レイカーズがジャクソン・ヘイズと1年契約を締結
2025年7月4日(現地時間3日)、NBAロサンゼルス・レイカーズがセンターのジャクソン・ヘイズと新たに1年契約を結んだことが報じられました。米スポーツメディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、これはヘイズにとってチーム在籍3年目となるシーズンであり、2024−25シーズンの活躍が高く評価された結果といえます。
213cmの長身センターが見せた存在感
現在25歳のヘイズはアメリカ・オクラホマ州出身で、身長213cm・体重100kgという恵まれた体格を武器にインサイドを支えるビッグマンです。大学時代はテキサス大学に在籍し、2019年のNBAドラフトでは1巡目8位でニューオーリンズ・ペリカンズに指名され、リーグデビューを果たしました。
その後2023−24シーズンからレイカーズへと移籍。2年目となる2024−25シーズンは、主力の一角としての信頼を勝ち取り、56試合中35試合でスターターとして起用。平均6.8得点、4.8リバウンド、1.0アシストというスタッツを記録し、縁の下の力持ちとして確かな貢献を見せました。
ビッグマン不足を補う戦略的な再契約
レイカーズは長らく課題となっていたフロントコートの層の薄さを補うため、ビッグマン補強に注力。今回の再契約に加え、前日には2018年のNBAドラフト全体1位で選ばれたディアンドレ・エイトンとの大型契約も成立させました。これにより、インサイドの安定性は格段に向上したといえるでしょう。
特に新たな司令塔として注目を集めるルカ・ドンチッチとの連携において、ヘイズのスクリーンプレイやリムランナーとしての動きが重要な役割を果たすと見られており、チーム戦術の中心に据えられる可能性もあります。
守備力と機動力を兼備する貴重なピース
ヘイズの特長は、213cmという高さに加えて俊敏なフットワークを持つ点にあります。スイッチディフェンスにも対応可能で、ピック&ロールディフェンスの柔軟性はリーグでも評価が高い選手です。特にゴール下のショットブロッカーとしての能力とリバウンドに絡む意識の高さは、守備面でのアセットといえるでしょう。
また、オフェンス面でもハイポストからのダイブやオフェンシブリバウンドのセカンドチャンスを得点に結びつける力を持っており、ロールプレイヤーとして欠かせない存在となっています。
若きレイカーズの核として注目される3年目
再契約により、レイカーズでの3年目を迎えるヘイズには、さらなる成長と安定した役割が求められます。ディアンドレ・エイトンとの併用や交代による起用はもちろん、シーズンを通じてのローテーション管理の中で重要な役割を担うことでしょう。
チームの方向性としては、ドンチッチを軸とした新体制の構築が進行中。そこにヘイズのような守備力と走力を併せ持つインサイドプレイヤーがいることで、ドンチッチのプレーメイク能力を最大限に引き出す布陣が実現可能になります。
ジャクソン・ヘイズの今後に期待が集まる
今後、プレシーズンやキャンプでのパフォーマンス次第では、再び先発センターとしての定着も視野に入るヘイズ。昨季の躍動によりチーム内での地位を確立した彼が、さらなる進化を遂げることができるのか——ファンとメディアの視線は、レイカーズのインサイドで戦う“若き塔”に向けられています。
ヘイズの活躍がチームの安定と上位進出にどう貢献するか。2025−26シーズンのレイカーズにおいて、その存在価値はますます高まる一方です。