GL(ゴールデンリーグ)とは──競技と演出が融合する新世代スポーツ
ゴールデンリーグ(GL)は、3×3バスケットボールを土台に、戦略・演出・観客参加の要素を加えた全く新しい「バトルショー型」スポーツです。FIBAルールをベースにしつつ、エンタメ性を強化したGL独自の仕組みが採用され、選手と観客の双方が物語の一部となる体験型リーグを実現しています。
GLのルールは固定ではなく、視聴者の意見やSNS投票をもとにアップデートされていくという特徴も持っています。参加するほどに“進化”する、まさに次世代スポーツの形です。
3段階で構成される「3ステージ」ルールとは
GLの試合は、人数が徐々に増えていくアンロック式ステージ構成が採用されています。これは観る者にドラマとテンポを提供する独自フォーマットです。
フェーズ1:1on1ステージ〈Skill Duel〉
試合開始時は各チームから選出された代表選手による1on1からスタート。スピード、テクニック、フィニッシュ力といった個人技が全面に出るこのステージは、会場とSNSが最も湧く「見せ場」です。
フェーズ2:2on2ステージ〈Combination〉
1on1の勝者にチームメイトが加わり、2on2へと移行。ここでは連携と戦術、即興性が試されます。個からチームへ──その移行がもたらす化学反応が最大の見どころです。
フェーズ3:3on3ステージ〈Final Battle〉
最終フェーズでは本格的な3on3バスケへ。試合時間は10分、もしくは21点先取で終了。最終的な勝敗はこのフェーズで決定されます。
戦略と演出を融合させる「スペシャルカード」システム
GLでは、試合中に各チームが「スペシャルカード」を1枚ずつ使用可能。ゲームの流れを一変させるこのカード群は、単なる競技を超えた“物語の演出装置”として機能します。
- エース:指定プレイヤーの得点が3倍に
- ダブルアドバンテージ:チーム全体の得点が2倍
- 3on2アドバンテージ:相手は1名少ない状態でプレー
- ノードリブル:相手のドリブルを封印
- ノーパス:相手のパスを禁止
- ノーインサイドシュート:相手のゴール下シュートを禁止
- プレジデントFT:チーム代表がサイコロを振り、出目の数だけフリースロー獲得
- ジョーカー:相手のカードを1枚奪って即時使用可能
これらのカードは、戦術だけでなく“演出”としても映える要素。どのタイミングで誰が使うか、それだけで試合の緊張感とストーリー性が一気に高まります。
競技だけでなく物語も担う存在「プレジデント」とは
GLでは、各チームに「プレジデント」と呼ばれる代表者が任命されます。この存在は監督やGMとも異なる、極めてユニークなポジションです。
プレジデントは、選手選考や戦術決定だけでなく、チーム演出やSNSでの発信、試合中のコメント、動画演出など、すべての表現に責任を持つクリエイター型リーダー。
プレジデントに求められる3つの役割
- 戦略の指揮官:試合中の戦術やカード使用の判断を下す。
- 演出のプロデューサー:試合前の煽りコメント、動画演出、SNS投稿で物語を作る。
- チームの顔:観客とのコミュニケーションや大会の魅力発信も担当。
プレジデントには、元アスリート、芸人、インフルエンサー、YouTuber、TikTokerなど、多様なバックグラウンドを持つ表現者が任命されます。それぞれの個性が、チームカラーや人気に直結する構造です。
GLが描く未来──“スポーツの再定義”へ
GLの真髄は「競技 × 運 × 演出 × 物語」の掛け算にあります。単なる勝ち負けを超えた、“ドラマとしてのスポーツ”を実現すること。それがこのリーグの最大の価値です。
さらにこのルール体系は、企業とのスポンサータイアップや大会ごとのアレンジも容易。カードにブランドロゴを入れたり、プレジデントと企業のコラボ演出をしたりと、拡張性と経済性を兼ね備えた柔軟な設計となっています。
GLはスポーツの「新ジャンル」──主役はプレイヤーだけじゃない
GLのルールは、単なる競技規則ではありません。それは物語の脚本であり、演者の演出プランであり、観客を巻き込む仕掛けでもあります。
選手はスキルで観客を魅了し、プレジデントは物語を操り、ファンはSNSで共鳴する。その全員が一体となって、スポーツの“今までにない熱狂”を創り出します。
勝つためだけじゃない。語られるため、バズるため、記憶に残るため──。
ゴールデンリーグは、そんな新しいスポーツの形を提示します。