NBA2Kシリーズ最新作「NBA 2K26」のカバーアスリートにSGAが選出!
2025年7月9日(現地時間8日)、世界中のバスケットボールファンを熱狂させるNBAゲームの金字塔『NBA 2K』シリーズの最新作『NBA 2K26』に関する注目の発表が行われた。今作の通常版カバーアスリートには、2024-25シーズンのNBAチャンピオンであるオクラホマシティ・サンダーのエース、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)が起用されることが明らかとなった。
近年のNBAを象徴する若手スターであり、急成長中のスーパースターでもあるSGAが、バスケットボールゲーム界でも名実ともに頂点に立った瞬間だ。
キャリアベストのシーズンを過ごしたSGA
SGAは2024-25シーズンにおいて、まさにキャリアの絶頂を迎えた。サンダーはレギュラーシーズンをリーグトップの68勝14敗という驚異的な成績で駆け抜け、プレーオフでは16勝7敗で優勝。2008年以来となるフランチャイズ2度目のNBA制覇を達成した。
この偉業を支えたのが、主軸であるSGAの圧巻のパフォーマンスだ。彼はレギュラーシーズンで平均32.7得点を記録し、自身初となるスコアリングリーダー(得点王)の座を獲得。さらに5.0リバウンド、6.4アシスト、1.7スティール、1.0ブロックとオールラウンドなスタッツを残し、文句なしのレギュラーシーズンMVPに輝いた。
加えて、プレーオフでもその輝きは衰えず、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVP、NBAファイナルMVPをダブル受賞。SGAはチームと個人の両面でNBAの頂点に立ち、名実ともに“NBAの顔”となった。
SGAとは何者か?──スター街道を歩んだ7年間
シェイ・ギルジャス・アレクサンダーは1998年7月12日、カナダ・トロント近郊のハミルトンに生まれた。身長198cm・体重90kgのシューティングガード/ポイントガードであり、長いウイングスパンと冷静沈着なゲームメイク、そして鋭いドライブとミドルレンジショットが武器だ。
ケンタッキー大学から2018年のNBAドラフト1巡目11位でシャーロット・ホーネッツに指名されるも、すぐにロサンゼルス・クリッパーズへトレード。その後、2019年に大型トレードの一環としてサンダーへ移籍し、現在のキャリアが本格化する。
移籍初年度から平均得点は大幅に向上し、2022-23シーズンには初のオールスター選出、さらにオールNBAファーストチームに選ばれるなど、リーグの中でも特に将来を嘱望されるガードとして頭角を現した。そして2024-25シーズン、すべてが結実し、完全無欠の王者となった。
超巨額契約と「NBA 2K26」起用──SGAが象徴する新時代
そんなSGAは、今回のNBA制覇と同時に超巨額契約も報じられている。サンダーと結んだ延長契約は4年総額2億8500万ドル(約416億1000万円)とされ、年平均7100万ドル超という破格の金額だ。これはスーパーマックス契約とされ、NBAでもトップクラスの待遇を意味する。
そして、今回の『NBA 2K26』カバーアスリート就任は、そのブランド力と人気、影響力がリーグ内外でも最大級となったことを証明する象徴的な出来事である。
「NBA 2K」カバーアスリートの系譜とSGAの位置づけ
「NBA 2K」シリーズのカバーアスリートは、その年を代表する選手が選ばれることが多い。近年ではヤニス・アデトクンボ、ルカ・ドンチッチ、ステフィン・カリー、ジェイソン・テイタムなどが務めてきた。彼らはいずれもスーパースターであり、リーグの顔とも言える存在だ。
その流れの中でSGAが選出されたということは、単なる“スコアリングリーダー”にとどまらず、「次世代を象徴するグローバルスター」として認知され始めていることを意味する。特にカナダ出身選手がこのような形で世界的なゲームタイトルの顔になるのは稀であり、歴史的な意味合いも含まれる。
SGA×NBA2Kがもたらすバスケットボール文化の進化
SGAの「NBA 2K26」通常版カバー登場によって、彼のプレースタイルやキャラクターがより広く一般層に浸透することが予想される。バスケットボールはリアルの試合だけでなく、eスポーツやゲームを通じてファンベースを広げており、NBA2Kシリーズはその中核にある存在だ。
SGAのように個性豊かで実力派の選手がゲームの顔になることで、プレーの魅力や戦術理解、ファン同士の交流がより深化していくことは間違いない。
今後の展望とSGAのさらなる飛躍
NBAの2025-26シーズンでは、王者サンダーとそのエースSGAにより大きな注目が集まることになる。連覇、得点王連続受賞、MVP防衛、そして五輪代表としての活躍など、SGAにはさらなる成長の可能性が秘められている。
ゲーム界でも現実のコートでも、SGAのプレーは世界中のファンを魅了し続けることだろう。今後もその動向から目が離せない。