Bリーグ10周年を迎える節目の年に、愛知4クラブが合同で知事を表敬訪問
2025年9月1日、Bリーグに所属する愛知県内の4クラブが大村秀章愛知県知事を表敬訪問しました。出席したのは、シーホース三河、三遠ネオフェニックス、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、ファイティングイーグルス名古屋の4チーム。さらにBリーグの島田慎二チェアマンも同席し、10周年シーズンを前にした合同訪問は大きな注目を集めました。
愛知県は古くから「バスケ王国」と呼ばれる土地柄であり、複数のクラブが同一地域に存在する珍しいエリアです。今回の訪問は、Bリーグが10周年を迎える節目にあたり、地域とクラブが一体となってバスケットボール文化をさらに広げる決意を共有する機会となりました。
シーホース三河:代表取締役社長と日本代表ビッグマンが出席
シーホース三河からは寺部康弘取締役社長と、日本代表経験を持つビッグマン、シェーファーアヴィ幸樹が出席しました。シェーファーは「愛知の4クラブが一丸となって知事を訪問できたことをうれしく思う。10周年という節目に、全力を尽くして戦いたい」とコメント。中心選手としての責任感と、地域に根差した活動への覚悟を強調しました。
クラブとしても、Bリーグ黎明期からの強豪であり、名古屋を中心とするバスケ文化をリードしてきた存在です。今季もプレーオフ進出と優勝争いが期待されています。
三遠ネオフェニックス:豊橋に根差すクラブの誇り
三遠ネオフェニックスからは岡村秀一郎代表取締役社長と、豊橋出身のガード津屋一球が参加しました。津屋は「地元である豊橋に根差して活動しているチームとして、こうした場に参加できることは誇りであり責任でもある」と語り、地元ファンの声援を力に変える決意を示しました。
津屋はU18から世代別代表経験を積んだ注目株であり、地域の子どもたちにとっても憧れの存在。クラブとしても若手育成や地域交流イベントに力を入れており、愛知から日本のバスケを発信する拠点の一つとなっています。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ:タイトル獲得を誓う今村佳太
名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、東野智弥代表取締役社長兼ゼネラルマネージャーと、主力の今村佳太が同席しました。今村は「愛知から日本のバスケットボールをさらに盛り上げたい。優勝を目指して戦う」と力強く語り、クラブにタイトルをもたらす決意を明言しました。
ドルフィンズは昨季もリーグ上位で安定した戦いを見せ、今村をはじめとする日本代表クラスの選手を擁しています。愛知から全国区の強豪へと躍進する姿に、ファンの期待も高まっています。
ファイティングイーグルス名古屋:地域密着を掲げる保岡龍斗
ファイティングイーグルス名古屋からは、成瀬日出夫代表取締役社長と保岡龍斗が出席。保岡は「バスケ王国愛知を盛り上げるために全力を尽くす」と述べ、地域に根差したクラブづくりを進める姿勢を示しました。
FE名古屋はB1昇格を果たした新鋭クラブであり、地域とのつながりを第一に掲げるチームです。愛知における“第4のクラブ”としての存在感を強めるシーズンになることが期待されています。
島田慎二チェアマンと大村知事のエール
島田チェアマンは「Bリーグ10周年という大きな節目を迎える今、愛知というバスケ文化の厚い地域で4クラブが共存し、それぞれの個性を活かして発展していくことを期待している」とコメント。大村知事も「愛知の4クラブが一丸となって盛り上げてほしい」と激励しました。
知事の言葉には、愛知からBリーグ初のチャンピオン誕生への期待が込められており、地元スポーツの盛り上がりは県政としても大きなテーマになっています。
愛知4クラブとBリーグ10周年の意義
今回の表敬訪問は、単なるイベントではなく、愛知県全体でバスケットボール文化を高めるためのシンボル的な取り組みです。複数クラブが同一地域に存在することで競争と協力が生まれ、地域のスポーツ振興やファン層拡大につながっています。
Bリーグ10周年を迎える2025–26シーズンは、各クラブにとっても大きな挑戦の年。愛知から全国へ、そして世界へ。地域とともに成長する姿勢が、今後の日本バスケ界の未来を形づくっていくことでしょう。
まとめ:愛知から始まるBリーグ新時代
– 愛知4クラブ(シーホース三河、三遠ネオフェニックス、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、ファイティングイーグルス名古屋)が知事を訪問
– それぞれの選手・代表が地域とファンへの思いを語り、10周年シーズンへの意気込みを表明
– 大村知事と島田チェアマンが激励、愛知からBリーグ王者誕生への期待が高まる
愛知はまさに「日本バスケの縮図」とも言える土地。この地域から、Bリーグ10周年にふさわしい新たなドラマが生まれることは間違いありません。