福大大濠が82–41で快勝!NBAライジングスターズ招待大会初戦でシンガポール代表を圧倒

福大大濠がNBAライジングスターズ・インビテーショナル初戦で白星発進

2025年6月25日、シンガポールで開催中の「NBAライジングスターズ・インビテーショナル」男子グループC予選の初戦で、福岡大学附属大濠高校(日本代表校)がアングロチャイニーズ・ジュニアカレッジ(シンガポール代表校)と対戦。最終スコア82−41のダブルスコアで勝利し、初戦を好スタートで飾りました。

この大会は、アジア太平洋地域の高校年代チームが一堂に会する新設国際大会で、日本からは福岡大学附属大濠高校(男子)と京都精華学園高校(女子)がそれぞれ代表校として出場しています。

立ち上がりは接戦も、福大大濠が第2Qから試合を支配

試合序盤は一進一退の展開に。第1クォーターは20−16と福大大濠がわずかにリードするも、アングロチャイニーズJCも地元開催の気迫あるプレーで粘りを見せました。

しかし第2クォーターに入ると、福大大濠が得意の守備から試合の主導権を奪取。廣田翼の連続得点を皮切りに、栗原咲太郎と村上敬之丞が連続で3ポイントを沈め、一気に点差を広げました。このクォーター以降、シンガポール側の得点を1桁台に抑える盤石の展開に持ち込み、終始優位に試合を運びました。

ベンチメンバーも奮起、攻守にバランスの取れた完勝

この日は体調不良で主力の本田蕗以が欠場。さらにU16日本代表にも選出されている櫻井照大と白谷柱誠ジャックもプレー時間が限られる中、榎木璃旺、栗原咲太郎、村上敬之丞、サントスマノエルハジメ、廣田翼の先発陣が試合をしっかりとリード。

試合が進むにつれ、平良孔龍、山元珠來らベンチメンバーも積極的に得点に絡み、チーム全体で15本のスティールを記録するなど、守備の強度とトランジションの速さが際立つ内容となりました。

注目選手が躍動、サントスがゲームハイ23得点

試合後の速報によると、チーム最多得点を挙げたのはサントスマノエルハジメで、ゲームハイとなる23得点をマーク。ゴール下でのフィジカルを活かしたインサイドアタックが光り、得点源として機能しました。

村上敬之丞は17得点に加え、4アシスト・6スティールと攻守にわたるオールラウンドな活躍を披露。栗原咲太郎も5本の3ポイントを沈め、合計15得点とシューターとしての存在感を見せつけました。

大会初開催の『NBAライジングスターズ』、アジア太平洋から11カ国が参加

『NBAライジングスターズ・インビテーショナル』は、今年から新設されたアジア太平洋地域を対象とする高校年代の国際大会。11の国と地域から男女の代表校が招待され、将来のスター候補たちが国境を越えて競い合う貴重な機会となっています。

日本からは、男子は福岡県の強豪・福岡大学附属大濠高校、女子は京都府の京都精華学園高校が出場。国際舞台での経験を積むことが、次世代の日本代表育成にも直結すると期待されています。

大会2日目は福大大濠の2戦目&京都精華の初陣

大会2日目となる6月26日には、福大大濠がグループCの2戦目に臨む予定。また女子の京都精華学園高校が初戦を迎える注目の一日となります。

日本勢として連勝スタートを切ることができるのか、引き続き両チームの戦いぶりに注目が集まります。

試合スコア詳細

  • 福岡大学附属大濠高校:20|16|24|22|=82
  • アングロチャイニーズ・ジュニアカレッジ:16|8|8|9|=41

トータルスコア:福大大濠 82 – 41 アングロチャイニーズJC