U18男子日本代表、2025年「日・韓・中ジュニア交流競技会」に向けて本格始動
日本バスケットボール協会(JBA)は2025年7月2日、U18男子日本代表が8月に開催予定の「第33回日・韓・中ジュニア交流競技会」に向けたエントリーキャンプの実施を発表し、あわせて参加メンバー17名のリストを公開しました。
今回の代表チームを率いるのは、名門・福岡大学附属大濠高校の片峯聡太コーチ。将来の日本代表を担うであろう逸材たちが一堂に会するこのキャンプでは、国内外の注目を集める選手たちが名を連ねています。
平均身長187.1cm、平均年齢16.5歳の次世代戦士たち
エントリーキャンプに招集された17名は、平均身長187.1cm、平均年齢16.5歳と、既にフィジカル面でも高いポテンシャルを有しています。
注目選手の一人が、「Basketball Without Borders Asia 2025(BWB Asia 2025)」に選出された本田蕗以(福大大濠)。国際舞台での経験を持ち、多彩なスキルと柔軟な対応力が持ち味のスモールフォワードです。
また、福岡第一高校のトンプソンヨセフハサンは攻守に優れた万能型SGとして評価が高く、東山高校の中村颯斗もJr.NBAショーケース出場経験を持つ実力派ポイントガードです。
強豪校からの選出とユースクラブからの注目選手
新潟の名門・開志国際高校からは今回最多となる3名が選出されました。ジョーンズ堅太(PG)、髙橋歩路(SG/SF)、池田楓真(PG)はいずれも攻守のバランスに優れた選手で、チーム全体の戦術理解にも長けた人材です。
また、今回唯一のBリーグユース所属選手として、横浜ビー・コルセアーズU18の江原行佐(SF/PF)が参加。プロ直下の育成システムで鍛えられた彼のプレーには特に注目が集まります。
未来のスター候補が集う!キャンプ参加メンバー一覧
以下は、JBAが発表したU18男子代表候補の全17名のリストです。
- 鈴木辰季(C/195cm/17歳/桐光学園高校)
- 畠山颯大(PG/174cm/17歳/八王子学園八王子高校)
- トンプソンヨセフハサン(SG/184cm/17歳/福岡第一高校)
- 馬越光希(SG/189cm/17歳/中部大学第一高校)
- ジョーンズ堅太(PG/183cm/17歳/開志国際高校)
- 中村颯斗(PG/178cm/17歳/東山高校)
- 音山繋太(SF/195cm/17歳/中部大学第一高校)
- マクミランアレックス(PF/195cm/17歳/沖縄水産高校)
- 髙橋歩路(SG/SF/187cm/16歳/開志国際高校)
- 藤原弘大(SG/182cm/16歳/北陸学院高校)
- 本田蕗以(SF/190cm/16歳/福岡大学附属大濠高校)
- 新井伸之助(SG/188cm/16歳/東山高校)
- 澤近一颯(SG/188cm/16歳/高知学芸高校)
- 飯田渚颯(C/193cm/16歳/土浦日本大学高校)
- 江原行佐(SF/PF/193cm/16歳/横浜ビー・コルセアーズU18)
- 池田楓真(PG/172cm/16歳/開志国際高校)
- 後藤大駕(C/195cm/16歳/浜松開誠館高校)
スタッフ体制も充実、経験豊富な指導陣がサポート
選手たちをサポートするコーチ陣・スタッフも、全国レベルでの指導経験を持つ精鋭がそろっています。チーム作りの鍵を握る指導体制は以下の通りです。
- ヘッドコーチ:片峯聡太(福岡大学附属大濠高校)
- アシスタントコーチ:泉直哉(徳島県立鳴門渦潮高校)
- アシスタントコーチ:濱屋史篤(北陸学院高校)
- チームリーダー:常田健(中部大学第一高校)
- アスレチックトレーナー:山本愛乃(JBA)
- チームマネージャー:髙木歩幸(JBA)
キャンプは7月3日スタート、味の素ナショナルトレーニングセンターで実施
エントリーキャンプは2025年7月3日から東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでスタート。ここでの成果が、8月の「第33回日・韓・中ジュニア交流競技会」本番でのパフォーマンスに直結します。
この交流競技会は、日中韓3か国のU18代表が集結する国際舞台であり、若手選手にとっては海外の強豪と対戦できる貴重な機会です。
次世代の日本代表候補たちの成長に期待
U18カテゴリーは、将来的にA代表を担う選手を輩出する“登竜門”です。近年では河村勇輝や富永啓生など、U世代代表を経て世界に羽ばたいた選手も多く、今回のメンバーにもその可能性を秘めた選手が揃っています。
今後の彼らの動向は、日本バスケットボール界全体にとって重要な意味を持ちます。キャンプの成果、代表本番でのプレー内容にも引き続き注目していきましょう。
まとめ:若き才能たちが切り拓く日本バスケの未来
U18男子日本代表のエントリーキャンプには、全国の有望選手が集結しました。彼らの成長と挑戦は、日本バスケの未来を照らす希望そのものです。
「第33回日・韓・中ジュニア交流競技会」での活躍に期待が高まる中、国内外からの注目も集まることでしょう。今後もU18代表の動向を追い続け、日本の若きスターたちの軌跡を見届けましょう。