富永啓生がペーサーズのNBAサマーリーグに参戦決定
2025年6月29日、Bリーグ1部(B1)のレバンガ北海道は、今季チームに加わった富永啓生(24歳)が、米ネバダ州ラスベガスで開催されるNBAサマーリーグにインディアナ・ペーサーズの一員として出場することを発表した。大会は現地時間7月10日(日本時間11日)に開幕する。
ペーサーズ下部Gリーグ「マッドアンツ」出身の再挑戦
富永は、前シーズンである2024-25年にペーサーズ傘下のGリーグチーム「マッドアンツ」でプレーしていた。プレータイムが限られる中でも、彼は地道な努力を続けていた。そして今回、再びNBA本隊からの招待を受けてのサマーリーグ参戦という吉報が届いた。
富永啓生のコメント|代表優先から再びNBAの舞台へ
富永はクラブを通じ、次のように思いを語っている。
「ネブラスカ大学を卒業し、昨シーズンはいくつかのNBAチームからドラフト前にワークアウトの招待を受けていました。その中でNBAサマーリーグ出場のオファーもありましたが、自分は2023年に沖縄で行われたワールドカップで得た経験から、2024年パリ五輪に出場して日本バスケを代表する使命を最優先したいとエージェントに伝え、話し合いの末、NBAサマーリーグの出場を辞退しました。Gリーグでは厳しい時間を過ごしましたが、今回再びインディアナ・ペーサーズからオファーをいただけたことを本当にうれしく思っています。」
GM桜井良太もエール|北海道と日本を元気に
レバンガ北海道のGMを務める桜井良太氏も、富永のNBA再挑戦に強い期待を寄せている。
「彼の夢であり、目標でもあるNBAに近づくために、全力でプレーしてきてもらいたいと思っています。富永選手の代名詞である3Pシュートを武器に、北海道、そして日本中を元気づける活躍を期待しています。」
サマーリーグとは|NBAへの登竜門
NBAサマーリーグは、若手選手やGリーグ出身者、ドラフト指名選手らが中心となって競い合う登竜門的な大会。ここでのパフォーマンスが、NBA本契約への足がかりとなるケースも多い。富永にとっては、NBA本契約への大きなアピールチャンスとなる。
富永啓生のプロフィールとこれまでの歩み
- 年齢:24歳
- 出身:愛知県
- 出身校:ネブラスカ大学(アメリカ)
- 代表歴:2023年FIBAワールドカップ日本代表
- 2024–25:Gリーグ マッドアンツ(ペーサーズ傘下)
- 2025年6月:B1 レバンガ北海道に加入
日本代表でもスコアラーとして活躍してきた富永は、正確無比な3ポイントシュートとスピードを武器に、アメリカでも存在感を発揮してきた。
まとめ|夢に向かって再び走り出す富永
Bリーグでの新たなキャリアをスタートさせたばかりの富永啓生が、再びNBAの舞台にチャレンジすることになった。サマーリーグでのプレーは、彼にとって新たな評価と機会を得る絶好のステージとなる。
3ポイントシュートという強みを武器に、世界最高峰の舞台でどこまで爪痕を残せるか。北海道から世界へ、そして夢のNBAへ──富永啓生の挑戦に注目が集まる。