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宇都宮ブレックスが一挙14名と契約継続発表!田臥勇太&比江島慎らが新シーズンへ挑む

宇都宮ブレックスが2025-26シーズンに向け14名と契約継続

B1リーグ所属の宇都宮ブレックスは、2025年6月30日にチーム所属選手の契約状況を発表し、現役を引退した村岸航を除く14名との契約継続を明らかにした。これにより、2025-26シーズンに向けたチームの骨格が固まり、国内外のタイトル防衛に挑む態勢が整った。

今季、宇都宮は3年ぶりとなるBリーグ制覇を達成し、さらにアジア最高峰のクラブ大会『バスケットボールチャンピオンズリーグアジア2025(BCL Asia)』でも優勝。国内外で二冠を成し遂げた背景には、チーム全体の組織力と層の厚さがあった。

発表が遅れた背景と一斉発表の意義

シーズン終了後も契約更新の発表がなかなか行われなかったのは、宇都宮が国際大会を戦っていたためであり、選手の去就に関する情報が出揃うタイミングを見計らっていた。BCL Asiaの終了と新シーズン登録日を目前に控えた6月30日、ようやく全選手の動向が明らかとなった。

この一斉発表には、ファンや関係者に向けて「チーム一丸で戦い続ける」という強いメッセージが込められている。

田臥勇太、現役18年目の意気込み

44歳となる田臥勇太は、今季も宇都宮ブレックスの象徴としてプレーを継続。Bリーグ最年長選手でありながら、ベンチや練習での存在感は絶大だ。18シーズン目を迎える田臥は、クラブを通じて「大好きな仲間たちとバスケットができる喜びを胸に、また最高の景色を目指して戦い続けたい」とコメントを発表。自身の成長とチームへの貢献に意欲を見せている。

比江島慎「新たな歴史をともに」

宇都宮の日本人エースとして活躍し、2024-25シーズンにはベスト3ポイント成功率賞を受賞した比江島慎は、35歳のシーズンを目前にさらなる飛躍を誓った。「EASLや天皇杯などでも新たな歴史をつくりたい。ハードなスケジュールの中でも全力で戦います」と、複数の公式戦に向けて意欲を語っている。

比江島はニュービルと並びチームのダブルエースとして機能し、国内外の舞台で宇都宮を牽引してきた。来シーズンもその役割は健在だ。

若手選手の躍動とチームの層の厚さ

今回の契約継続には、高島紳司や小川敦也といった成長著しい若手選手の名も含まれている。特別指定枠の星川開聖、U22選手として登録される石川裕大など、将来の主力候補も順調に育成されており、チームの若返りと強化が同時に進んでいる。

このように、経験豊富なベテラン勢と勢いのある若手が共存する体制は、宇都宮ブレックスの強さの源である。

2025-26シーズン契約継続選手一覧

  • #0 田臥勇太
  • #6 比江島慎
  • #7 小川敦也
  • #9 遠藤祐亮
  • #10 竹内公輔
  • #12 高島紳司
  • #13 渡邉裕規
  • #15 石川裕大(U22枠)
  • #17 星川開聖(特別指定選手プロ契約)
  • #18 鵤誠司
  • #25 D.J・ニュービル
  • #33 ギャビン・エドワーズ
  • #34 グラント・ジェレット
  • #42 アイザック・フォトゥ

未来を見据えるブレックスの戦略

ブレックスはこの発表により、選手全員の契約を一気に公表することで、ファンやスポンサーに対して来季も「変わらぬ強さ」を維持するという安心感を与えた。田臥や比江島を筆頭に、新旧の融合が進む布陣で、再びリーグの頂点を狙う。

また、アジアリーグや天皇杯など複数の大会での戦いが待つ2025-26シーズンに向け、選手のモチベーションも高い。宇都宮ブレックスが次に描くストーリーは、さらなる進化と記録更新のシーズンになるだろう。

ライジングゼファー福岡、4選手と契約継続を発表!主将・寒竹「福岡一丸で前に進む」

福岡が主力4選手との契約延長を発表、2025−26シーズンへ向け再始動

B2リーグ西地区に所属するライジングゼファー福岡は、2025年6月27日、4名の選手と来季に向けた契約を更新したと公式サイトで発表しました。契約継続が決定したのは、西川貴之、會田圭佑、村上駿斗、そしてキャプテンの寒竹隼人。福岡の基盤を支える中心メンバーが、引き続き同クラブでプレーを続けることになります。

ベテランから中堅まで、多彩な戦力が来季も健在

今回発表された4名はいずれも各ポジションで実績を残してきた選手たち。彼らの継続は、福岡にとって大きな戦力維持となります。

西川貴之:安定のスコアラーとして58試合連続先発


北海道出身で33歳となる西川貴之は、196cm・90kgのスモールフォワード。2014年にプロキャリアをスタートさせた彼は、レバンガ北海道、三河、三遠、茨城、佐賀、大阪と複数チームを渡り歩き、2024−25シーズンから福岡に加入しました。

初年度から全58試合に先発出場し、平均8.8得点・1.6リバウンド・2.3アシストを記録。アウトサイドシュートやディフェンスでの貢献も大きく、今季のチームに欠かせない存在となっていました。

會田圭佑:経験豊富なPGが全試合出場


30歳の會田圭佑は183cm・83kgのポイントガード。明治大学を経て2016−17シーズンに青森でプロデビュー後、三河、京都などでも活躍してきました。2023−24シーズンから福岡に加わり、全60試合に出場。平均4.1得点・1.3リバウンド・1.7アシストという安定した成績を残しました。

試合の流れを読み取る力と、終盤での勝負強さが光る會田は、来季も司令塔としてチームのリズムを作ることが期待されます。

村上駿斗:スラムダンク奨学生出身のマルチガード


山形県出身の村上駿斗は185cm・85kgのコンボガード。スラムダンク奨学生としてアメリカで研鑽を積み、プロ入り後は山形、広島、滋賀を経て2023−24シーズンに福岡へ復帰。今季は全60試合に出場し、平均3.2得点・1.2リバウンド・1.4アシストを記録しました。

冷静な判断力と堅実なプレーで、ベンチから試合の流れを変える存在として重要な役割を担ってきた村上。来季はさらに攻撃面での活躍も期待されています。

寒竹隼人:主将として精神的支柱に、地元福岡での挑戦継続


現在38歳の寒竹隼人は、福岡県出身のスモールフォワード(194cm・89kg)。2009年に拓殖大学からアルバルク東京(旧トヨタ自動車)でプロキャリアを開始。その後、島根、大阪、琉球、仙台などを渡り歩き、2023年に地元福岡へ加入しました。

キャプテンとして迎えた今季は58試合に出場し、平均2.7得点・0.7リバウンドをマーク。数字以上にロッカールームでの存在感やリーダーシップで、若手の模範となる立場としてチームを支えました。

4選手が語る「福岡への想い」と新シーズンへの意気込み

4人はそれぞれ、契約継続にあたりコメントを発表。クラブに対する感謝と、来季に懸ける意志を語っています。

  • 西川貴之:「応援してくださる皆さまの声援に結果で応えたい。来季こそ恩返しのシーズンに」
  • 會田圭佑:「今季の悔しさをバネに、成長した姿を見せられるよう努力を続けたい」
  • 村上駿斗:「再び福岡のコートに立てることをうれしく思います。熱い応援をお願いします」
  • 寒竹隼人:「『福岡一丸』の思いを胸に、皆と同じ方向を向いて戦い抜きたい」

チーム再建と未来に向けたキーパーソンたち

今回契約を更新した4名は、得点力、ゲームメイク、リーダーシップと、それぞれ異なる強みを持ち、福岡の成長に欠かせない存在です。2024−25シーズンはプレーオフ進出を逃した福岡ですが、主力の残留により土台は固まりました。

今後は補強戦略や若手育成も含めた全体設計が注目される中、ベテランと中堅選手が融合した福岡のチーム作りが、どこまで完成度を高めていけるか。2025−26シーズンに向けて、ライジングゼファー福岡の挑戦はすでに始まっています。