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【2025–26最新版】B1リーグ全ロスター解剖|3×3で飛躍が期待される注目選手5選

2025–26シーズン開幕直前!B1全26クラブのロスターが出揃う


B.LEAGUE(B1)の2025–26シーズンに向け、各クラブが続々と新戦力を加えた最新ロスターが発表された。今シーズンは、移籍市場も例年以上に活発で、3×3バスケットボールに通じるスキルを持つ選手たちの台頭も目立つ。
本記事では、B1の全ロスターの概観に加え、3×3とのシナジーが期待される注目選手を5人ピックアップ。3×3ファン・プレイヤーの視点で、今後の動向を読み解いていく。

B1リーグ×3×3の可能性とは?

3×3は、FIBAが正式競技として推進する急成長ジャンルであり、Bリーグや日本代表選手の中にも3×3出場経験者が増えている。少人数制・スピーディーな展開・1on1の技術が求められる3×3において、B1選手の身体能力やシュート力が新たな武器として注目されるようになってきた。
特に近年は、「B1から3×3へ」「3×3で実績を積んでBリーグへ」といった選手キャリアのクロスオーバーも現実のものとなっている。

注目選手① 富永啓生(北海道/SG)

2025年夏にGリーグから北海道へ移籍した富永啓生は、3×3向きのプレーヤープロファイルを持つ最右翼だ。188センチのサイズと驚異的なアウトサイドシュート精度は、1ポゼッションの重みが大きい3×3でこそ真価を発揮する可能性がある。
大学時代にNCAAで見せた「catch & shoot」スキルはFIBAルールとの相性も良く、今後の国際3×3大会での活躍も期待される存在だ。

注目選手② キーファー・ラベナ(横浜BC/PG)

フィリピン代表として3×3経験も豊富なキーファー・ラベナは、今季も横浜BCの主軸として君臨。183センチながら抜群のボールハンドリングとゲームコントロールで、クイックトランジションが鍵を握る3×3においても存在感は大きい。
特に2024年に行われたフィリピン国内3×3リーグでの実績は、今後の起用の幅を広げる要素となるだろう。

注目選手③ 脇真大(琉球/SG)

2025年ジョーンズカップでの日本代表デビューを果たした脇真大は、3×3日本代表候補としても今後名前が挙がる逸材。193センチと3×3で理想的なサイズを持ちつつ、アウトサイドシュートやリバウンドにも長ける万能型。
3×3での「ディフェンスからの速攻」にも適応できるバランス型ガードとして注目だ。

注目選手④ 安藤誓哉(横浜BC/PG)

東京オリンピック代表経験を持つ安藤誓哉は、3×3への適応力も高く、ピック&ロールやアイソレーション能力に長ける。181センチながら高い得点力と判断力を備えており、試合の終盤に1点を取りに行くシーンで重宝されるプレースタイルだ。
横浜BCでのプレーに加え、国際大会でのキャリアも長く、3×3日本代表候補としても常にその名が挙がっている。

注目選手⑤ 吉井裕鷹(三遠/SF)

B1優勝チーム・三遠ネオフェニックスの主力である吉井裕鷹は、196センチのサイズとフィジカルを活かした3×3向きプレーヤー。ディフェンスから流れを変える能力に加え、1on1のフィニッシュ精度が向上しており、2025年のFIBA 3×3ワールドツアーでも台頭が期待される。
三遠としても、今季から河田チリジを加えたことでインサイドの強度が増し、吉井のアウトサイドやミスマッチ活用に一層注目が集まるだろう。

注目選手⑥ ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(SR渋谷/PG)


今季から本格的にB1ローテーション入りが期待されるハーパーJrは、3×3で求められる瞬発力と決断力を兼ね備えたコンボガード。181センチというサイズは3×3においても機動性を高め、相手の守備を切り裂くドライブ力は特筆に値する。高校・大学時代からボールに対する嗅覚とディフェンスへの意識が高く、2ウェイプレイヤーとしてのポテンシャルも評価されている。特に渋谷のアップテンポなスタイルは、3×3でも十分活かせる要素となっており、今後の代表候補選出にも期待がかかる。

3×3と5人制、それぞれのスキルの違いと融合

3×3と5on5は一見すると別競技のように感じられるが、両者に共通するコアスキルが存在する。1on1の打開力、スペーシングの理解、ディフェンスの個人能力、そして短時間での判断力などは、どちらのフォーマットでも不可欠だ。B1の舞台でこれらのスキルを磨いた選手が、3×3というスピード感と強度の高いステージでどう適応するかは、今後の代表選考や国際大会の成績にも直結する。

育成・スカウティングにも広がる視点

近年ではユースや大学世代でも、3×3での実績が評価されてBリーグ入りを果たすケースも増加。逆に、Bリーガーがシーズンオフに3×3に挑戦することで、自らのプレーの幅を広げるといった“越境型キャリア”も定着しつつある。B1の26クラブでも、練習環境やサマーキャンプで3×3要素を導入するチームが増えており、将来的には「二刀流」を前提とした選手育成の流れが加速することも予想される。

まとめ:B1から3×3へ、日本バスケの未来図を読む

B1リーグの2025–26シーズンは、単なる移籍の応酬にとどまらず、日本バスケ全体の潮流を映す鏡でもある。特に3×3との人材シェアやシステム的融合は、今後さらに加速する可能性が高い。
GL3x3としても、こうした選手の動向を追うことで、日本バスケの未来を先読みする記事を今後も提供していく。あなたの推し選手が次に向かうフィールドは「3×3」かもしれない――そう思わせてくれるシーズンが、いよいよ幕を開ける。

デニス・シュルーダーがサクラメント・キングスと3年64億円で契約!通算10チーム目の移籍で新たな挑戦へ

ドイツ代表ガード、シュルーダーがサクラメント・キングスと大型契約


2025年7月2日(現地時間1日)、NBAで12年目を迎える実力派ポイントガードのデニス・シュルーダーが、サクラメント・キングスと3年契約で合意したと『ESPN』の記者シャムズ・シャラニア氏が報道しました。契約金額は4500万ドル(約64億3500万円)で、これは今オフシーズンのガード陣としては注目の高額契約です。

昨シーズンは3チームを渡り歩いた苦難の年


シュルーダーは2024-25シーズンにブルックリン・ネッツ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、デトロイト・ピストンズの3チームでプレー。計75試合に出場し、平均28.1分の出場時間で13.1得点、2.6リバウンド、5.4アシストという安定したスタッツを残しました。

185センチ78キロの彼はドイツ出身。スピードと得点力、そしてゲームメイク力を兼ね備えたコンボガードで、特にピック&ロールからのアクションに定評があります。

フォックス放出後のPGポジションを巡るチーム戦略

サクラメント・キングスは今シーズン、ディアロン・フォックスを3チーム間トレードでサンアントニオ・スパーズへ放出しました。以降、マリーク・モンクとキーオン・エリスが先発ガードとしてプレーしていましたが、いずれも純正の司令塔タイプではなく、チームのオフェンスバランスに課題がありました。

そのギャップを埋める存在として、経験と安定感のあるシュルーダーに白羽の矢が立ったと考えられます。

キングスでの役割と新たな挑戦

通算10チーム目の移籍となるシュルーダーにとって、キングスは新たなキャリアのステージとなります。マリーク・モンク、キーオン・エリス、そして今オフに補強されたザック・ラビーンとともに、バックコートの主力として活躍が期待されます。

特にザック・ラビーンとのコンビは、ドライブ&キックを軸としたダイナミックな攻撃力を生む可能性があり、キングスのオフェンス力向上に貢献できるでしょう。

補強続くキングス、フロントの積極姿勢が浮き彫りに

キングスはこのオフシーズン、戦力の再構築を急ピッチで進めています。先日には、ロサンゼルス・クリッパーズを退団したドリュー・ユーバンクスと1年契約で合意。また、デンバー・ナゲッツとのトレードによりヨナス・バランチュナスを放出し、代わりにストレッチビッグとして定評のあるダリオ・シャリッチを獲得しました。

これらの補強は、チーム全体のバランスを整えるだけでなく、速攻や外角重視の現代的バスケットボールへと戦術をシフトする意図も感じられます。

キャリア晩年に向けて、勝負の移籍となるか

33歳を迎えるまでに12年のキャリアを築いてきたシュルーダーにとって、キングスでの契約はキャリア終盤の重要な一歩となるでしょう。これまでの経験を活かしながら、チームの若手に影響を与えつつ、自身も再びプレーオフ進出、さらには優勝を視野に入れた戦いに挑むことが予想されます。

来シーズンのキングスの成績は、シュルーダーの働きに大きく左右されることになるかもしれません。今後の動向からも目が離せません。

ピストンズがロビンソン&ルバートを補強!射程と突破力で攻撃力を強化

ピストンズが2人の実力派を獲得、攻撃力アップへ本格始動

2025年7月1日(現地時間6月30日)、デトロイト・ピストンズはフリーエージェント(FA)となっていたシューターのダンカン・ロビンソンと3年契約を締結。また、キャリス・ルバートとも2年契約を交わしたことが報じられた。昨季イースタン・カンファレンス6位でプレーオフ出場を果たしたチームは、さらなる飛躍に向けて着々と戦力の補強を進めている。

ダンカン・ロビンソン、屈指のシューターがピストンズに加わる

ピストンズは、マイアミ・ヒートからFAとなっていたダンカン・ロビンソンと3年総額4800万ドル(約68億円)で契約。契約はサイン&トレード形式で成立し、見返りとしてフォワードのシモーネ・フォンテッキオをヒートに送る形となった。

ロビンソンは身長201cm・体重97kgのウイングプレーヤーで、ドラフト外からヒートに加入し頭角を現した苦労人。昨シーズンは74試合に出場し、平均24.1分間のプレーで11.0得点、2.3リバウンド、2.4アシストを記録。3ポイント成功率は39.3%と高水準を維持し、1試合平均2.6本を成功させた。

特筆すべきは、ロビンソンのシューターとしての安定性と経験値。かつてNBAファイナルの舞台も踏んでおり、ピストンズにとってはオフ・ボールでも脅威となる貴重な戦力だ。

マリーク・ビーズリー問題とロビンソン獲得の背景

実はピストンズは、当初マリーク・ビーズリーと同額(3年4800万ドル)での再契約を予定していた。ビーズリーは昨季、平均16.3得点、3P成功率41.6%とロビンソン以上の数字を記録していたが、スポーツ賭博への関与が疑われ連邦捜査の対象となったことで契約交渉が頓挫。この状況を受け、代替案として浮上したのがロビンソンだった。

その結果、シュート力という点ではビーズリーに匹敵し、チームのスタイルにフィットしやすいロビンソンの獲得に踏み切った形となる。

キャリス・ルバートも獲得、攻撃の多様性を確保

同日に報じられたもう1つの補強がキャリス・ルバートとの契約だ。ピストンズはルバートと2年2900万ドル(約41億円)で契約に合意。昨シーズン、ルバートはクリーブランド・キャバリアーズとアトランタ・ホークスで計64試合に出場し、平均24.9分で12.1得点、3.2リバウンド、3.4アシストを記録した。

198cm・92kgの体格を活かし、スラッシャーとしての突破力と得点力を兼ね備えるルバートは、ピストンズのセカンドユニットや終盤の勝負所で大きな役割を担うことが期待されている。特にケイド・カニングハムとのガードコンビは、多彩なオフェンス展開を可能にするだろう。

若手主力とベテラン新戦力の融合が鍵

今回の補強により、ピストンズのロスターはさらに厚みを増した。すでに契約下にあるのは、エースのカニングハムに加え、センターのジェイレン・デューレン、ベテランのトバイアス・ハリス、爆発力を秘めたジェイデン・アイビー、守備の要アサー・トンプソン、そしてアイザイア・スチュワートといったタレントたちだ。

そこにロビンソンとルバートという即戦力が加わることで、外角とペネトレイト両面においてバランスの取れたオフェンスが組めるようになる。特にロビンソンはディフェンスを外に引き付ける役割、ルバートはドライブからの得点とディッシュが持ち味であり、ピストンズの攻撃に新たな選択肢をもたらす。

2025年シーズンの展望と注目ポイント

プレーオフ復帰を果たした2024-25シーズンを経て、さらなる上位進出を目指すピストンズにとって、今回の補強は単なる戦力追加にとどまらず、チームの方向性を象徴するものとなるだろう。若手の成長とベテランの安定感の融合、そして明確なシュート戦略の構築がシーズンの鍵を握る。

これまで下位に甘んじてきた時期を経て、再建から本格的な競争へと舵を切るピストンズ。新たなシーズンは、チームにとって重要な転換点となるに違いない。

【Bリーグ移籍情報】青森ワッツがマックス・ヒサタケと契約合意|平均16.6得点の主力が再契約

青森ワッツがマックス・ヒサタケとの契約合意を発表


BリーグB2・青森ワッツは2025年7月1日、マックス・ヒサタケとの2025–26シーズンにおける選手契約が合意に達したことを公式に発表した。昨季に続く再契約となり、チームにとっては戦力の軸として期待される存在の復帰となる。

ヒサタケは2024–25シーズンの青森で、48試合に出場し、平均16.6得点・11.2リバウンド・1.8アシスト・2.3スティール・1.3ブロックという圧巻のスタッツを記録。オフェンス・ディフェンス両面で存在感を放つ活躍を見せた。

マックス・ヒサタケのキャリアと特徴


現在27歳のマックス・ヒサタケは、身長203cm・体重105kgのパワーフォワード。2021–22シーズンにサンロッカーズ渋谷でプロキャリアをスタートさせ、その後三遠ネオフェニックスに移籍。さらに青森ワッツ、茨城ロボッツ、神戸ストークスとチームを渡り歩き、2024–25シーズンに青森へ復帰していた。

抜群の身体能力とフィジカルを武器に、得点・リバウンド・スティール・ブロックとマルチなスタッツを積み上げるインサイドプレイヤーとして活躍。青森にとっては攻守の要であり、ブースターの人気も高い存在だ。

ヒサタケのコメント全文「皆さんのために毎日戦います!」


青森ワッツ公式サイトにて、マックス・ヒサタケは再契約について次のようにコメントを発表している:

「ファンの皆さん、こんにちは。戻ってこられて本当に嬉しいです。たくさんの愛を分かち合ってくれたこのチーム、青森に戻ってこられて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんが私たちのためにしてくださったことすべてに感謝します。今シーズン、皆さんと共に、そして皆さんのために、勝利と成功という目標に向かって努力できることを本当に楽しみにしています。皆さんにとって最高のチームメイト、そして最高のバスケットボール選手になれるよう、全力を尽くします。素晴らしい一年になることを願っています。Go Go Wat’s!」

北谷ゼネラルマネージャーの評価と期待


青森ワッツの北谷稔行GMも、ヒサタケとの再契約に際して以下のように語っている。

「ヒサタケ選手とまた今シーズンも一緒に戦えることを嬉しく思います。昨季はケガやコンディション不良もあり、本人・チームともに納得のいくシーズンではなかったかもしれません。しかし、彼の身体能力やボールに対する嗅覚はBリーグでもトップクラス。より一層向き合い、時には厳しく、MAXの本来のパフォーマンスを引き出せるよう努力していきます。彼がB2トップの選手となることを信じていますし、それは青森の成功にもつながると確信しています。」

青森ワッツの2025–26ロスター動向

7月1日時点で、青森ワッツは以下の選手と契約継続または合意を発表している:

  • 契約継続:神里和、鍵冨太雅、大髙祐哉、猪狩渉、小室昂大、寺嶋恭之介、ラシャード・ケリー
  • 契約合意:岡部雅大、浅井修伍、ワン・ウェイジャ、ミサカボベニ、ティム・ダルガー
  • 新契約:マックス・ヒサタケ

このメンバー構成を見る限り、今季の青森はインサイドにフィジカルな選手をそろえ、トランジションやセカンドチャンスを重視した戦術を志向していると見られる。

まとめ|ヒサタケの完全復活が青森浮上の鍵

昨季は負傷や体調不良により、万全なコンディションではなかったマックス・ヒサタケ。にもかかわらず、平均16.6得点・11.2リバウンドと圧倒的な数字を残した。その存在感とポテンシャルは、B2の中でも際立っている。

2025–26シーズンは「青森の象徴」として、攻守両面でのリーダーシップが期待される。ヒサタケの活躍が、青森ワッツの躍進を導くキーファクターとなるだろう。

【Bリーグ移籍情報】6月26日発表まとめ|佐土原遼の琉球加入や富山のビッグマン交代など多数の動き

佐土原遼が琉球ゴールデンキングスへ移籍、日本代表クラスの補強進む

2025年6月26日、Bリーグ各クラブが来季に向けた選手契約情報を一斉に更新。中でも大きな注目を集めたのが、日本代表候補としても知られるスモールフォワード、佐土原遼の移籍だ。2024-25シーズンまでファイティングイーグルス名古屋でプレーしていた佐土原は、来季からB1の強豪・琉球ゴールデンキングスの一員として戦うことが決まった。

佐土原はサイズと身体能力を兼ね備えたオールラウンドプレイヤーで、攻守両面において高い貢献度を誇る。近年は日本代表合宿にも度々招集されており、その伸びしろにも期待がかかる存在だ。琉球はすでに9人目の契約合意を発表しており、今オフも積極的なロスター再構築を進めている。

平良彰吾が完全移籍、若手ポイントガードが琉球に定着

もうひとつの補強として発表されたのが、横浜エクセレンスからの期限付き移籍を経て、今季途中から琉球に合流していた平良彰吾の完全移籍契約。平良はディフェンス意識が高く、テンポの良いゲームメイクでチームに流れを呼び込むことができる若手ガード。ベンチスタートでもインパクトを残せる存在として評価を高め、今回の完全移籍に至った。

平良は大学時代から注目を集めていた逸材であり、今回の移籍を機にB1レギュラー定着、さらにはさらなる飛躍への第一歩となる可能性が高い。

B1昇格の富山、アーロン・ホワイトとブロック・モータムを“トレード的”に入れ替え

2025-26シーズンからB1に復帰する富山グラウジーズも注目の動きを見せた。昨シーズンチーム最多得点を記録していたアーロン・ホワイトが退団し、シーホース三河への移籍が決定。その穴を埋める形で獲得したのが、滋賀レイクスでB1得点王に輝いたブロック・モータムだ。

ホワイトはインサイドを軸に安定感ある得点力を持ち、富山のオフェンスを支えていた中心選手。対してモータムはストレッチ4としての高い3P成功率を誇り、フロアを広げる能力に優れたタイプ。スタイルこそ異なるが、いずれもチームのスコアリングオプションとして重要な役割を担う。富山はB1という舞台での戦いに備え、即戦力ビッグマンの入れ替えを決断した形だ。

岡本飛竜が島根へ復帰、8年ぶりの古巣復帰に期待集まる

かつて島根スサノオマジックでプロキャリアをスタートさせたポイントガード、岡本飛竜が8年ぶりに古巣復帰することが発表された。前所属のアルバルク東京では、主に控えガードとしてチームを支え、経験を積んできた。

岡本はゲームの流れを読む能力と安定したボール運びに定評があり、ベテランとしての落ち着きも兼ね備える。島根にとっては、若手が多いガード陣を支える“精神的支柱”としての役割が期待されている。

下部リーグ・B2・B3でも移籍や契約継続の発表が相次ぐ

B1以外のクラブでも重要な契約発表がいくつかあった。B2では、滋賀レイクスの森山修斗が徳島ガンバロウズに移籍。また、埼玉ブロンコスの吉田健太郎は山形ワイヴァンズと契約を交わしたことが明らかになっている。

さらに、フロリダ州立大学を卒業したボスティン・ホルトが山口パッツファイブと契約し、日本でのプロキャリアをスタートさせることも発表された。アメリカの強豪校でのプレー経験を持つ新戦力が、Bリーグにどのようなインパクトを与えるのか注目だ。

立川ダイスはヘッドコーチとアシスタントコーチの契約継続を発表

立川ダイスは、間橋健生ヘッドコーチおよび斎藤瑛アシスタントコーチとの契約更新を発表。両者は2024-25シーズンを通じてチームを安定的に運営しており、信頼関係と継続性を重視した人事といえる。クラブの長期的成長を見据えた決断だ。

6月26日時点で発表された契約情報まとめ

以下は、6月26日にBリーグ各クラブが公表した選手・スタッフに関する契約情報一覧である。

  • 移籍
    平良彰吾(横浜EX→琉球)
    佐土原遼(FE名古屋→琉球)
    岡本飛竜(A東京→島根)
    ブロック・モータム(滋賀→富山)
    アーロン・ホワイト(富山→三河)
    森山修斗(滋賀→徳島)
    吉田健太郎(埼玉→山形)
  • 新規契約
    ボスティン・ホルト(フロリダ州立大→山口)
  • コーチ契約継続
    間橋健生(立川/HC)
    斎藤瑛(立川/AC)

新シーズンに向けた準備は加速中

Bリーグはオフシーズンを迎え、各クラブが来たる2025-26シーズンに向けて着実に準備を進めている。主力選手の移籍や新戦力の獲得、コーチ陣の体制維持といった動きは、チームの今後を大きく左右する重要なファクターだ。

今後も移籍市場は活発化が予想され、7月にかけてさらなる契約情報が更新されていくことだろう。チームの戦力図が大きく変わるオフシーズンから目が離せない。

安藤誓哉が横浜BCへ移籍|島根主力残留や各地の契約発表も

安藤誓哉の新天地が横浜ビー・コルセアーズに決定

2024-25シーズンを終えたBリーグにおいて、5月19日は複数のクラブが2025-26シーズンに向けた契約情報を公開。その中でも最も注目を集めたのが、日本代表歴を持つ司令塔・安藤誓哉の移籍先発表だった。島根スサノオマジックから自由契約となっていた安藤は、横浜ビー・コルセアーズとの契約を締結。「自分の持つすべての力を新天地で出し切りたい」と語り、新たな挑戦へ決意を見せた。

島根の外国籍3選手が契約継続、来季の戦力も安定

島根スサノオマジックからは、今季のCS(チャンピオンシップ)出場を支えた外国籍3選手の契約継続が発表された。ニック・ケイ(オーストラリア代表)、コティ・クラーク(多彩なスキルを持つフォワード)、ジェームズ・マイケル・マカドゥ(元NBA選手)の3名は、攻守両面で高い貢献度を発揮。彼らの残留により、島根は来季も安定した戦力を保持することとなる。

各地で契約継続が続々、大阪・川崎・茨城のガード陣も残留

日本人選手の契約更新も多く発表された。大阪エヴェッサでは木下誠が、川崎ブレイブサンダースでは飯田遼が来季も契約を継続。茨城ロボッツではアキレス腱断裂からの復帰を目指す長谷川暢が、「応援してくださる皆さまにコートで恩返ししたい」とコメントを発表し、再起への意欲を見せた。

奈良・岐阜・立川・しながわシティなどB2・B3リーグの契約動向

B2・B3のクラブでも動きが相次いだ。奈良からは古牧昌也、石井峻平、中谷衿夢の3選手が契約継続を発表。岐阜スゥープスでは荒川凌矢が、立川ダイスではアンドリュー・フィッツジェラルドがチームに残ることが決定している。

また、しながわシティでは尾形界龍、堀内星夜、小宮優大の3選手が引き続き契約継続に合意。SR渋谷のU22枠では大森康瑛が契約継続となり、若手の成長も期待される。

移籍・契約満了も発表、小川翔矢が福島へ

この日は安藤の移籍以外にも、金沢武士団の小川翔矢が福島ファイヤーボンズへ加入することが決定。また、ベルテックス静岡の新川敬大は契約満了となり、自由交渉選手リストに登録された。次なる所属先に注目が集まる。

ヘッドコーチ人事:継続と刷新が交錯

指導者に関しても複数の動きがあった。広島ドラゴンフライズは朝山正悟ヘッドコーチと、茨城ロボッツはクリス・ホルムHCとの契約継続を発表。さらに岩手ビッグブルズでも鈴木裕紀HCの体制が続くこととなった。

山口パッツファイブ、新指揮官に枝折康孝氏を招聘

一方、山口パッツファイブでは豊浦高校(山口県)の指導者として活躍してきた枝折康孝氏がヘッドコーチに就任。枝折氏は佐々木隆成(三遠ネオフェニックス)、中村功平(茨城ロボッツ)などを育てた実績を持つ育成型指導者として知られる。B3クラブでの手腕に期待がかかる。

また、山口でGM兼スキルコーチを務めていた鮫島和人氏は、鹿児島レブナイズへ移籍することも発表された。

5月19日発表のBリーグ契約情報一覧

  • 【移籍】
    安藤誓哉(島根 → 横浜BC)
    小川翔矢(金沢 → 福島)
  • 【自由交渉選手リスト登録】
    新川敬大(静岡/契約満了)
  • 【契約継続】
    ニック・ケイ、コティ・クラーク、J・M・マカドゥ(島根)
    飯田遼(川崎)、長谷川暢(茨城)、木下誠(大阪)
    古牧昌也、石井峻平、中谷衿夢(奈良)
    荒川凌矢(岐阜)、アンドリュー・フィッツジェラルド(立川)
    尾形界龍、堀内星夜、小宮優大(しながわシティ)
    大森康瑛(SR渋谷/U22枠)
  • 【コーチ・スタッフ】
    朝山正悟HC(広島/継続)
    クリス・ホルムHC(茨城/継続)
    鈴木裕紀HC(岩手/継続)
    枝折康孝HC(山口/新任)
    鮫島和人GM兼SC(山口 → 鹿児島)

若手選手の台頭とリーグの未来

今回の契約情報では、若手選手の契約継続が目立ち、Bリーグ全体で次世代の育成に力を入れている様子がうかがえる。特にU22枠で継続契約となった大森康瑛(SR渋谷)は、スピードとゲームメイク力に定評があり、今後のリーグでのブレイクが期待される存在だ。

また、しながわシティの尾形界龍、堀内星夜、小宮優大といった若手ガード陣の契約継続も、クラブの長期的なチームビルディング戦略の一環だろう。彼らはB2昇格を見据えるチームの中核を担うことになる。

国際経験豊富な選手たちの存在感

外国籍選手の契約継続では、特に島根のニック・ケイが注目される。オーストラリア代表として国際大会でも活躍してきた彼の経験は、チーム全体に安定感をもたらす要素だ。若手日本人選手にとっても、国際水準のスキルと意識に触れる貴重な機会となる。

同様に、J・M・マカドゥのような元NBA選手のプレゼンスは、リーグの競技レベルやマーケティング価値を引き上げる意味でも大きい。Bリーグが世界から注目される存在となるためにも、こうした選手の継続は重要だ。

新シーズンへ向けて動き始めたBリーグ各クラブ

2025-26シーズンの開幕に向けて、各クラブのロスター構築が着々と進んでいる。今回発表された契約更新や移籍、指導者人事はその一部にすぎず、今後さらに多くの選手・コーチの動向が明らかになるだろう。

オフシーズンの補強や再編は、次のシーズンの成績に直結する要素。ファンにとっては、これからの発表からも目が離せない時間が続くことになる。