クルーズに移り、別の環境でプレーすることが決まりました。

長谷川は、Gリーグでの経験を通じて、さらなる成長を遂げることが期待されています。Gリーグは、NBAへの登竜門として多くの選手にとって重要な舞台であり、長谷川にとってもその後のキャリアに大きな影響を与える重要なステージとなるでしょう。

長谷川比源のプレースタイルと今後の期待

長谷川比源は、スモールフォワードとパワーフォワードのポジションをこなすことができるユーティリティプレーヤーです。202センチの身長を活かし、リバウンドやディフェンスでも存在感を示す一方、攻撃ではフロアを広げる役割を果たします。また、ボールを持った時のプレーの幅広さと、スクリーンを使った動きが特徴的です。

彼の最大の強みは、そのフィジカルと運動能力です。Gリーグでのプレーを通じて、さらなるスキルアップが求められるでしょうが、彼の成長が早ければ、NBAの舞台に立つチャンスも近いと言えます。デトロイト・ピストンズ傘下のモーターシティ・クルーズでのプレーを経て、長谷川がどのような進化を遂げるのか、今後が非常に楽しみです。

世界の舞台での挑戦と将来性

長谷川比源は、日本国内のBリーグからGリーグという新しい環境に挑戦することになります。世界の舞台でプレーすることは、彼にとって大きな経験となると同時に、Bリーガーとしても大きな成長を遂げる機会となるでしょう。Gリーグでの経験を活かし、今後のキャリアにどのように繋げていくかが注目されます。

また、長谷川がGリーグでどのようなプレーを見せるか、彼のプレースタイルにどのような進化が見られるのかも、ファンやメディアの注目を集めるポイントです。日本代表としての活躍も期待される中、長谷川の成長は国内外で注目されることでしょう。

他国からの注目選手たちと競り合う環境

今回のGリーグインターナショナルドラフトでは、長谷川以外にも、マリ、ベルギー、ブラジル、イスラエル、セネガル、ニュージーランド、ドイツ、中国、スペイン、フィンランド、ベネズエラ、アルゼンチン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コンゴ民主共和国といった国々から、17名の選手が指名を受けました。これにより、長谷川は多国籍の選手たちと競り合いながら、さらなる成長を遂げる必要があります。

これらの選手たちと切磋琢磨しながら、長谷川は自身のプレースタイルを進化させ、NBAに向けての道を開いていくことが期待されています。各国の若手選手たちと切磋琢磨し、Bリーグの代表としても活躍できるような実力を身につけることが求められます。

今後のキャリアとファンの期待

長谷川比源は、Gリーグという新たなステージでプレーすることになり、その成長に大きな期待が寄せられています。日本国内でも注目される存在であり、Bリーグの未来を担う若手選手としての地位を確立しています。今後、Gリーグでどのようなパフォーマンスを見せるか、ファンやメディアの関心が集まることでしょう。

まとめ

滋賀レイクスの長谷川比源が、2025 NBA Gリーグ インターナショナルドラフトで10位指名を受け、モーターシティ・クルーズに所属することが決まりました。彼のGリーグでの挑戦は、今後のキャリアにとって非常に重要なステップであり、その成長が日本国内外での注目を集めることになります。長谷川がどのように進化し、NBAの舞台に立つための道を切り開くのか、今後の活躍に期待が寄せられています。

賞金100万ドル!話題沸騰「TST」とは?7人制サッカー大会の革新ルールとスター選手の競演

ゴールデンリーグ3×3は、「スポーツ × エンタメ」の融合を掲げる新感覚リーグです。
今回は、そのスタイルに通じる他の革新的なリーグもあわせてご紹介します。

注目度急上昇の7人制サッカー「The Soccer Tournament(TST)」とは?

「The Soccer Tournament(TST)」は、2023年にアメリカで新設された7人制サッカーの新たな大会フォーマットである。運営は「The Basketball Tournament(TBT)」を成功させたTBT Enterprises。2022年10月に構想が発表され、2023年6月に初開催。優勝賞金は破格の100万ドル(約1億5000万円)、”Winner-Take-All(勝者総取り)”という大胆なコンセプトが注目を集めた。

TSTの大会概要と主催者情報

  • 主催:TBT Enterprises(CEO:ジョン・ムガー)
  • 創設:2023年
  • 形式:男子48チーム、女子16チーム
  • 開催地:ノースカロライナ州ケアリー、WakeMed Soccer Park
  • 放送:NBC Sports(2023)、ESPN(2024〜)、Peacock、YouTube、Facebook Watch
  • 著名投資家:NBA選手クリス・ポールが出資

特徴的なルール:Elam Endingの導入とノースライディングなど

TST最大の特徴は、バスケ由来の「Elam Ending」をサッカー形式に導入している点。通常の20分ハーフ(計40分)終了後、リードチームの得点+1点が「ターゲットスコア」となり、先に到達したチームが勝利する。例えば、終了時点で3-1なら目標は4点。ゴールを決めた瞬間に試合が終了するため、PK戦などは存在せず、常に「最後の一発」で勝負が決まる。

さらに以下のような斬新なルールが設定されている:

  • ピッチサイズ:65×45ヤード(通常のサッカー場より小さい)
  • オフサイドルールなし
  • スライディングタックル禁止
  • キーパーのパント・ドロップキック禁止
  • スローインではなく間接FKで再開
  • ローリングサブ(交代無制限)

また、「ターゲットスコア時間」で決着がつかない場合は、数分ごとにフィールドプレイヤーが1人ずつ退場。最終的に2対2になるまで継続されるサドンデス方式が採られる。スピード感と決定力が問われ、観客にとっては緊張感の続く展開が魅力の一つだ。

元NBAスティーブ・ナッシュなどの豪華すぎる出場選手と異色チーム構成

TSTには世界中から元代表・元トップ選手・異業種の有名人が続々参戦。これまでに参加した著名人には:

  • アリ・クリーガー(元アメリカ女子代表)
  • セルヒオ・アグエロ(元アルゼンチン代表)
  • ナニ(元ポルトガル代表)
  • J.J.ワット(NFL伝説のディフェンスエンド)
  • パット・マカフィー(元NFLパンター、現スポーツキャスター)
  • チャド・“オチョシンコ”・ジョンソン(元NFL WR)
  • スティーブ・ナッシュ(NBA殿堂入り選手)

出場チームの多くは既存クラブのブランド名を用いているが、選手構成に過去の所属歴は必須ではない。例えば、2024年大会に出場した「Wrexham Red Dragons」には、元スコットランド代表ジョージ・ボイドなど、クラブと無関係な選手も含まれていた。この自由なチーム構成がTSTの幅を広げている。

代表的な大会結果:毎年白熱の決勝戦

開催年 男子優勝 女子優勝 備考
2023年 Newtown Pride FC 混合開催 初開催
2024年 La Bombonera US Women 初の男女別開催
2025年 Bumpy Pitch F.C. US Women(2連覇) 最多優勝記録

女子大会の分離開催と成功

初年度は男女混合での実施だったが、2024年からは女子トーナメントが独立。全16チームによる短期集中型大会として実施され、初代女王には「US Women」が君臨。2025年大会でも無敗で2連覇を果たし、すでに女子TST界の“絶対女王”的存在となっている。

商業面での拡大戦略とファン層の広がり

TSTは初年度からESPNとの中継契約を獲得し、PeacockやYouTubeでの同時配信により、ミレニアル世代やGen-Z層のデジタル視聴者にもリーチを拡大。また、パートナー企業との協賛により会場内でのエンタメ要素も強化されており、DJブース、選手インタビュー、即席サイン会など「試合外の体験価値」も重視されている。

3×3バスケとの比較:新興スポーツの共通点と違い

TSTと3×3バスケットボールにはいくつかの共通点がある:

  • 短時間・高回転の試合構成
  • 会場演出に音楽やライトショーを導入
  • 個人スキルと瞬発力が勝敗を大きく左右する
  • ルールの簡素化による観客の理解しやすさ

一方で、TSTは「サッカーの新形態」としての認知を強化するために、ファン参加型のイベントや、スポーツの枠を超えた有名人参加といった“話題性”戦略をより重視している点が特徴的だ。

今後の展望と日本との関わり

現在のところ、TSTに日本チームの参戦実績はないものの、JリーグOBやフットサル界のレジェンドが出場する可能性も噂されている。特に、元代表の中田英寿や稲本潤一、または女子の澤穂希・永里優季などがゲスト出場すれば、大きな話題となるだろう。

また、将来的にアジアラウンドの開催や、日本独自の予選大会が開催される可能性もあり、国内の企業やクラブがTSTとの提携に名乗りを上げる動きも予想される。

まとめ:TSTは“7人制サッカーのNBA”になるか?

The Soccer Tournamentは、従来のサッカーの常識を覆す新時代のスポーツイベントとして注目を集めている。スピード感ある展開とルール、誰が出場しても勝てる可能性があるオープンな構造は、3×3バスケットボールやeスポーツ的な魅力に通じる部分もある。

今後、日本人選手やJリーグOB、女子代表OBらがTST参戦する日も遠くない。サッカーファンだけでなく、全てのスポーツファンにとって見逃せない存在となっていくだろう。

スラムボールとは?トランポリン×バスケの衝撃競技SlamBallのルール・歴史・2023年再始動まで徹底解説

ゴールデンリーグ3×3は、「スポーツ × エンタメ」の融合を掲げる新感覚リーグです。
今回は、そのスタイルに通じる他の革新的なリーグもあわせてご紹介します。

SlamBallとは?バスケ×トランポリン×コンタクトの新競技

SlamBall(スラムボール)は、バスケットボールをベースにしながら、トランポリン・アメリカンフットボール・ホッケー・体操などの要素を融合したハイブリッド型のスポーツです。
コートには計8面のトランポリンが設置され、選手たちは空中を舞うようにプレー。コンタクトOKのルールにより、ド派手なダンクと激しいぶつかり合いが魅力の一つです。

誕生のきっかけ:映像プロデューサーのアイデアから生まれた

スラムボールは1999年、映画・テレビ業界で働いていたメイソン・ゴードン氏のアイデアから生まれました。
「ゲームのような新スポーツを現実世界で実現したい」という発想から始まり、6カ月後にはロサンゼルスの倉庫にプロトタイプのコートが完成。NBAやストリートバスケ経験者を中心にトライアウトを行い、最初のチーム「ロサンゼルス・ランブル」「シカゴ・モブ」が編成されました。

初期のテレビ放映とブーム

2002年、全米放送のSpike TVで初のレギュラーシーズンがスタート。当初は6チームで構成され、解説には元NBAスターのレジー・セウスが参加。大迫力の空中戦と格闘技のようなフィジカルプレーが話題を呼びました。
その後もアトランタ、ロサンゼルス、ユニバーサル・スタジオ、さらには中国・杭州や北京でも大会が開かれ、国際展開も見られるようになりました。

SlamBall独自ルールの数々

SlamBallのルールは従来のバスケと大きく異なり、以下のような特徴があります。

  • 試合は4クォーター制(各5分)で構成
  • プレイヤー数は1チーム4人(計8〜10人ロスター)
  • 得点は2点(通常シュート)、3点(ダンク)、4点(アーク外シュート)
  • シュートは空中でのアクロバティックなプレーが評価されやすい
  • トランポリンでの2回ジャンプは反則
  • フェイスオフ(1on1)によるファウル処理:観客の注目を集める演出要素
  • ディフェンスは接触プレー(チェック・押し出し)が認められる

SlamBall最大の魅力は「空中の攻防」と「合法的なコンタクトプレー」。スピード感と迫力は従来のバスケを超えるダイナミズムを持っています。

3つのポジションと戦略

SlamBallには以下の3ポジションがあり、チームは状況に応じて編成を変えられます。

  • ハンドラー(Handler):司令塔としてゲームを組み立てる。バスケでいうPGに相当。
  • ガンナー(Gunner):主に得点を狙う選手。空中での身体能力が問われる。
  • ストッパー(Stopper):ゴールを守るディフェンスの要。トランポリンでのブロックや接触プレーが中心。

ファウルルールと「フェイスオフ」

ファウルの処理もSlamBall独自です。プレイヤーが3つのパーソナルファウルを犯すと退場となり、悪質な行為にはテクニカルファウルや失格も適用されます。
ファウルが起きた際は、被ファウル選手と犯した選手が1対1の“フェイスオフ”を行い、攻防を通じて得点とボール保持の行方が決定します。この演出は観客にとっても大きな見どころです。

中国での展開(2012〜2016)と国際化の兆し

2012年からは中国市場に進出し、「MSAA(Multinational SlamBall Athletic Association)」が結成されました。杭州、北京、武漢などで開催され、中国チームも登場。
当時のシリーズでは「モブ」や「スラッシャーズ」などの米国チームが優勝するも、中国選手も確実に力をつけていきました。

2023年の復活:ラスベガスからのリブート

長らく休止していたSlamBallは、2023年にラスベガスで復活。シリーズAとして1100万ドルの資金調達に成功し、ESPNとの独占契約も締結されました。
新リーグでは「スラッシャーズ」「モブ」「ランブル」など旧チームに加え、「ラヴァ」「グリフォン」「バズソー」「オゾン」などの新チームが加わり、合計8チームで6週間のリーグ戦+プレーオフが行われました。

2023シーズン主要成績とMVP

  • 優勝:モブ(無敗でシーズン制覇)
  • MVP・最優秀ディフェンダー:ゲージ・スミス(モブ)
  • 得点王:タイ・マギー(ラース)43得点で記録更新
  • スラム&ジャム優勝:ブライアン・ベル・アンダーソン(オゾン)

コート・設備・ユニフォーム

SlamBallコートには、1辺2.1m×4.3mのトランポリンが各ゴール下に4面ずつ敷かれ、着地の衝撃を吸収するパネルと8フィートの透明壁(ホッケーリンクのような構造)で囲まれています。
選手はひざ・ひじ用のプロテクターを着用し、2023年以降は“スクラムキャップ型ヘルメット”が必須になりました。

ポップカルチャーでのSlamBall

SlamBallは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』で名前が登場したほか、ドラマ『One Tree Hill』ではストーリーに組み込まれるなど、フィクションの中でも人気のある“未来型スポーツ”として知られています。

まとめ:SlamBallが描く未来のスポーツ像

トランポリンとバスケを融合し、フィジカル・エンタメ・アクロバティックな要素を取り入れたSlamBallは、スポーツ界に新たな潮流を生み出しました。
観客を魅了するスピード感、接触プレーの迫力、空中戦の芸術性──SlamBallは「バスケの未来形」とも言える存在です。2023年以降の再始動と世界展開により、今後さらに注目されることは間違いありません。