マイルズ・ターナー」タグアーカイブ

ジェイ・ハフがグリズリーズからペイサーズへトレード移籍!ターナー退団で薄くなったインサイド補強へ

グリズリーズがジェイ・ハフをトレード、ペイサーズはターナー移籍の穴埋めを狙う

2025年7月6日(現地時間5日)、メンフィス・グリズリーズとインディアナ・ペイサーズの間でトレードが成立したことが、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によって伝えられました。グリズリーズは、ジェイ・ハフをペイサーズにトレードし、代わりにドラフト2巡目指名権と2巡目スワップ権を獲得しました。

ペイサーズの補強とターナー移籍の影響

このトレードは、ペイサーズがターナー移籍によって生じたフロントコートの穴を埋めるための補強策として行われました。ペイサーズの主力センターを務めたマイルズ・ターナーがフリーエージェントとなり、2025年7月2日にはミルウォーキー・バックスと契約を締結。これにより、ペイサーズはセンターのポジションに欠員が生じ、ハフの獲得に踏み切ったと考えられます。

ジェイ・ハフは、グリズリーズにとって今シーズン64試合に出場し、1試合平均11.7分、6.9得点、2.0リバウンド、0.6アシスト、0.3スティール、0.9ブロックを記録した実力者です。センターとしては十分な得点力とリバウンド能力を持ちながら、ブロックショットにも貢献するディフェンス力を誇ります。

ジェイ・ハフのプレースタイルとペイサーズへの影響

ジェイ・ハフは、215センチ、108キロというサイズを活かしたポストプレーとリバウンド力が特徴です。今シーズンの成績を見ても、1試合平均6.9得点という数字からも、彼が攻撃の起点となることができることがわかります。また、0.9ブロックという数字も示すように、ディフェンスでも重要な役割を果たすセンターです。

ペイサーズにとって、ターナーの移籍後にハフを獲得したことは、フロントコートの層を厚くする上で非常に重要です。ターナーはディフェンス力が非常に高く、ペイサーズのディフェンスを支える存在でした。そのため、ターナーの移籍後にグリズリーズからハフを補強することにより、ディフェンス面での安定感を維持しつつ、オフェンス面でも新たなオプションを加えることが可能になりました。

ジェイ・ハフのペイサーズでの役割と期待

ペイサーズにおけるジェイ・ハフの役割は、ターナーに代わるディフェンスリーダーとしての側面と、攻撃面での補強が期待されています。ハフは、リバウンドやブロックショットといったディフェンス面での貢献に加え、ピック&ロールやポストアップで得点を重ねる能力を持っています。

特に、ペイサーズは攻撃面での多様性を求めており、ハフが加わることで、インサイドプレーと外からのシュートがバランスよく機能することが期待されます。ハフは、リバウンドやブロックだけでなく、オフェンスリバウンドでも貢献できる選手であり、ペイサーズのフロントコートに新たな選択肢をもたらすことができるでしょう。

ペイサーズの今後の展望とターナー移籍後の影響

ターナーの移籍によってペイサーズは大きな変動を迎えましたが、ハフの加入によってチームのバランスは改善される可能性があります。ターナーは攻守において非常に優れたセンターであり、その穴を埋めるためにはハフの活躍が欠かせません。また、ハフがペイサーズに与える影響は、ターナーのようなスリートップを持つ選手に変わることで、よりオフェンシブなプレースタイルにもシフトできる可能性があります。

今後、ペイサーズはハフの成長を促し、ターナーの移籍後のディフェンスやリバウンドをカバーしつつ、アタック面でも彼を活用する方針を取るでしょう。さらに、ペイサーズはハフのパートナーシップを育てることで、フロントコートの強化を図り、シーズンを通じてポストシーズンの上位を目指していきます。

ペイサーズとグリズリーズのトレードの意図

グリズリーズがジェイ・ハフを放出した背景には、ペイサーズとのトレードで得たドラフト2巡目指名権とスワップ権の獲得があります。このトレードは、グリズリーズが将来のドラフトに備えた補強策の一環と考えられます。ジェイ・ハフはすでに成熟した選手ですが、グリズリーズは将来性のある選手を確保するための一手として、ペイサーズとのトレードを選びました。

ペイサーズにとっては、ターナーの移籍後の穴を埋める重要な補強となり、これによりフロントコートの安定感が増し、シーズン中に競争力を高めるための一歩を踏み出した形です。ペイサーズは、ハフをチームの主力センターとして育てることを目指し、これからのシーズンに期待が寄せられています。

まとめと今後の展開

ジェイ・ハフのペイサーズ移籍は、ターナーの移籍後にフロントコートを補強するための重要な一手でした。ペイサーズは、ハフを使ってディフェンス面とオフェンス面の両方でバランスの取れたチーム作りを目指していくでしょう。一方で、グリズリーズはドラフト権を獲得し、将来のための構想を進めている状況です。今後のシーズンでの両チームの動向に注目が集まります。

ジェイ・ハフの成績

ジェイ・ハフ(2024-2025シーズン成績)
出場試合数:64
平均出場時間:11.7分
平均得点:6.9得点
平均リバウンド:2.0リバウンド
平均アシスト:0.6アシスト
平均ブロック:0.9ブロック

マイルズ・ターナーがバックス移籍!リラード解雇の背景に2つのアキレス腱断裂の悲劇

マイルズ・ターナーがミルウォーキー・バックスと大型契約を締結

2025年7月2日、ミルウォーキー・バックスがフリーエージェント(FA)となっていたビッグマン、マイルズ・ターナーと契約を締結したことが明らかになりました。現地メディア『ESPN』の記者シャムズ・シャラニアによれば、契約内容は4年総額1億700万ドル(約153億円)で、最終年となる2028-29シーズンはプレイヤーオプションが付帯しています。

ターナーはこれまでインディアナ・ペイサーズ一筋でプレーしてきた中心選手であり、今回の移籍はリーグ全体に衝撃を与えるニュースとなりました。

ペイサーズ残留を望んだターナー、チームの方針転換で決断


ターナーは2015年NBAドラフトで全体11位指名を受け、ペイサーズに入団。以降10シーズンにわたり同チームで活躍し、2019年・2021年にはリーグのブロック王に輝いた実績を持ちます。守備においては屈指の存在感を放ち、「ペイント内の番人」として高く評価されてきました。

そんなターナー自身は、ペイサーズ残留を強く希望していたとされますが、主力ガードであるタイリース・ハリバートンがアキレス腱断裂という重傷を負い、長期離脱が確定。これを受けて球団は再編とラグジュアリータックスの回避を優先し、方針を転換。ターナーとの再契約交渉は打ち切られる形となり、FA市場での移籍が現実となりました。

ターナーの加入でフロントライン強化を図るバックス

ターナーが加わることで、バックスのフロントコートはさらに強固なものとなります。彼のリムプロテクト能力やピック&ロールへの対応力、さらには3ポイントシュートも放てる現代型センターとしての万能性は、ヤニス・アデトクンボとの共存にも適しており、大きな武器となるでしょう。

バックスは2024-25シーズンに『NBAカップ』を制覇するなど高い競争力を誇りましたが、さらなるタイトル獲得を目指してロスターの再構築を急いでいます。その中心に据えられるのが、ターナーの存在というわけです。

リラード解雇の衝撃:アキレス腱断裂が引き金に


今回のターナー獲得にあたり、バックスはキャップスペース確保のため、デイミアン・リラードを解雇するという衝撃的な決断を下しました。2023年にポートランド・トレイルブレイザーズからバックスに移籍したリラードは、加入直後からアデトクンボとともにチームの中核を担い、『NBAカップ』制覇にも貢献しました。

しかし、2025年3月に深部静脈血栓症と診断され離脱。その後プレーオフ第1ラウンドで復帰するも、第4戦でアキレス腱を断裂するという不運に見舞われました。これにより長期離脱が決定的となり、バックスは将来を見据えた戦略として彼を放出する判断を下したとされています。

リラードとの契約残額は5年分割で支払いへ

リラードとの契約はまだ2年1億1300万ドル(約162億円)分が残っており、バックスはこの金額を今後5年間にわたって分割して支払うことになりました。サラリーキャップに対する影響を抑えつつ、戦力の若返りと再構築を進める方針が浮き彫りとなった形です。

一方で、リラード自身が完全復活した際には再びリーグのトップレベルで活躍する可能性も高く、今後の去就にも大きな注目が集まっています。

2人のビッグネームに共通するアキレス腱断裂という不運

今回の動きで特筆すべきは、マイルズ・ターナーとデイミアン・リラード、そしてタイリース・ハリバートンといった主力選手たちが相次いでアキレス腱断裂という重傷に見舞われたことです。この“負傷ドミノ”が、チーム編成に大きな影響を与え、連鎖的にFA市場やキャップ運用にまで影響を及ぼしました。

いずれの選手もチームの中心であり、かつてのNBAを牽引してきたスターであるだけに、その離脱と移籍劇はファンにとっても衝撃的な出来事でした。

バックスの今後は?アデトクンボ&ターナー新体制に注目

リラードを放出し、マイルズ・ターナーという新たなピースを得たバックスは、ヤニス・アデトクンボを中心に新たな体制を構築しようとしています。サイズと機動力を兼ね備えたターナーは、ディフェンスの要として機能することが期待されており、攻守両面での相乗効果が注目されます。

また、若手選手の成長も重要な要素となりそうです。ターナーの加入によって、内外でのバランスが整い、より多様な戦術が可能になると見られています。

スター選手の去就がチームの命運を左右する時代へ


今回の一連の動きは、現代NBAにおいてスター選手の去就がいかにチームの将来を左右するかを如実に示した例となりました。1つの負傷が複数の移籍・解雇・契約構造にまで波及するという現象は、今後も続く可能性があります。

ミルウォーキー・バックスとマイルズ・ターナーの新たな挑戦、そしてリラードの再起に、多くのバスケットファンが注目する2025−26シーズンとなりそうです。