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【バスケのパス完全解説】種類・技法・目的・名選手・練習法まで網羅!

バスケットボールにおける「パス」とは?

バスケットボールにおいて「パス(Pass)」とは、ボール保持者が他の味方選手へとボールを移動させるプレー全般を指します。パスはチームプレーの要であり、戦術の基盤です。この記事では、パスの種類や技法、練習法から名選手まで、パスに関する情報を総合的に解説します。

手の使い方によるパスの分類

  • ワンハンドパス:片手で出す。ディフェンスが間にいるときに有効。
  • ボースハンドパス:両手で強く正確に押し出すパス。

投げ方によるパスの種類

  • チェストパス:胸の前から両手で出す基本的なパス。
  • サイドハンドパス:体の横から投げる。狭いスペースで有効。
  • サイドスナップパス:横方向へ素早く出すパス。
  • ショルダーパス:肩の位置から投げるロングパス。野球のような「ベースボールパス」も含まれる。
  • オーバーヘッドパス:頭上から両手で放る。
  • フックパス:片手で頭の上から横方向へ。
  • アンダーハンドパス:アンダースローで投げる。素早く出せる。
  • タップパス:空中のボールを叩いてパス。

ボールの軌道や方向による分類

  • バウンズパス:コートに一度バウンドさせて通す。
  • ループパス(ロブパス):山なりのパスでディフェンスの背後へ。
  • ビハインドパス:背中の後ろから出すパス。

目的・状況に応じたパス

  • アシストパス:得点に直結するパス。
  • インバウンズパス:スローイン時のパス。
  • アウトレットパス:リバウンドから速攻につなげる。
  • ランニングパス:走りながら即座に出すパス。
  • ポケットパス:2人のディフェンスの隙間を通す。ピック&ロールで多用。
  • キックアウトパス:中に切り込んだ後、外に展開するロングレンジへのパス。
  • アリウープパス:ジャンプしている味方に向けた豪快なパス。
  • サイドチェンジパス:ウィークサイドへの展開用パス。
  • ラップパス:相手の背中を回すように出す。
  • ロングレンジパス:自陣から敵陣への長距離パス(タッチダウンパスとも)。
  • ノールックパス:目線とは逆方向に出すトリッキーなパス。

名選手に学ぶ:NBAの伝説的パサーたち

NBA史には数々の名パサーが存在し、巧みなボールさばきでチームを勝利に導いてきました。

  • マジック・ジョンソン
  • ジョン・ストックトン
  • ジェイソン・キッド
  • スティーブ・ナッシュ
  • マヌ・ジノビリ
  • ピート・マラビッチ

中でもマラビッチは「エルボーパス」や「手首のスナップだけで逆方向に飛ばすパス」など、伝説的な技術を数多く残しています。

基礎から応用まで:パス練習法

基礎練習

  • 2人1組でチェストパスを繰り返す
  • 2個のボールを用い、バウンズとストレートパスを交互に
  • ディフェンス役を間に立たせて、間を通す練習

応用練習

  • トライアングルパス:3人1組で三角形を作り回す
  • スクエアパス:4人で四角形を作りパスを循環
  • 速攻の3人走り込みパス

実践練習

  • ディフェンスを付けての速攻練習
  • ハーフコートでセットプレーの中に組み込む

まとめ:パスはチームバスケの土台

バスケットボールにおけるパスは、単なる「ボールを渡す」行為にとどまらず、スペースを作り、リズムを生み、ゲームをコントロールするための戦略的ツールです。正確なパス技術を習得し、状況に応じたパス選択ができることで、プレーの幅が大きく広がります。