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ドラフトルーキー対決はジャズに軍配!シクサーズのエッジコムが28得点を記録も惜敗

ドラフトルーキー対決!ジャズがシクサーズを僅差で下す

2023年7月6日(現地時間5日)、ソルトレイクシティ・サマーリーグがジョン・M・ハンツマン・センターで開催され、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとユタ・ジャズが熱い対決を繰り広げた。この試合は、先日行われた「NBAドラフト2025」において注目選手が両チームに加わっているため、多くのバスケファンから注目されていた。

両チームのメンバーには、今後のNBAを牽引する可能性がある若手選手たちが揃っており、特に今年のドラフトで注目された選手たちがどのようなパフォーマンスを披露するのかが話題となった。

注目ドラフト選手たちの活躍

シクサーズには、2025年ドラフトで3位指名を受けたVJ・エッジコム(ベイラー大学)や35位指名のジョナイ・ブルーム(オーバーン大学)がロスターに名を連ね、ジャズには5位指名のエース・ベイリー(ラトガース大学)や18位指名のウォルター・クレイトンJr(フロリダ大学)が登場しており、試合前から注目が集まっていた。

ドラフトでの上位指名を受けた選手たちは、今後のNBAでの活躍が期待される中、サマーリーグという舞台でその実力を証明する絶好のチャンスを迎えた。特にエッジコムは、シクサーズの攻撃の中心として期待される存在であり、そのプレースタイルが注目されていた。

試合の流れ

試合は、第1クォーターから白熱した展開となった。シクサーズのアデム・ボナが最初の得点を挙げ、両チームは互いに点を取り合う形で試合が進行した。ジャズは、ブライス・センサボーがこのクォーターだけで8得点を記録し、攻撃を牽引した。センサボーの得点力が光り、ジャズは39-23と6点リードで最初の10分間を終えた。

第2クォーターでは、シクサーズのエッジコムが爆発的な活躍を見せる。3本のダンクを含む9得点を挙げ、一時はシクサーズがリードを奪う場面もあった。しかし、ジャズも負けじと反撃を見せ、センサボーやコディ・ウィリアムズが得点を重ね、52-43で再び9点のリードを広げて前半を終えた。

シクサーズが巻き返しを見せるも、ジャズが最後に踏ん張る

第3クォーターでは、シクサーズが圧倒的なディフェンスでジャズを14得点に抑え、エッジコムとブルームの得点で一気に追い上げる。シクサーズは、このクォーターでジャズをわずか4点差にまで追い詰めることに成功し、66-62で試合の流れを引き寄せた。特にエッジコムは、得点に加えてリバウンドやアシストでもチームを支え、その存在感をアピールした。

一方で、ジャズはセンサボーやウィリアムズ、そしてベイリーの得点で必死に食らいついていたが、シクサーズの守備が強化される中で、得点力に陰りが見えてきた。しかし、ジャズはクレイトンJrやフィリパウスキーの活躍で、試合を維持し、最終的にはリードを守り抜く。

迎えた第4クォーター、シクサーズはジャスティン・エドワーズとボナの連続得点でついに追いつく。エドワーズの果敢な攻めとボナの堅実なプレーが光り、試合は再び白熱したシーソーゲームとなった。両チームは点を取り合い、最後はジャズのベイリーがフリースローを沈め、ジャズが93-89で辛くも勝利を収めた。

選手個々のパフォーマンス

シクサーズのエッジコムは、ゲームハイの28得点に加え、10リバウンド、4アシスト、1スティール、2ブロックというオールラウンドなパフォーマンスを見せ、チームの攻撃を牽引した。エッジコムの活躍には多くのファンが注目し、今後の成長がますます楽しみとなった。ブルームも13得点、5リバウンドを記録し、シクサーズの攻撃において重要な役割を果たした。

ジャズでは、フィリパウスキーが22得点、6リバウンドと堅実な活躍を見せ、チームの得点源としての役割を果たした。また、ベイリーは8得点、7リバウンドと攻守に渡る活躍を見せ、クレイトンJrは9得点、3リバウンド、6アシストを記録し、試合を通して安定したプレーを披露した。ジャズは全員で協力して試合をまとめ、勝利を手にした。

次戦に向けて

シクサーズは次にオクラホマシティ・サンダーと対戦し、ジャズはメンフィス・グリズリーズと戦う予定だ。両チームともに、次の試合に向けて調整を続け、さらに強いチーム作りを目指すだろう。シクサーズはエッジコムとブルームを中心に、より連携を深めていくことが重要なポイントとなるだろう。

一方でジャズは、若手選手たちの成長を確かめるためにも、次戦での更なる強化が求められる。特に、ベイリーやクレイトンJrといったドラフト指名を受けた選手たちがどれだけ成長していくかが注目される。

試合結果

ユタ・ジャズ 93-89 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
(ジョン・M・ハンツマン・センター)

ジャズ|29|23|14|27=93
シクサーズ|23|20|19|27=89

【NBA挑戦】ケヴェ・アルマがシクサーズで3度目のサマーリーグ出場へ!Bリーグから再びアメリカの舞台に挑戦

ケヴェ・アルマ、NBAサマーリーグでシクサーズと再び挑戦


2025年7月2日、Bリーグの琉球ゴールデンキングスは、所属するケヴェ・アルマがフィラデルフィア・セブンティシクサーズの一員としてNBAサマーリーグに出場することを公式発表しました。アルマにとって今回が3度目のサマーリーグ挑戦となり、アメリカの舞台での再起に期待が集まります。

アルマのプロフィールとこれまでのキャリア

現在26歳のケヴェ・アルマは、身長206cm、体重107kgのパワーフォワード兼センター。バージニア工科大学を卒業後、2022−23シーズンに新潟アルビレックスBBでプロキャリアをスタートしました。その後、韓国KBLの蔚山モービスフィバスで1シーズンを過ごし、2024−25シーズンから琉球ゴールデンキングスに加入しています。

琉球での最新シーズンでは、レギュラーシーズン55試合に出場し、1試合平均13.3得点、5.6リバウンド、2.0アシストという安定したパフォーマンスを披露。インサイドの柱としてチームを支えました。

サマーリーグでの過去の実績と今回の日程


アルマが初めてNBAサマーリーグに出場したのは2022年、メンフィス・グリズリーズの一員として参加。その後2024年にはシクサーズのサマーリーグメンバーに選ばれ、8試合で平均9.8得点、5.4リバウンドといった成績を残しました。

今回の2025年のサマーリーグでは、シクサーズは現地時間7月5日に開幕。ソルトレイクシティでの3試合、続いてラスベガスで4試合を予定しています。アルマにとっては自らの実力をアピールする貴重な機会となります。

NBAを目指すBリーグ選手の中でも貴重な存在

Bリーグ所属選手でNBAサマーリーグに参加するのは、アルマで今季3人目。これに先立ち、富永啓生(レバンガ北海道)はインディアナ・ペイサーズと、馬場雄大(長崎ヴェルカ)はニューヨーク・ニックスとそれぞれサマーリーグ契約を結び、アメリカの舞台に挑戦しています。

アルマは外国籍選手ながらもBリーグ経由で再びNBAへの扉を叩こうとしており、Bリーグの存在感を国際的に高める存在としても注目されています。

アルマが目指すNBA契約への道


NBAサマーリーグは、若手やフリーエージェントが本契約を勝ち取るための登竜門です。アルマが所属するシクサーズは近年、選手育成に定評のある球団としても知られ、多くのGリーグ出身者やサマーリーグ組がロスター入りしています。

アルマが今回のシリーズでインパクトを残すことができれば、NBAやGリーグ、あるいはヨーロッパリーグからのオファーが舞い込む可能性も。彼にとって重要なキャリアの転換点となるのは間違いありません。

BリーグとNBAの橋渡し役としての価値

ケヴェ・アルマのように、日本のプロリーグで活躍しながら海外へ挑戦する選手が増えることで、Bリーグの国際的評価も着実に上昇しています。今後もBリーグを経由したNBA挑戦ルートが一般化していけば、リーグ全体の魅力と競争力向上にもつながるでしょう。

また、Bリーグファンにとっても、所属クラブの選手が世界の舞台で戦う姿を見ることは大きな誇りであり、バスケットボール人気のさらなる拡大にも寄与すると期待されます。

まとめ|3度目の挑戦、ケヴェ・アルマが掴むかNBAの夢

NBAサマーリーグ2025にて、ケヴェ・アルマがフィラデルフィア・セブンティシクサーズの一員として3度目の挑戦に挑みます。過去の経験とBリーグでの実績を武器に、今夏こそ本契約を掴み取れるのか。注目の戦いが、ソルトレイクシティとラスベガスで間もなく幕を開けます。

エンビード復活へ――シクサーズが挑む再建の青写真と2025年ドラフト戦略

NBA再建へ踏み出すシクサーズ、未来を担う即戦力を指名

2025年6月25日、ブルックリンのバークレイズ・センターで行われた「NBAドラフト2025」の初日で、フィラデルフィア・セブンティシクサーズは将来を見据えた重要な一手を打った。全体3位でベイラー大学のフレッシュマン、VJ・エッジコムを指名。ガードとして高い完成度を誇る彼は、身長194cm・体重88kgのフィジカルに加え、平均15.0得点、5.6リバウンド、3.2アシスト、2.1スティールという充実したスタッツを残しており、新シーズンのローテーション入りが有力視されている。

エッジコムは、タイリース・マクシー、ポール・ジョージ、そして看板選手ジョエル・エンビードとともにコアメンバーとして活躍が期待される。チームが再び頂点を目指すためには、彼の成長が欠かせない。

2024-25シーズンの苦い現実、プレーオフ連続出場に終止符

シクサーズにとって2024-25シーズンは試練の連続だった。主力の負傷が相次ぎ、戦績は24勝58敗に低迷。カンファレンス13位という結果に終わり、7年続いたプレーオフ出場記録が途絶えた。チーム全体に漂う閉塞感を打破するため、フロントは積極的な再構築へと舵を切っている。

オフシーズンの焦点はロスターの再編と健康管理

今オフ、シクサーズは複数の選手の契約に注目が集まっている。ケリー・ウーブレイJr.、アンドレ・ドラモンド、エリック・ゴードンはプレイヤーオプションを保持しており、去就が不透明だ。

また、クエンティン・グライムズは制限付きフリーエージェント(RFA)となり、他球団からオファーがあった場合でもマッチする権利を持つ。一方、カイル・ラウリーとガーション・ヤブセレは無制限フリーエージェント(UFA)として市場に出ている。

チームの再浮上には選手の健康状態が最重要課題となる。中でも、膝の故障によりわずか19試合の出場に終わったジョエル・エンビードの回復状況が、来季の成績を左右する最大のカギとなる。

復活に向けて――エンビードの最新リハビリ状況

バスケットボール運営部代表のダリル・モーリーは、ドラフト直前にエンビードと面談したことを明かしている。モーリーは次のように語った。

「彼はリハビリに全力で取り組んでいる。復帰に向けて着実にステップを踏んでいるし、医師とのミーティングも定期的にこなしている。現時点ではすべてが順調だ」

エンビードは2025年4月に左膝の関節鏡手術を受けたばかりだが、医療スタッフと密に連携しながら回復に努めており、チームとしても今後の進展に手応えを感じている様子だ。

数字が示すエンビードの重要性、健康であればリーグ屈指

2023-24シーズンまで、3年連続で平均30点以上を記録していたエンビードは、昨季は平均23.8得点、8.2リバウンド、4.5アシストにとどまった。出場試合数は19と限られたが、それでも彼の影響力の大きさは健在だ。

完全復活となれば、イースタン・カンファレンスのパワーバランスにも変化を与えることは確実。31歳のビッグマンが全盛期のパフォーマンスを取り戻せば、シクサーズは一気に優勝争いに食い込む可能性を秘めている。

2025-26シーズン開幕スケジュールとアブダビ遠征

NBAの新シーズンは、2025年10月22日に開幕が予定されている。フィラデルフィアは、これに先立ち10月3日と5日にプレシーズンマッチとして「NBAアブダビゲームズ2025」に参加し、ニューヨーク・ニックスとの2連戦を戦う。

この遠征に向けたトレーニングキャンプは9月に開始される予定で、フロントはエンビードがこの合宿に間に合う可能性を高く見積もっている。