若手精鋭が再集結、ジョーンズカップへ向けた第2次合宿メンバー決定
公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)は2025年6月26日、7月にチャイニーズ・タイペイで開催される「第44回ウィリアム・ジョーンズカップ」男子日本代表に向けた第2次強化合宿の参加メンバー18名を正式に発表した。
脇真大を筆頭に、将来性豊かな若手が集結
今回選出されたメンバーには、Bリーグで今季新人賞を受賞した脇真大(琉球ゴールデンキングス)をはじめ、大学生や高校生など将来が期待される若手選手が数多く含まれている。
彼らは、今後の日本代表を担う人材として、今大会を通じてさらにステップアップが期待されている。
白谷柱誠ジャック、高校1年生ながら代表候補に抜擢
最年少メンバーとして注目を集めているのが、高校1年生の白谷柱誠ジャック(福岡大大濠高)だ。わずか16歳にして代表候補入りを果たした逸材は、194cmのサイズとポテンシャルで注目を集めている。
今回の合宿では、年上の選手たちに交じってどのようなプレーを見せるか、関係者からも期待が高まっている。
第1次合宿からの変更点、前野幹太が新たに招集
先日終了した第1次合宿からは、崎濱秀斗(琉球ゴールデンキングス)がメンバーから外れ、代わりに前野幹太(横浜ビー・コルセアーズ)が新たに名を連ねた。前野は大学時代から注目されていた存在で、プロの舞台でもその才能を開花させつつある。
ジョーンズカップは若手の国際経験の場、7月に開幕
「ウィリアム・ジョーンズカップ」は、アジア各国からの強豪チームが集う国際大会であり、若手日本代表にとっては貴重な実戦経験の場だ。
第44回大会は2025年7月12日から20日にかけてチャイニーズ・タイペイにて開催される予定。第2次合宿は6月27日より始動し、本番へ向けてさらなる戦術構築と連携強化が図られる。
合宿参加メンバー一覧(2025年6月26日時点)
- 黒川虎徹(PG/177cm/24歳/アルティーリ千葉)
- 脇真大(SG/193cm/23歳/琉球ゴールデンキングス)
- 木林優(PF/200cm/23歳/レバンガ北海道)
- 前野幹太(SF・PF/194cm/22歳/横浜ビー・コルセアーズ)
- 根本大(PG/180cm/22歳/三遠ネオフェニックス)
- 佐藤涼成(PG/173cm/21歳/白鷗大学)
- 小澤飛悠(SF/190cm/20歳/日本体育大学)
- 広瀬洸生(SG/189cm/20歳/青山学院大学)
- 中川知定真(PF/192cm/20歳/東海大学)
- 星川開聖(SF/194cm/20歳/宇都宮ブレックス)
- アピアパトリック眞(C/197cm/20歳/専修大学)
- 長谷川比源(SF・PF/202cm/20歳/滋賀レイクス)
- ウィリアムスショーン莉音(PF/197cm/20歳/白鷗大学)
- 大舘秀太(C/200cm/19歳/東海大学九州)
- 近怜大成(C/200cm/19歳/大東文化大学)
- 井伊拓海(C/197cm/18歳/筑波大学)
- 十返翔里(SF/193cm/18歳/東海大学)
- 白谷柱誠ジャック(SF/194cm/16歳/福岡大大濠高校)
代表スタッフ陣も充実の布陣でバックアップ
- チームリーダー:松藤貴秋(中京大学)
- ヘッドコーチ:網野友雄(白鷗大学)
- アソシエイトコーチ:佐藤賢次(川崎ブレイブサンダース)
- アシスタントコーチ:西尾吉弘(大東文化大学)
- アシスタントコーチ:小川伸也(千葉ジェッツ)
- アシスタントコーチ:町田洋介(越谷アルファーズ)
- アスレチックトレーナー:高橋忠良(JBA)
- アスレチックトレーナー:今崎嘉樹(信州ブレイブウォリアーズ)
- スポーツパフォーマンスコーチ:星野洋時(JBA)
- テクニカルスタッフ:松井康司(広島ドラゴンフライズ)
- チームマネージャー:髙木歩幸(JBA)
未来の日本代表を担う若き世代が挑む国際舞台
今大会に参加する若手代表は、将来的にフル代表入りを果たす可能性を秘めた逸材ばかり。平均年齢20歳前後という若さに加え、国内外の強豪を相手に経験を積む機会は、彼らの成長にとって欠かせない。
今後の日本代表の中核を担う選手たちのパフォーマンスに、国内バスケファンからも大きな注目が集まっている。