川村卓也、新潟アルビレックスBBと2025-26シーズン契約延長を発表
2023年7月6日、新潟アルビレックスBBは、元日本代表のシューティングガード・川村卓也との2025-26シーズンの契約延長を発表した。39歳を迎えた川村は、Bリーグにおいて長年の実績を誇り、今シーズンも引き続き新潟でプレーすることが決定した。
川村卓也のキャリアの軌跡
川村は岩手県盛岡市出身で、193センチ・90キロの体格を活かし、オフェンス面での圧倒的な存在感を放ってきた。彼のバスケキャリアは、2005年にオーエスジーフェニックス(現三遠ネオフェニックス)に入団したことから始まる。その後、リンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)、和歌山TRIANS、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋(現名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)など、複数のチームで活躍し、Bリーグ開幕を迎えると、横浜ビー・コルセアーズ、シーホース三河、西宮ストークス(現神戸ストークス)でもプレーした。
特に、そのオフェンス力は圧巻であり、3ポイントシュートの精度やアシストでチームを牽引した。川村は日本代表にも選出され、国際舞台でもその実力を証明してきた。
新潟アルビレックスBBとの契約と2023-24シーズンの活動
川村が新潟アルビレックスBBに加入したのは2023年3月で、その年のシーズン途中からの加入となった。しかし、負傷の影響もあり、リーグ戦の出場はわずか2試合にとどまった。それでも、川村の存在はチームにとって大きな意味を持ち、シーズン終了後もその経験と知識は新潟の若手選手たちにとって貴重な財産となった。
2023-24シーズンは主に解説者としてBリーグに携わりながら、バスケットボール界の発展にも寄与していた。しかし、2024年にB3リーグの新潟アルビレックスBBと再び選手契約を交わし、現役選手としての道を歩み始めた。
B3リーグで見せた圧倒的なオフェンス力
2024-25シーズンのB3リーグでは、レギュラーシーズン40試合に出場し、1試合平均6.3得点を記録。特に2月1日のアースフレンズ東京Z戦では、3ポイントシュート9本を含む33得点という驚異的なパフォーマンスを披露し、健在ぶりを証明した。この試合は川村の「オフェンスマシーン」としての力強さを再確認させるものであり、新潟ファンの期待をさらに高める結果となった。
川村卓也の今シーズンにかける意気込み
今回の契約延長発表に際し、川村はクラブの公式サイトを通じてコメントを発表した。彼は、今シーズンも新潟アルビレックスBBの一員としてプレーできることに感謝の意を示し、ファンやサポーターへの感謝の気持ちを述べた。
「2025-26シーズンも新潟アルビレックスBBの一員として闘えることになりました。多くの方々に支えていただきながら、今シーズンもバスケットボールが出来ることに心から感謝しています。共に闘ってくれる皆さんと気持ちを一つにして、一つでも多くの勝ち星を重ね、より多くの方々の笑顔を生み出せるように、自分にできることを精一杯やっていきたいと思います!また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!」
新潟アルビレックスBBの未来への期待
川村は、新潟アルビレックスBBという歴史あるクラブにおいて、そのプレースタイルと人柄でチームを引っ張り続けていくことを誓った。チームは、川村を中心に、今後もさらなる成長と成果を目指して戦っていくことが期待されている。
新潟アルビレックスBBは、川村の経験とスキルを活かし、B3リーグでの活躍にとどまらず、Bリーグ昇格を目指して全力を尽くすことでしょう。川村が新たなシーズンにどういったプレーを見せてくれるのか、ファンたちの期待が高まるばかりだ。