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富山グラウジーズの歴史と挑戦|B2降格からの復活劇と未来への展望

富山グラウジーズとは何者か?地域に根ざすクラブの軌跡

富山グラウジーズは、北陸地方・富山県富山市を本拠地とするプロバスケットボールクラブであり、B.LEAGUE(Bリーグ)に属する日本有数の伝統的チームの一つです。2005年の創設以来、bjリーグ時代から着実に歩みを続け、北陸3県で初めてのプロスポーツクラブとして注目を集めてきました。その名は、県鳥である「ライチョウ(grouse)」に由来しており、地域密着と自然との調和を象徴する存在でもあります。

運営法人は株式会社富山グラウジーズであり、本社は富山市金泉寺に位置。ホームアリーナは「富山市総合体育館」で、最大4,650人の観客を収容可能です。

bjリーグ時代の苦難と躍進(2006〜2016)

富山グラウジーズは、bjリーグ参戦初年度から困難の連続でした。経営母体の撤退、連敗続き、主力スポンサーの降板など、幾度となく経営・戦績ともに危機的状況に陥りました。しかし、選手たち自らがスポンサー活動に取り組むなど、地元とともに苦境を乗り越えていきました。

2013-14シーズンには東地区1位を記録し、ファイナルズ3位という成績を収め、悲願のプレーオフ進出を果たしました。さらに、2015-16シーズンにはbjリーグ準優勝を成し遂げ、B.LEAGUE創設元年への参加を決定づけました。

Bリーグ参入後の戦績と浮き沈み(2016〜2024)

Bリーグにおいても、富山グラウジーズの挑戦は続きます。初年度の2016-17シーズンは残留プレーオフに回るなど、再び厳しい戦いを強いられましたが、宇都直輝やジュリアン・マブンガらを中心とした改革により、2020-21シーズンにはチャンピオンシップ進出を達成。リーグ平均得点で1位(89.2点)を記録し、攻撃型バスケの象徴として名を馳せました。

しかし、翌シーズン以降は主力の退団や外国籍選手の不祥事、長期離脱、そしてチーム成績の低迷が続き、2023-24シーズンには32連敗というリーグワースト記録を更新。最終的にはB1最下位に沈み、クラブ史上初のB2降格となりました。

2024-25:B2優勝とB1昇格の奇跡

しかし、グラウジーズはそこからわずか1シーズンで復活を果たします。新たなヘッドコーチとして前滋賀HCのダビー・ゴメスを迎え、ロスターも大幅刷新。元代表経験を持つトーマス・ケネディ、経験豊富なミッチェル・ワット、若きエース藤永佳昭らが攻守にわたって活躍。

結果、38勝22敗という安定した戦績を残し、B2東地区2位、全体3位という成績でB2優勝を成し遂げ、2025-26シーズンからのB1復帰を決定させました。

注目のキープレイヤーたち

  • 宇都直輝:専修大出身。B1通算300試合出場を達成した司令塔。
  • 水戸健史:クラブの象徴的存在であり、長年にわたり富山の得点源として活躍。
  • 藤永佳昭:東海大学出身のPG。高い視野とディフェンス力で頭角を現す。
  • トーマス・ケネディ:帰化選手として攻守に万能なパフォーマンスを見せる。
  • ユージーン・フェルプス:インサイドでのフィジカルと得点力が武器。

3×3への接続点と将来の展望

近年では、富山グラウジーズも3×3バスケットボールとの親和性を高めています。スピードとフィジカルを重視したスタイルは3×3との相性も良く、若手選手を中心に3×3への参画や連携の可能性も広がっています。

将来的には、地域ユースチームとの連携強化、アリーナのスマート化、ブランディング戦略の刷新によって、Bリーグのプレミアステージ入りも視野に入れています。

ユース育成と地域連携の強化

富山グラウジーズは、トップチームの活動にとどまらず、ユース育成にも積極的です。U-12、U-15、U-18といった下部組織が整備され、地元小中高生への指導やバスケットボール教室を定期的に開催しています。これにより、地域の子どもたちにとって憧れの存在となり、地元愛とバスケット文化の醸成に大きく貢献しています。

また、グラウジーズが主催する「グラウジーズリーグ」では、小学生同士の交流試合も実施されており、未来のスター選手がこの場から羽ばたく日も近いかもしれません。

地域密着とメディアの反応

2024年の降格劇は、北日本新聞やバスケットカウントなど主要メディアにも大きく取り上げられ、ファンの間にも危機感が広がりました。しかし、B2優勝を決めた2025年春には、SNSで「#グラウジーズ復活」などのタグがトレンド入り。チーム公式YouTubeではマスコット「グラッキー」がMVP級の人気を誇るなど、PR戦略の成果も見え始めています。

まとめ:再起のチームが魅せる未来

富山グラウジーズは、単なる勝敗の記録を超えた、ドラマティックなクラブです。B1昇格という成果は、チーム、地域、そしてファンが一丸となって掴み取った「勝利の象徴」。今後も北陸から全国へ、そして世界へ。新たな物語が始まろうとしています。

次なる注目は、3×3への本格参戦とB.LEAGUE PREMIERへの道。グラウジーズの進化に、今後も目が離せません。

【宇都宮ブレックス完全ガイド】Bリーグ最多優勝の名門が築いた歴史と強さの秘密

宇都宮ブレックスとは?Bリーグの象徴的存在へ

宇都宮ブレックスは、栃木県宇都宮市に本拠を構えるプロバスケットボールチームで、B.LEAGUEのB1東地区に所属しています。創設は2007年で、当初は「栃木ブレックス」として活動を開始。2019年から現在の「宇都宮ブレックス」に名称変更されました。

特徴的なのは、3度のB1リーグ優勝(2016-17、2021-22、2024-25)を誇り、2025年にはアジア最高峰のクラブ大会「BCLアジア」でも優勝を成し遂げた点です。クラブとしての完成度と勝負強さ、地域密着型の運営、そして「BREAK THROUGH」の理念が融合し、日本のバスケットボール界において最も成功したクラブの一つとされています。

クラブの理念とチーム名の由来:「BREX」に込められた想い

チーム名「BREX」は、“BREAK THROUGH”と“REX(ラテン語で王)”を組み合わせた造語です。これは「現状を打破し、バスケ界の王者を目指す」という強い意志を象徴しています。またチームカラーであるネイビーとイエローは、インディアナ・ペイサーズをリスペクトして選ばれており、NBAに学びながら日本のバスケに革新をもたらす姿勢が感じられます。

B.LEAGUE最多優勝クラブへの軌跡

2007年にJBL2へ参入したブレックスは、初年度で早くも優勝。翌年にはJBL昇格を果たし、2009-10シーズンには当時のJBLで初優勝を成し遂げました。その後もリーグ再編を経て、2016年にB.LEAGUEが発足すると、トーマス・ウィスマンHCのもと初代チャンピオンに。2021-22、2024-25にも栄冠を手にし、B1優勝回数でトップに立っています。

2024-25シーズンは、レギュラーシーズンで48勝12敗の堂々たる成績を残し、悲劇的なブラスウェルHCの急逝を乗り越えてチャンピオンに返り咲きました。

主力選手と注目の戦力構成(2025年現在)

2025年現在の宇都宮ブレックスは、ベテランから若手までバランスの取れたロスターを構築しています。MVPを2年連続受賞したD・J・ニュービルは攻守で絶対的なエースであり、日本代表経験もある比江島慎、司令塔・田臥勇太、堅実なガード鵤誠司らがチームの中核を成しています。

また、帰化選手として活躍するギャビン・エドワーズ、3ポイントシュートに定評のある村岸航、若手有望株の石川裕大や星川開聖といった将来性のある選手も揃っています。

地域密着と育成の強化:U15・U18・バスケ普及活動

宇都宮ブレックスの特徴は競技成績だけでなく、地域との関わりや育成面にもあります。U15・U18チームを設立し、地元選手の育成に注力。「BREX SMILE ACTION」や「キッズモチベーション・プロジェクト」などを通じて、小学校訪問やバスケ教室なども積極的に展開しています。

ブレックスアリーナ宇都宮では試合以外にも地域イベントが多く開催され、地元に根差した活動がクラブへの厚い支持を支えています。

3×3チーム「UTSUNOMIYA BREX.EXE」の存在

宇都宮ブレックスは5人制だけでなく、3×3バスケットボールにも参入。「UTSUNOMIYA BREX.EXE」として2015-16シーズンから活動を開始し、3×3.EXE PREMIERにも参戦しています。Bリーグの人気とノウハウを生かしたこの3×3チームは、GL3x3とも関連が深く、若手育成の場としても注目されています。

クラブを支える運営体制と収支の安定性

運営会社「株式会社栃木ブレックス」は、バスケットボール専門の経営体制を整えており、2021年度の売上は12億円を超える規模に成長。地域企業との連携も深く、ユニフォームスポンサーには栃木銀行やニチガスなどが名を連ねています。

この安定した経営基盤は、選手獲得、施設整備、地域活動のすべてを支える重要な土台となっています。

ブラスウェル前HCの遺志と新体制への展望

2024-25シーズン途中で急逝したケビン・ブラスウェルHCの後を受け、ジーコ・コロネルACがHC代行として指揮を執り、チームは逆境を乗り越えて優勝を果たしました。彼の采配とチームの団結力は多くのファンに感動を与えました。

今後はコロネル体制の下、さらなる戦力補強や若手起用が進むと予想され、BリーグとBCLアジアの二冠を超える“三冠”も視野に入るシーズンとなりそうです。

ファンとの絆とメディア露出

宇都宮ブレックスは地元テレビ局「とちぎテレビ」や「バスケットLIVE」を通じたメディア露出も多く、試合の放送・配信によってファン層を着実に拡大しています。また、チームマスコット「ブレッキー」や「ベリーちゃん」、公式チア「BREXY」など、エンタメ性を重視したファンイベントも人気です。

まとめ:宇都宮ブレックスの今後に注目!

B.LEAGUEを代表するクラブとして、その実績と地域貢献、育成への情熱を兼ね備えた宇都宮ブレックス。今後のBプレミア構想やアジア展開の中でも、その存在感はますます大きくなるでしょう。

「BREAK THROUGH」の理念のもと、次なるブレイクスルーに向けて走り続ける宇都宮ブレックスの戦いから、今後も目が離せません。

地域発3×3革命──株式会社KoKoKaRaが描く「YACHIYO FLAGs」とアスリート支援の未来

千葉県八千代市から挑む、スポーツを軸にした社会貢献の実践者

千葉県八千代市を拠点に、3×3プロバスケットボールチーム「YACHIYO FLAGs(ヤチヨ・フラッグス)」を運営する株式会社KoKoKaRa。単なるスポーツクラブの運営にとどまらず、アスリートのキャリア支援や就職支援、地域連携事業を包括的に展開する次世代型スポーツ組織として注目を集めている。

社名に込められた「まだまだここから」「ここからいこう」というメッセージは、文字通り選手たちの“これから”を支え、挑戦の連続である競技人生とその先をつなぐ姿勢を象徴している。

“アスリートのキャリア問題”を過去のものにする挑戦

アスリートが競技を引退した後に直面する「セカンドキャリア問題」は、近年スポーツ界全体で課題視されている。KoKoKaRaは、そうした社会課題を根本から変革することをミッションに掲げており、「アスリートのキャリア問題という言葉がなくなる未来」を本気で目指している。

そのために同社が掲げるのが、「スポーツに生きる人たちがチャレンジし続けられる未来を創る」というミッション。そして「今」に集中して挑戦することが人生を豊かにするというビジョンのもと、日々活動を続けている。

KoKoKaRaの行動指針「5つの問い」

KoKoKaRaが日々の活動の中で大切にしているのが、次の5つの問いだ。

  • すべてに感謝してるか?
  • それってかっこ悪くないか?
  • その言葉、思いやりあるか?
  • いつでもご機嫌か?
  • 常に挑戦してるか?

この指針が、同社の姿勢と文化を明確に形づくっており、スポーツの世界だけでなく、社会に生きるすべての人々の行動哲学としても響くものがある。

主力事業1:アスリート就職支援

KoKoKaRaは、競技生活で培ったアスリートのスキルや強みを社会で活かせるよう、企業とのマッチング支援を提供している。単なる転職支援ではなく、「人生に挑戦し続ける」ことを重視し、競技と仕事の両立、引退後の未来設計まで包括的にサポートしている。

主力事業2:アスリートの夢を共に叶える「伴走支援」

アスリートが抱える目標や挑戦を、パートナーとして共に進める「アスリートサポート事業」。たとえば海外挑戦、イベント開催、講演活動など、多様な「やってみたい」を実現に導くことで、競技外での成長や社会発信にもつなげている。

主力事業3:3×3プロチーム「YACHIYO FLAGs」の運営

KoKoKaRaの象徴とも言えるのが、八千代市初の3×3プロチーム「YACHIYO FLAGs」の運営。3×3(スリー・エックス・スリー)は東京五輪で正式種目となって以降、若者を中心に注目を集める新世代スポーツであり、その成長市場において地域密着型チームのロールモデルを築いている。

YACHIYO FLAGsは、「地域に愛され、勝ち続けるチーム」を掲げ、スポーツイベントや学校訪問など地域活動も積極的に展開。地元の子どもたちに夢と目標を届ける存在となっている。

主力事業4:アスリート向けメディアの運営

InstagramやNoteなどのSNSを活用し、アスリートの声をダイレクトに発信する情報発信メディアも展開。引退後のキャリアやセカンドライフの事例を紹介し、アスリートが将来を具体的に描けるきっかけ作りを行っている。

これらのメディアは、支援を受けたアスリートが後進のロールモデルとなる好循環を生み、スポーツの可能性と多様な生き方を社会に示す場ともなっている。

YACHIYO FLAGsとともに、八千代から全国・世界へ

同社が運営するYACHIYO FLAGsは、GL3x3リーグにも参加し、2025年以降の本格始動を見据えて強化中。CBDブランド「Medi Naturals」との提携など、リカバリー面での最新テクノロジー導入も進めており、ハード・ソフト両面から選手を支えるチーム体制を整えている。

また、将来的には日本代表選手の輩出や国際大会出場も見据え、グローバルな舞台での活躍を目指している。

KoKoKaRaが描くこれからの未来

「スポーツを通じた社会貢献」という理念を実現するために、KoKoKaRaは単なる勝利やパフォーマンスではなく、アスリートの“生き方”に焦点を当てている。その姿勢は、スポーツ界全体の在り方にも一石を投じていると言えるだろう。

今後は、3×3に限らず多競技への展開、教育機関との連携、さらには地域起業家支援など、さらなる社会的価値創出へ向けて歩みを加速させる見込みだ。

まとめ:「ここから」始まる未来に向けて

株式会社KoKoKaRaは、アスリートが競技を通じて「今」を生き抜き、そして競技後も挑戦し続けられる社会の構築を目指している。「まだまだここから」「ここからいこう」というシンプルで力強い言葉を胸に、彼らの挑戦はこれからも続いていく。

スポーツが持つ可能性と価値を信じ、地域と社会に根差した活動を展開するKoKoKaRa。八千代から日本全国へ、そして世界へ。その取り組みに今後も注目が集まる。

3×3プロチーム「Bay Majesty」がCBDボディケア導入!横浜発チームが世界基準のリカバリーで新時代へ

CBDとバスケットボールが融合する新時代──Bay Majestyが採用する「Medi Naturals」とは

2025年夏、国内の3×3プロバスケットボール界において、画期的なパートナーシップが誕生した。CBD(カンナビジオール)を主成分とするウェルネスブランド「Medi Naturals(メディナチュラルズ)」が、3×3プロチーム「Bay Majesty(ベイマジェスティ)」およびBリーグの横浜ビー・コルセアーズなど複数の競技団体と連携し、アスリートのリカバリーサポートに本格参入したのだ。

CBDは、近年世界のスポーツ業界で注目を集める植物由来の成分。抗炎症やリラックス効果が期待されており、運動後の疲労回復や精神的コンディションの維持を支える存在として、NBAやNFLなどでも導入が進む。日本でも2024年12月の関連法改正を機に、信頼性の高いCBD製品の普及が進みつつある。

プロチームの実戦導入──Bay Majestyと横浜BCのケース

今回の導入で注目を集めるのが、3×3リーグ「3XS(トライクロス)」に参入したBay Majestyの動きだ。5on5と並行して3×3のトップカテゴリーに進出する同クラブは、選手の酷使が激しいシーズンを乗り切るため、CBDを活用したコンディショニング強化を選択した。

また、B1リーグ所属の横浜ビー・コルセアーズや、大学バスケット界で長年トップを維持する大東文化大学でも「Medi Naturals」の製品が採用されており、信頼性の高さと競技レベルに関係なく活用できる柔軟性が証明されている。

リカバリーの“標準装備”へ──Medi Naturalsのブランド哲学

「Medi Naturals」は、米国デラウェア州に拠点を持ち、CBD業界の先駆者ミシェル・サイズが設立した新ブランド。従来の「HempMeds」ブランドの流れを汲みながら、より高濃度・高品質な製品を提供することに注力している。

特徴はその品質管理と法令遵守体制にある。世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の基準をクリアした製品開発を行い、競技アスリートでも安心して利用可能。天然成分をベースとしたオールナチュラル設計と、アメリカ国内の先端ラボでの研究開発に基づいた配合設計で、国内外のプロ選手から高い評価を得ている。

製品ラインナップ──アスリートを支えるCBDの力

中でも注目されるのが「Recovery Relief Roll-on」。1,500mgのCBDに加え、メントールやアルニカ、生薬エキスを配合したロールオン型のマッサージクリームで、首・肩・腰・膝などの広範囲を手軽にケアできる仕様となっている。速乾性のあるテクスチャーは、外出先や試合会場などでの使用にも適しており、多忙なアスリートにとって利便性の高い設計だ。

これら製品は、教育機関やスポーツ団体でも導入が進んでおり、競技レベルを問わずあらゆるアスリートの健康管理に貢献している。

CBDを通じたまちづくりとスポーツ振興──広がる社会的役割

Medi Naturalsは、CBD製品の提供にとどまらず、地域に根ざしたスポーツ振興やウェルネス支援にも力を入れている。Bay Majestyが本拠とする横浜市では、アンダーカテゴリーの選手育成を含めた地域活性プロジェクトが進行中。CBDを通じて「競技力の向上」と「街の健康づくり」を両立させるモデルケースとしても注目されている。

また、今後はBリーグをはじめとしたプロスポーツ団体との協業を深め、トップリーグでの展開も視野に入れているという。アスリートを起点としたヘルスケアモデルの創造が、日本のスポーツ界に新たな価値をもたらす可能性がある。

安心と成果を両立させる「選択肢」としてのCBD

かつては誤解の多かったCBDだが、科学的な裏付けと国際的な基準に基づいた製品開発が進んだことで、現在ではアスリートにとって「信頼できるリカバリー手段」のひとつに位置づけられるようになっている。

特に、バスケットボールのように瞬発力・持久力・精神集中を必要とする競技において、心身のバランスを整えるCBDの活用は非常に合理的だ。Bay Majestyや横浜BCといったクラブの導入事例が、その効果と信頼性を物語っている。

まとめ:スポーツ×ウェルネスの未来──Medi Naturalsの挑戦

CBDとスポーツが交差する時代──その最前線に立つのが「Medi Naturals」だ。Bay Majesty、横浜ビー・コルセアーズ、大東文化大学といった実績をもとに、日本国内での普及が急速に進む中、同ブランドは単なる製品提供を超えた「スポーツと地域の未来づくり」に貢献しようとしている。

今後はより多くのプロチームや教育機関への展開が期待され、スポーツとウェルネスをつなぐプラットフォームとして、Medi Naturalsはその存在感を一層高めていくだろう。

アスリートの真のパフォーマンスは、体の内外から整える時代へ──。その一歩を、日本のバスケットボールが踏み出した。

スラムボールとは?トランポリン×バスケの衝撃競技SlamBallのルール・歴史・2023年再始動まで徹底解説

ゴールデンリーグ3×3は、「スポーツ × エンタメ」の融合を掲げる新感覚リーグです。
今回は、そのスタイルに通じる他の革新的なリーグもあわせてご紹介します。

SlamBallとは?バスケ×トランポリン×コンタクトの新競技

SlamBall(スラムボール)は、バスケットボールをベースにしながら、トランポリン・アメリカンフットボール・ホッケー・体操などの要素を融合したハイブリッド型のスポーツです。
コートには計8面のトランポリンが設置され、選手たちは空中を舞うようにプレー。コンタクトOKのルールにより、ド派手なダンクと激しいぶつかり合いが魅力の一つです。

誕生のきっかけ:映像プロデューサーのアイデアから生まれた

スラムボールは1999年、映画・テレビ業界で働いていたメイソン・ゴードン氏のアイデアから生まれました。
「ゲームのような新スポーツを現実世界で実現したい」という発想から始まり、6カ月後にはロサンゼルスの倉庫にプロトタイプのコートが完成。NBAやストリートバスケ経験者を中心にトライアウトを行い、最初のチーム「ロサンゼルス・ランブル」「シカゴ・モブ」が編成されました。

初期のテレビ放映とブーム

2002年、全米放送のSpike TVで初のレギュラーシーズンがスタート。当初は6チームで構成され、解説には元NBAスターのレジー・セウスが参加。大迫力の空中戦と格闘技のようなフィジカルプレーが話題を呼びました。
その後もアトランタ、ロサンゼルス、ユニバーサル・スタジオ、さらには中国・杭州や北京でも大会が開かれ、国際展開も見られるようになりました。

SlamBall独自ルールの数々

SlamBallのルールは従来のバスケと大きく異なり、以下のような特徴があります。

  • 試合は4クォーター制(各5分)で構成
  • プレイヤー数は1チーム4人(計8〜10人ロスター)
  • 得点は2点(通常シュート)、3点(ダンク)、4点(アーク外シュート)
  • シュートは空中でのアクロバティックなプレーが評価されやすい
  • トランポリンでの2回ジャンプは反則
  • フェイスオフ(1on1)によるファウル処理:観客の注目を集める演出要素
  • ディフェンスは接触プレー(チェック・押し出し)が認められる

SlamBall最大の魅力は「空中の攻防」と「合法的なコンタクトプレー」。スピード感と迫力は従来のバスケを超えるダイナミズムを持っています。

3つのポジションと戦略

SlamBallには以下の3ポジションがあり、チームは状況に応じて編成を変えられます。

  • ハンドラー(Handler):司令塔としてゲームを組み立てる。バスケでいうPGに相当。
  • ガンナー(Gunner):主に得点を狙う選手。空中での身体能力が問われる。
  • ストッパー(Stopper):ゴールを守るディフェンスの要。トランポリンでのブロックや接触プレーが中心。

ファウルルールと「フェイスオフ」

ファウルの処理もSlamBall独自です。プレイヤーが3つのパーソナルファウルを犯すと退場となり、悪質な行為にはテクニカルファウルや失格も適用されます。
ファウルが起きた際は、被ファウル選手と犯した選手が1対1の“フェイスオフ”を行い、攻防を通じて得点とボール保持の行方が決定します。この演出は観客にとっても大きな見どころです。

中国での展開(2012〜2016)と国際化の兆し

2012年からは中国市場に進出し、「MSAA(Multinational SlamBall Athletic Association)」が結成されました。杭州、北京、武漢などで開催され、中国チームも登場。
当時のシリーズでは「モブ」や「スラッシャーズ」などの米国チームが優勝するも、中国選手も確実に力をつけていきました。

2023年の復活:ラスベガスからのリブート

長らく休止していたSlamBallは、2023年にラスベガスで復活。シリーズAとして1100万ドルの資金調達に成功し、ESPNとの独占契約も締結されました。
新リーグでは「スラッシャーズ」「モブ」「ランブル」など旧チームに加え、「ラヴァ」「グリフォン」「バズソー」「オゾン」などの新チームが加わり、合計8チームで6週間のリーグ戦+プレーオフが行われました。

2023シーズン主要成績とMVP

  • 優勝:モブ(無敗でシーズン制覇)
  • MVP・最優秀ディフェンダー:ゲージ・スミス(モブ)
  • 得点王:タイ・マギー(ラース)43得点で記録更新
  • スラム&ジャム優勝:ブライアン・ベル・アンダーソン(オゾン)

コート・設備・ユニフォーム

SlamBallコートには、1辺2.1m×4.3mのトランポリンが各ゴール下に4面ずつ敷かれ、着地の衝撃を吸収するパネルと8フィートの透明壁(ホッケーリンクのような構造)で囲まれています。
選手はひざ・ひじ用のプロテクターを着用し、2023年以降は“スクラムキャップ型ヘルメット”が必須になりました。

ポップカルチャーでのSlamBall

SlamBallは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』で名前が登場したほか、ドラマ『One Tree Hill』ではストーリーに組み込まれるなど、フィクションの中でも人気のある“未来型スポーツ”として知られています。

まとめ:SlamBallが描く未来のスポーツ像

トランポリンとバスケを融合し、フィジカル・エンタメ・アクロバティックな要素を取り入れたSlamBallは、スポーツ界に新たな潮流を生み出しました。
観客を魅了するスピード感、接触プレーの迫力、空中戦の芸術性──SlamBallは「バスケの未来形」とも言える存在です。2023年以降の再始動と世界展開により、今後さらに注目されることは間違いありません。

BIG3とは?アイス・キューブ主宰3×3バスケリーグの魅力と2025年の都市別チーム化を徹底解説

ゴールデンリーグ3×3は、「スポーツ × エンタメ」の融合を掲げる新感覚リーグです。
今回は、そのスタイルに通じる他の革新的なリーグもあわせてご紹介します。

BIG3とは?アイス・キューブが創設した新感覚3×3バスケリーグ

BIG3は、ヒップホップ界のレジェンドであるアイス・キューブとプロデューサーのジェフ・クワティネッツによって2017年に創設された、3人制プロバスケットボールリーグです。NBAで活躍した元選手を中心に構成され、従来の3×3とは一線を画すルールと演出が特徴です。
本記事では、このBIG3リーグの成り立ちやルール、注目のトピック、そして2025年に行われた都市拠点化など、最新動向まで網羅的に解説します。

リーグの誕生と発展:エンタメと競技の融合

2017年1月、ニューヨークで記者会見が開かれ、BIG3リーグの立ち上げが発表されました。初代コミッショナーには元NBA選手のロジャー・メイソンJr.が就任し、同年6月にはブルックリンのバークレイズ・センターで初の試合が開催。
開幕年には全8チームによる8週間のレギュラーシーズンとプレーオフが行われ、最終的に“Trilogy”が初代王者となりました。

BIG3独自のルール:Fireball3という進化形

BIG3は、FIBAの3×3とは異なる「Fireball3」というルールを採用。主な特徴は以下の通りです。

  • NBAと同じサイズのボール(「Fireball」)を使用
  • 4ポイントシュートゾーンの採用(30フィート地点)
  • 試合は50点先取・2点差がつくまで続く
  • 試合開始は「4ポイントシュート対決」で決定
  • 「Bring the Fire」チャレンジ制度:ファウル判定を1on1で争う
  • 14秒ショットクロック(FIBA 3×3は12秒)
  • ハンドチェックOK、インスタントリプレイ導入可

このように、BIG3は戦略性とエンターテインメント性を両立させる独自路線を追求しています。

リーグを彩るスターたちと話題性

BIG3の魅力のひとつは、過去にNBAを沸かせたスター選手たちの再登場。レジェンドのジュリアス・アービング(Dr.J)がヘッドコーチを務めるチームや、チャールズ・オークリー、リック・バリー、リサ・レスリーといった名前が各チームに名を連ねています。
2023年には、現役NBA選手のジェイレン・ブラウンがオールスターゲームに出場し、BIG3初の“現役NBA選手出場”として注目を集めました。

2025年の大改革:都市拠点型モデルへの移行

これまでのBIG3は、いわば「ツアー型リーグ」であり、試合は週替わりで全米各地を転戦する形式でした。しかし2024年5月、アイス・キューブは「BIG3を地域密着型に移行する」と発表。
2025年からはチームがそれぞれの都市に本拠を置く“地域フランチャイズ制”へと完全移行。これはファンベースの確立とスポンサー誘致を狙った新戦略です。

2025年デビューの都市別チーム一覧

2025年シーズンから登場した都市拠点チームは以下の通りです(投資額は1チームあたり約1000万ドル)。

  • ロサンゼルス:LA Riot(ニック・ヤング)
  • マイアミ:Miami 305(マイケル・クーパー)
  • ヒューストン:Houston Rig Hands(カルビン・マーフィー)
  • デトロイト:Detroit Amps(ジョージ・ガービン)

今後もニューヨークやアトランタなどへの拡張が見込まれており、BIG3の“市民権”獲得は加速しています。

メディア・放送体制の進化:CBS・YouTube・X配信も

初年度はFOX Sportsが録画中継を中心に放映。2019年からはCBSが中継権を取得し、試合は全米で生放送されるようになりました。
さらに2022年にはDAZN、2023年にはYouTube公式「BIG3tv」、2024年にはSNS「X(旧Twitter)」でのライブ配信も実施。2025年にはVICE TVとも提携し、放映の多角化が進行しています。

BIG3と社会貢献:「Young3」などの育成プログラム

BIG3はただの娯楽リーグではなく、社会貢献にも注力。Adidasと提携して展開する「Young3」は、全米の少年少女たちに向けたバスケ普及プログラムで、毎年複数都市で開催されています。
また、プレー年齢制限を22歳以上に引き下げたことで、若手選手への門戸も広がりつつあります。

まとめ:BIG3がもたらす3×3バスケの新たな未来

FIBA公認の3×3とは違い、エンタメと競技を融合した「Fireball3」で観客を魅了するBIG3。2025年からの地域密着型移行は、3×3リーグの新しい形を提示する試金石となるでしょう。
アイス・キューブの言葉を借りれば「BIG3は自分の人生の中で最も誇れる成果のひとつ」。その熱意と革新性が、バスケットボール界に新たな息吹を与えています。

【GL3x3】ゴールデンリーグについて

基本ルール

GLは、従来の3×3バスケットボール(FIBAルール)をベースにしながら、
スキル・戦略・演出・観客参加の要素を融合した全く新しいエンタメ型3×3となります。

オリジナルルール

オリジナルルールとして下記の3つが加わります。
また、ルールはSNSから募り、視聴者参加型として進化していきます。

  • 3ステージ
  • スペシャルカード
  • プレジデント

3ステージ:アンロック・ティップオフ


1on1→2on2→3on3と人数が増えていく(アンロック)構成となっています。

フェーズ1:1on1ステージ(Skill Duel)

ゲームスタートは1on1から開始。
各チームの代表選手が1on1で競い、個人技とインパクトを披露する魅せ場。

フェーズ2:2on2ステージ(Combination)

1on1の勝者+1名を加えた2on2フェーズに移行。
チーム内の連携とコンビネーションが求められる。
戦略と化学反応を見せる中盤戦。

フェーズ3:3on3ステージ(Final Battle)

最終ステージは本格的な3on3バスケットボールに突入。
10分間、または先に21点を獲得したチームが勝利。
全体の勝敗はこのフェーズで決まる。

スペシャルカード:運命を変える一手


試合中、各チームは状況に応じてスペシャルカードを使用可能。
これにより、競技の緊張感にドラマと運と戦略が交差します。

  • エース: 指定した1名のプレイヤーの得点が3倍
  • ダブルアドバンテージ: チーム全体の得点が2倍
  • 3on2アドバンテージ: 相手チームが1人少ない状態でプレイ
  • ノードリブル: 相手チームはドリブルが禁止
  • ノーパス: 相手チームはパスが禁止
  • ノーインサイドシュート: 相手チームはインサイドシュートが禁止
  • プレジデントFT: チーム代表がサイコロを振り、出た目の数だけフリースロー
  • ジョーカー: 相手のカードをランダムで奪取し、即時使用可能

GLは、「競技 × 運 × 演出 × 物語」を重ね合わせることで、
勝敗を超えたスポーツ×エンタメの新ジャンル=バトルショーとしての価値を提供します。
このルール案は「大会ごとのアレンジ」や「スポンサータイアップ」にも展開可能です。

プレジデント:勝敗を握る指令官


各チームには「プレジデント」と呼ばれる代表者が1名就任します。

プレジデントは、チームの方針や戦略を決める存在であると同時に、
そのチームの物語をつくる演出者でもあります。

選手の編成方針や戦術、作戦タイム中のコメント、試合以外の発信や演出など、
すべてがプレジデントの発信力に影響されます。
SNSでの発言、チーム紹介動画、試合前の煽りコメントまで、
その人物の個性を反映した演出として観客を惹きつけます。

任命されるのは、元アスリート、クリエイター、芸人、YouTuber、TikTokerなど多様な分野の表現者。
それぞれの背景を活かし、選手とともにチームの魅力をかたちづくっていきます。

GLにおけるプレジデントは、単なるチーム責任者ではなく、
競技と演出の両軸を担う中心的存在として位置づけられます。

スポーツとエンタメの融合が生む“心を動かす体験”──GLが描く新たなバスケの未来

GLが創るのは、ただの試合ではなく“物語が生まれる瞬間”


ゴールデンリーグ(GL)は、単なるバスケットボールリーグではありません。3×3というスピード感あふれる競技形式に、エンターテインメント性とSNS時代の参加体験を融合させた、これまでにない“新しいスポーツの形”です。

私たちが目指すのは、スコアを競うだけの消費型スポーツではなく、誰もが心を動かされ、誰もが物語の登場人物になれる「熱狂の共創空間」です。

“観る”から“関わる”へ──GLは観戦スタイルを進化させる

スポーツ観戦のあり方は、今や大きな転換期を迎えています。かつてはテレビの前で静かに観るものだったものが、今ではスマートフォンを片手にSNSでリアルタイムに反応し、拡散し、コメントし合う双方向の体験へと進化しました。

GLは、まさにこの変化にフィットしたリーグです。試合そのものが「SNSに投稿したくなる」「誰かに見せたくなる」構成でつくられており、応援の形も拍手や歓声から、いいね、リポスト、短尺動画の切り抜きへと移行しています。

Z世代の「推し活」に刺さるスポーツリーグとは


Z世代にとって、応援は“感情の投資”であり、“共有できる物語”です。GLでは、選手の個性、プレジデントの演出力、試合前後のコメントや裏側までもが推し活の対象になります。

「この選手、かっこいい」「このチームの世界観が好き」「プレジデントの投稿が毎回面白い」──GLでは、ファンが感情移入する接点を数多く用意し、応援の起点をプレー以外にも広げています。

ファンはチームの勝利だけでなく、推しの成長やストーリーに心を動かされ、それをSNSで共有しながら“共に歩む”体験をしていきます。

スポーツとエンタメの両軸で、人の心を動かす

GLが最も大切にしているのは、「スポーツの力で感情を動かすこと」と「エンターテインメントの力で記憶に残すこと」の両立です。

プレーの凄さに感嘆し、演出にワクワクし、チームのドラマに泣き、SNSでその瞬間を共有する──GLでは、そんな複層的な体験が自然に巻き起こります。

スポーツを通じて誰かの人生に影響を与えること。エンタメとして“また観たい”と思わせる記憶を残すこと。GLはその両方を同時に実現する、まったく新しいスポーツIPを目指しています。

GLが提供するのは「体験するエンタメ」


従来のスポーツでは、選手と観客は明確に分かれていました。しかしGLでは、観客もまた物語の一部であり、リアルタイムでの投票やSNS拡散が試合に影響を与える“参加者”となります。

また、プレジデントの言葉やSNS投稿、試合中の演出や音楽、映像演出までがすべて設計されており、ファンはまるで舞台や映画を体験するようにスポーツを味わうことができます。

GLは、“観ているだけのエンタメ”ではなく、“一緒につくるエンタメ”なのです。

記憶に残る、もう一歩先のスポーツ体験へ

GLでは、試合終了のホイッスルがすべての終わりではありません。SNSでの余韻、舞台裏の映像、プレイヤーのストーリーポスト、そしてファン同士の交流が続いていきます。

リアルイベントとデジタル空間がつながり、1試合が“1つのエピソード”として積み上がっていくことで、ファンとの長期的な関係性が育っていきます。

それはスポーツであり、同時にドラマであり、ファンダム(推し活文化)そのもの。GLは、そんな“拡張された体験”を提供するリーグです。

GLが目指すのは、人生を変えるスポーツ

GLは、単に試合を見せるだけのスポーツリーグではありません。そこには、物語があります。表現があります。共感があります。そして、拡散と参加によって育てていく“共創の文化”があります。

スポーツとエンタメの融合が生み出す、新しい形の興奮と感動を、ぜひ体験してください。

あなたが観たその試合が、誰かの心を動かすきっかけになるかもしれません。そして、あなた自身もまた、このGLという舞台の“主役”になれるはずです。

新しい時代のスポーツエンターテインメントへ。GLは、ここから始まります。